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新型コロナ【空間飛沫量のハナシ】(他所様の)曝露量を下げるために

_人人人人人人_
> 口語復活 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄

ふと思い立ち、今回記事から敬体(口語調)に戻そうかなと思いまして。(いや、別に熱烈な読者が居るわけではないので、どうでも良いことなんだけど)
 そもそも常体の文章は私的には無理があったなと。ただでさえド素人なのに、「偉そうに何言っちゃってんの?」感が強くなるじゃない。(まぁいいか)
 いや、たぶんこれは敬体でもない。ただの感想文(駄文)ですかね。

【オミクロン株の話】

 オミクロン株の受容体が変わったかも知れないという研究が出てきたけど、ACE2を受容体とするSARS系風邪コロナからDPP4を受容体とするMERS系風邪コロナにシフトしたのかな。そもそも従来型の風邪コロナウイルスもACE2かDPP4が受容体なので、これまでに似たウイルス食らってる人も多そう。

 弱毒化が囁かれていたオミクロン株も、マウスでの弱毒化実証がされたようでプレプレ論文ぷれぷれwも出てきた。でも、同時に強力な伝播性も実証されたようなので、伝播媒体となりうる健康な人が「免疫弱者を守る行動」はまだまだ続ける必要がありそうですね。

 そして、受容体DPP4と結合してバリアしてくれる成分もMERS時代頃から研究論文が多数あるので、今後ますます「ただの風邪」に近づいていくことを祈りたいところ。

 オミクロン株の結合先は下気道で少なく、上気道に多いそうなので、大きな飛沫のみならず全体の空間飛沫量も少ない日本では、何らかガード(マスク等)さえしておけば、誰かに移しちゃうことも、大量曝露することもないかな~。(the楽観論)


【空間飛沫量の話(本題)】 

 私のFBフレンズならFB内検索で「空間飛沫量」を検索すると、昨年の私の投稿にいくつかたどり着くと思う。読んで字のごとく、「空間に漂う飛沫(エアロゾル含む)の量」を指していて、「空間飛沫量の少なさ」は、日本における重症者・死者の少なさのファクターXのひとつだと思っております。

 「空間飛沫量」って言葉、コロナ禍ではもっと使われていてもいいと思うんだけど、twiで検索しても数件しか出てこないので、一般的な用語ではないんだろうなぁ。

 covid-19は、曝露量が少ない分には、ほとんどの日本人にとって「ただの風邪」で過ぎていくとは言え、(個人差はあるけど)曝露量が一定量を超えると免疫が追いつかずに一気に増殖して、インフル以上の症状どころか下手したら健康体でも死を招く厄介な感染症だと認識している。
 これまでの記事でも散々書いてきたけど、感染症で起こる症状というのは「曝露量vs免疫力」次第であり、(エアロゾル含めて)飛沫感染が主な感染経路のcovid-19では、曝露量、、、言うなれば「空間飛沫量」が全てを握っているってことですよね。

 さてここで、「空間飛沫量」について少し掘り下げてみます。
 空間に出る飛沫の要因は以下。

【空間飛沫量増大の要因】 ※多い順に
・くしゃみ、咳など
・大声、破裂音など(歌や会話)
・激しい呼吸(ぜぇぜぇ感)

-出典は妄想-

 て、たった3つや。しかも全部鼻口から。これ、超簡単に減らせるのでは?(そう、マスク着用です)
 ※「トイレの水を蓋開けて流す」って放出ケースもあるけど、ここでは割愛

 そして、大昔の研究により、日本人はじめ東アジア人は、欧米人に比べて「唾液量が少ない」ことがわかっています。日本の人でフランスパンを飲み物無しで食べられる人ってあまり居ませんよね?彼ら欧米人は唾液量が多いためか、飲み物ナシでバクバク食えますからw
 なお、高齢になるほど舌の粘膜上皮が薄くなり、唾液量も格段に減ってきます。東アジア人の口臭が世界ワーストレベルなのは、「唾液量の少なさ」が要因と思ってます。その分感染症は伝播しにくいんですけど。

 飛沫と言えば次に過るのが「言語特性」です。日本語って口開けずに平坦なトーンで話すことができますよね。しかも破裂音少なめ。特に発声の勢いや「両唇破裂音(bやp)」が少ないというのが、飛沫感染を主とする感染症にはとても有効。
 腹話術とか見ると、日本語の発声が如何に飛沫を飛ばさずに済んでいるのかよーくわかります。
(勢いある方言の使い手は、流行期だけでいいのでちょっと声のトーン落としましょ)


