見出し画像

新型コロナ【ワクチン後遺症】弱めの自己免疫疾患?

 最近ではcovid-19ワクチン接種率がかなり上がってきており、親族友人知人もかなりの人数が接種済みとなった。
 先日会った慎重派(高齢)な人も、これまでに周囲の反応をしっかり検証し、「まぁ打っておくか」という判断に至ったようで、集団接種枠終了直前に予約するつもりとのこと。(将来のADE等の可能性については私と同じく無視することにしたのだろうか)
 どちらにせよ、打つ打たないは個人の判断で自由であり、covid-19に対する考え方だけでなく、ワクチンまでも差別や分断の対象になるのは避けたいところ。

 そんな中、ワクチン副反応?と思える症状がずっと続いている人もちらほら出始めていて、「ワクチン後遺症」という言葉が現実味を帯びた感もある。

 これまでに身近なところで聞いた接種後症状は下記のとおり。(ワクチンとの因果関係は不明です)

・ なんとなく倦怠感
・ 忘れっぽくなった
・ 頭皮の痒み
・ 皮膚の痒み
・ 抜け毛、 円形脱毛症
・ むくみが増した
・ 動悸

 かく言う私も、実は2回目接種の翌日には頭皮湿疹を経験し、数日後から「むくみ発生率が増した?」ような気がしているが、私の場合は完全に運動不足と気のせいだと思っている。(そもそも毎日飲みすぎや)
 (※しかしこのあと、8ヶ月ほど、とある症状に悩まされることに)

◆ 大量の抜け毛

 以前、こんな記事があった。

 私はゴシップ誌が嫌いで全く信頼していないが、偏らない情報を入手したいタイプでもあるので、興味のあった記事は常に頭の片隅に残すようにしている。
 そして、これがワクチン副反応だったとしたらちょっとこわい。

 記事内ではこうも書かれている。

「ワクチン接種後のキラーT細胞を含むリンパ球の暴走によって自己免疫疾患が起きる可能性を指摘した論文もあります」

 私の以前の記事でも何度か書いているが、covid-19の本質は、急激に悪化する肺炎だけでなく、免疫攻撃に因る血栓症と自己免疫疾患誘発だと思っている。このワクチンも(スパイク蛋白を生成して)免疫攻撃をさせるものなので、免疫状態によっては何らかの症状が出るのは当然。しかもこれまでのワクチンと違い、体内で確実に免疫の攻撃対象スパイク蛋白質を生成する。場合によっては免疫暴走サイトカインストームもありうるのでは。だからこそ血管に移行する量を極力抑える必要があり、太い静脈が無く、太目の毛細血管も少ない三角筋への筋注なのだということを理解している。
 ワクチンや生成されたスパイク蛋白をなるべく血流に乗せず、付近の筋肉細胞で免疫攻撃を受けるのがベターなのかなと。ワクチンそのものや生成されたスパイク蛋白が血流に乗ると、血管内や到達した先で免疫攻撃を食らうことになるのだから。
 だからと言って、このmRNAワクチンが危険だとはあまり考えておらず、「ウイルス食らうよりマシ」と考えてワクチン接種に至った。(ワクチンは増殖しないし)

 ここで、せっかくなので、上記記事の猛烈な抜け毛を体験した当人のブログも紹介しておこう。※勝手にリンクすみません。

 ものすごく前向きな方で、1回目の接種後に極度の脱毛症状があった(2021-07-26記事参照)にも関わらず、「ハゲたのに抗体は未完成のまま2回目摂取しないで終わるのはいやや。それだとただただハゲただけになる。」と、果敢に2回目も接種するという、とても勇気ある行動。私だったら躊躇してしまうかも。
 生き方に正解なんて無い。前向きに生きるって素晴らしい! と、そう改めて思わせてくれる素敵な方だと思った。

◆ ワクチン副反応の男女差

 mRNAワクチンで免疫反応以外の副反応が起こる理由は、免疫がスパイク蛋白を攻撃する際に起こるプチ免疫暴走だと思っているのだが、副反応の症状が免疫由来のものなのか、攻撃によりできた血栓由来のものなのか、イマイチ読み取れない。どちらにせよ、「ワクチンそのものや生成されたスパイク蛋白を血流に乗せないこと」がとても大切なのだろう。

 若い男性に心筋炎発症率が高いのは筋肉発達により筋肉細胞量や毛細血管が多く存在するからだと思っているし、女性に(モデルナアームも含め)接種部位の腫れや熱や倦怠感などの副反応が強く出るのは、三角筋付近の少ない筋肉細胞で一気に免疫が活動するからだと思っている。(性別や年齢や体格差で量を調整したほうがよいのでは?)
 漠然とした素人イメージでしか無いが、そういうことなのだろうと言うことにしている。(男女差については、エストラジオールという女性ホルモンの関与も指摘されている)
 とにかく、(若い人は特に)ワクチン接種後1週間ほどは激しい運動は止めておいた方が良さそうだ(無酸素状態を作る運動や長風呂、過度な飲酒もアカン)。あと、もし子供にもワクチン接種を考えているのであれば、年齢別用量が確定してからのほうが良いかも。特にモデルナはmRNA量が多いので、今後の用量変更に注目したいところ。

 なお、一般的に三角筋付近には太い静脈は無いが、稀に比較的浅い位置に静脈があったり、太めの毛細血管やリンパ管が接種部位付近を通っている場合、筋注であっても思いのほかワクチンやスパイク蛋白が血流に乗って分散してしまう可能性も否定できない。となると、やはり性別や年齢や体格差で量を調整したほうがよいのでは?と言う気持ちになる。

◆ プチ自己免疫疾患?

