新型コロナ【子どもの急性脳症】ロシアンルーレットかよ ※日記です

 衝撃的なニュースが。

 インフルをほぼ撲滅できるほど感染症対策が実施されている日本で、こういった例が出てくるというのはとても悲しい事態だと思います。

 これまでもcovid-19に限らずウイルス感染による脳症というのは普通に起こりうることで、「コロナだからと特段大騒ぎするのはおかしい」という意見を多く見かけますが、covid-19とインフルエンザ、covid-19と従来の風邪、それぞれどういった違いがあるのか未だに理解できていない人が多いようにも見受けられます。

 covid-19は曝露量が少なければ風邪以下で過ぎていきますが、運悪く曝露量が多かったり、曝露時に免疫力が落ちていると、けっこうひどい目に合うことが多々あります。少量喰らう程度ならインフルエンザのほうが断然強毒ですが、曝露量が多いとインフルどころではない事態に陥ります。それに、インフルエンザには特効薬があります。また、従来の風邪コロナウイルスとの違いは、「侵入速度と増殖速度」で、血流に大量に乗ってしまったり、曝露量が多かったりして免疫が追いつかなければ重症化まっしぐら。特効薬は今のところ存在しません。
 これらを無視して「ただの風邪」という人たちはとても視野が狭いのではと思っています。

 かく言う私もほぼ「ただの風邪」と認識していますが、家族や眼の前の相手の曝露量を減らす努力はコロナ禍初期から今もずっと続けています。


 前回記事でも紹介しましたが、covid-19感染で幼い娘さんが脳症を発症してしまった方のツイートを改めて紹介します。

 日本で非常に少ない発症数や死亡者数などを挙げて、単純に「ただの風邪」と主張する専門家の方々はこういったケースをどのように考えているのか謎です。「風邪だって脳症なるよね」「インフルだって脳症なるよね」という意見は、間違いなくそうなのですが、【発症した人はなぜそうなったのか】というところまで根拠付きで言及してほしいと思っています。
 それができないのであれば、結局は「運が悪かったよね」と言っているのと同じで、何の専門性も感じられません。何のための専門家なのか。

 「ただの風邪だから怖がらなくていいよ」ではなく、「○○しないように気をつけたらただの風邪みたいなもんだよ」など、せめて「運」以外の要素を明示してほしいのです。


 レアケースとは言え、当事者からしたら「なぜこうなった」であり、ウイルスをばらまいた相手を許せないでしょう。かと言って、このように風邪のように簡単に無症状者からも伝播するウイルスは、実際誰がばらまいたかもわかりません。到達した先の免疫弱者や大量曝露してしまった人がハズレを引くというロシアンルーレット。
 「ただの風邪」論を主張する専門家の方々は、「ただの風邪」にできる方法を明確に述べるべきだと思います。それができないのであれば、専門家でも何でもありません。ただの「ヒトデナシ」です。


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