 かくして、他国に比べて「空間飛沫量」が圧倒的に少ない日本では、たとえ感染したとしても「曝露量がとても少ない」ケースが多いというのが大きな特徴と思います。
 「感染したけど、ただの風邪以下だった!」という人は、空間飛沫量を下げることができていた周りの人たちに感謝しましょう♪

 曝露量が少なければ自前の自然免疫でなんとかなってしまうのがcovid-19なわけで、「感染しないように」気をつけるよりも「曝露量下げとこか」という感覚を持つほうが色々と良いのでは。どちらかと言えば他所様を守る気持ちが重要。
 そう、(他所様の)曝露量を1/100にする感覚で。 

 ちなみに舌の粘膜上皮も受容体発現量はかなり多く、症状は出にくいけれど他人に感染させてしまうウイルス量に至ることもあるので、症状なくても他所様への気遣いを忘れずに!


 さ、ここまで読むと、これまで恐れて警戒しすぎていた人も、ただの風邪と舐め腐っていた人も、なんとなく優しい気持ちになれるんじゃないかと思いますが(自意識過剰なう)、さらに続きます。


【エアロゾル感染の話】

 空間に含まれる飛沫というのは大小様々あるわけだけども、中でも「エアロゾル」と言われる小さな飛沫がけっこう厄介なんですよね。
 エアロゾルに含まれるウイルス量は極わずかでも、「深呼吸」や「長居による蓄積」で大量に吸い込んでしまったら、弱毒化したと言われているオミクロン株でもやばいことになります。
(新型コロナが従来風邪コロナと決定的に違うのは「免疫暴走を起こしやすい」というところだと思っています)

 特に気をつけないといけないのが「不織布マスクのスキマ」です。不織布が推奨されるようになって、多くの不織布マスカーが街を歩いていますが、ちゃんと着けられている人はほぼ居ないのでは?(ぴっちり着けていたら、歩くだけでも速攻で酸欠なるよね)
 ま、街を歩いている分には何でも良いのだけど、注意すべきは部屋の中。

 私は屋外ではノーマスク(他所様との距離はとります)、屋内ではマスク着用派(ちなみに私は不織布フィルター入り布マスカー)なので、「外で一生懸命不織布マスクしてるのに、何故かお店で席についた途端に外して話し出す人」の考えが全く理解できません。
 でも、防御面で言うと、「不織布マスクのルーズフィットならノーマスクのほうがマシ」というケースもあったりして。

 なんと言っても、不織布マスク(ルーズフィット)の「スキマから入ってくる率」は半端ないので。
 不織布ルーズフィット状態で深呼吸すると、そのスキマを抜ける速い侵入速度のまま、一気に肺に到達するんですよね。(だって空気だよ?目の前に壁、横にスキマあったらスキマ通るやん。)
 エアロゾル環境では、ちゃんとスキマ無く着けられないなら布マスクの方がよほど有能ですよ!(エアロゾル環境では本来なら不織布マスクをぴっちり着けるのが最も有効)

 昨年、何人かの知人が「不織布マスク着けてたのに感染した」と言って死にそうになっていたけど、まぁ一般人で不織布マスクをきちんと着けられている人ってほとんど居ないので、スキマから直接肺に大量曝露したんちゃうかなと。(医療従事者ですら小鼻横スカスカの人居ますよね)

 不織布マスクはフィルター性能がとても高いので、本来なら呼吸が苦しいものなんですよ。それをずっと着けたまま普通に生活できているということは、間違いなくスキマから空気吸ってるので、特に閉鎖空間では注意が必要かと思います。

 

【まとめ】

 ということで、空間飛沫量を下げるためには、「換気」が超重要なことと、三密のうち「密閉」が特にアカンことを認識し、あと、マスクは適材適所、臨機応変に。
 

 曝露量さえ少なければ、covid-19はただの風邪になる。そのためにはまず自分から意識して空間飛沫量を下げよう。

健康な生活を送り、 
大量曝露に注意し、
 他所様に気を遣う。

 慣れればなんてことない。弱毒化に向かっているようなので、健康体としては何よりも「他所様を守る」という感覚を持って行動したいですね。


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