 タイトルに「ワクチン後遺症」と書いたが、厳密に言えば「ワクチン副反応の後遺症」であり、これは免疫が生成されたスパイク蛋白を攻撃する際に起こる免疫反応や、小規模に生じた免疫暴走サイトカインストームに因って発生した血栓症と自己免疫疾患がmRNAやスパイク蛋白が消滅した後も続くという状態ではないだろうか。
 血栓症はワクチンやスパイク蛋白が大量に血流に乗ったら起こりうるのは当然として、さらに自己免疫疾患を疑うのは、その副反応の一部がまさに自己免疫疾患で起こりうる症状だからだ。これはウイルス曝露で重い症状が残ってしまった人にも同じように後遺症として出ていて、血栓に因る後遺症と自己免疫疾患に因る後遺症は切り分けて考える必要があるように思う。

 以下、少々脱線する。

 私は7年ほど前に「原因不明の皮膚病(某医師談)」を自力で治したことがある。当初、皮膚科を何軒か回ったり薬を変えてもらったりするも症状は日に日に悪化していくばかり。「原因不明の皮膚病ですね」のみならず「まずこの薬で様子を見ましょう」「薬を変えてみましょう」「たぶん1年以上かかりますよぐへへへへ」と、医師もわからない様子。酷い医者では白癬菌の検査もせずに「水虫ですね」と水虫薬を処方されたことも。(そのあと最悪の症状に)

 それまでは医療に関して「餅は餅屋」という考えの私だったが、これを期に近所の皮膚科系クリニックへの信頼が薄れてしまった。でもこのままでは非常にまずいと感じていた。なぜなら若くして他界した親もこの皮膚症状が出ていたからだ。

 私はもともと検索魔だったこともあり、画像と症状から「掌蹠膿疱症しょうせきのうほうしょう」という病名にたどり着いた。そして割と早い段階で「自己免疫疾患」という言葉にもたどり着いた。ちょうど「酪酸と制御性T細胞」にまつわる論文もその当時すでに査読論文として出ていて、「これは治せるぞ」と、かなりの確信を持って自己治療に挑んだものだ。(※素人判断での診断や治療はオススメしません)

 まず腸内細菌叢を確実に整え、その上で皮膚や粘膜の修復に必要な成分を摂っていく。腸内細菌叢が悪玉菌優勢だとその成分は悪玉菌の餌となり悪循環となるから摂取量にも気をつけないといけない。(※本来は食から摂れる分で十分)

 かくして、数ヶ月に渡り悪化の一途だった症状も1週間ほどで改善の兆候が見られ、1ヶ月ほど経つ頃には症状は一切無くなっていた。

 と、若干マイネタに話が飛んでしまったが、ワクチン接種後に起こっているいくつかの症状は「自己免疫疾患」も多く含まれるのではないかと思っている。血栓は体中あちこちに飛んでしまう前に解消していく必要があるし、自己免疫疾患であれば長引く可能性も高いので、尚のこと早く解消していきたいところ。

◆ 腸内細菌叢のハナシ

 半年ほど前に出ていた、covid-19と腸内細菌叢の関連性を研究した論文を紹介してみる。

 注目すべきは「重症ケースでは酪酸産生菌が枯渇していた」という点だ。重症者がもともと酪酸産生菌を持っていなかったのか、それとも感染により枯渇したのかはこの研究では明らかにされていないが、この研究結果は「酪酸産生菌の枯渇とcovid-19重症化の密接な関係」を示唆していると言える。(あくまで可能性どまりだが)
 以前「ファクターX」の記事でも書いたが、実は東アジア人の多くは酪酸菌優勢の腸内細菌叢を持つ人が多く、日本人はじめ東アジア人の重症化しにくさは、その腸内細菌叢のおかげもあるかも知れない。(最近は食の西洋化やジャンクフード増で変わっていそうだけど)

 なお、昨年6~7月に重度後遺症の方々に摂ってもらった成分も、「コロナ後遺症の半分は自己免疫疾患では」という憶測の元、彼らの担当医師の了承を得て処方していただき、結果、数ヶ月続いた重度の後遺症が4~5週間ほどで(自己免疫疾患様の症状が)完治に至っている。(ウイルスや免疫攻撃で直接壊された臓器は別)

 ワクチンの長く続く副反応も自己免疫疾患由来ならば、同じく腸内細菌叢の改善と適切な成分によって症状も改善するのではないだろうか。(素人の妄想です)
※ 医師法と薬機法には気を遣っているので、不特定多数の方に「○○が効く」と伝えることはしません。

◆ まとめ

 とりあえず接種後1週間ほどは、ワクチンや生成されたスパイク蛋白を大量に血流に乗せないよう(無酸素状態を作る激しい運動や筋トレ、長風呂、過度な飲酒もアカン)にしよう。


以下おすすめ記事




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?