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新型コロナ【空間飛沫量を意識せよ(下げろ)】←号令かけて

 コロナ禍が始まってからもう1年以上経つのに、相変わらず対策が周知されていないと言うか、間違えている人が多いというか。

 感染症の拡大を防ぐため、ワクチン手配以外にエビデンスなしで政府や行政ができることなんてたかが知れている。せいぜい「人の動きを止めるお願い&補償」して「注意喚起のアナウンス」をするくらいだ。

 問題はそこじゃなくて、なるべく多くの国民がこの感染症をもっと理解することが重要で、メディアが未だに「コロナから身を守る」を中心に煽っている時点でダメダメだと思う。

◆ 日本語の飛沫特性

 日本人には色々とファクターX的な要素があって、covid-19においては他の国よりも有利なのは間違いないと思っている。

 中でも、欧米人に比べて唾液量が比較的少ない日本人が発する、「破裂音の少ない日本語の言語特性」というのは「空間へ排出する飛沫量」が他言語に比べてかなり抑えられているはずで、エアロゾル感染が猛威を振るうこの感染症においては、マスク文化と併せて最も優位性があるエーックスなのだと思っている。

 欧米でも国によって大きく感染者数に違いが出ているが、地図上で感染者数の分布を眺めてみると、国策だけではなく言語の違いが感染者数に関与しているのではないかとも思えてくる。(思い込みが激しい)
 そして、どこがどうとは言わないけれど、「民度」もかなり関与していそう。

 この話をしだすと「◯◯弁ってもしかして?」と批判的に考える人も出てくると思うのであまり言いたくは無いのだけれど、実際に言語によって飛ぶ飛沫の量も距離も大きな差があるというのは間違いない事実で、日本語の方言によっても少なからず違いがあるのだろう。

 日本ではとても多くの人がマスクをしていて、他人への気遣いができる人も多く、会話時のマスクはかなり浸透している。しかも元々小声でボソボソ喋る人が多い。コレは大きなアドバンテージだと思う。
 でもなぜか食事になると外して会話してしまう人が多いのも事実。この辺は今後も課題なのだろう。

◆ エアロゾル感染によるクラスター

 クラスター発生の原因はほぼエアロゾル感染だろう。特に換気不足のトイレ、換気不足のエレベーターなどの狭い空間では、その数分前に居た人のくしゃみや会話などで空気中にエアロゾルが漂い、後から来た人の深呼吸などで大量曝露なんてことも多々あると思われる。
 私の高齢親族には「公共トイレの個室は、ドア2回くらい開閉してから入って」と伝えている。あと「エレベーターなど閉鎖空間ではおとなし目に鼻呼吸ね」と。

 ウイルス入りのエアロゾルがどこに滞留しているかなんて目に見えないからわからないけれど、「空間飛沫量を抑えよう」という意識を多くの人は未だに持っていないようなので、各個人が大量曝露しないように気をつけるのが得策。
 喰らう量を1/100にしよう。(環境差や個人差が大きいので1/100はイメージです)

◆ 号令「空間飛沫量を意識せよ(下げろ)」

 コロナは無いとか怖すぎるとか、そういった極端な議論は強い意見の方々におまかせするとして、「何故日本はこれだけユルい対策で感染爆発が抑えられているのかという点(ファクターX)」について、もっと研究を進めるべきかと思う。「空間飛沫量が少ないことで各感染者の曝露量が少なく済んでいる」というのはかなり濃厚なラインだと思っているので。

 とにかく、「空間に漂う飛沫量を減らす」たったこれだけで、喰らう側はかなり曝露量を下げることができるはずだ。喰らう量が少なければ免疫優位となり、重症化どころか発症にすら至らないかもよ?
 要はウイルスを出す方の問題で、言うなれば「出すなよ」ってこと。(柔らかく言うなら「抑えろ」)

 「コロナから身を守る」と1年以上に渡り嫌というほど耳にしてきたが、「恐怖を煽ることでは全ての人の行動を規制することはできない」というのが現実であり、一部の方にはむしろ逆効果であるとも言える。
 憲法で自由の保障された日本ではこの感染症に特化した法律なしに国民の行動を抑えるのには限界があり、一部の無対策者が出歩いてワイワイして撒き散らしてしまう以上、どこかで感染が広がってしまう。

 目の前の相手に飛沫を飛ばさないのはもはや常識として、「空間飛沫量を意識せよ(下げろ)」という単純且つ強いメッセージが必要だと思う。これは「自分のためでなく、他人のため」の行動だ。

 なんだか濃そうな閉鎖空間は避ける。屋内に大きな飛沫を出さない、残さない。至ってシンプルだ。

 マスクしろとか、出歩くなとか、大声出すなとか、静かにしろとか、集まるなとか、移動するなとか、、色々と面倒そうなお願いをするよりも、単純に「準目的」を号令かけるほうがいい。そして、その手段は各自で考えてもらう。

 未だに色々と研究段階な現状では、政府や行政が何をやっても「エビデンスがー」と言う輩は現れる。どうせ文句言われるなら、お願いではなく命令などしてしまうのはどうだろう。(独裁者ガー言われるやつ)
 漠然としたイメージだけでもいい。多くの人が「他人を守る」意識を持ってくれたら良い。一致団結できるとしたらこれしかない。

 誰か声の大きなに大号令かけてもらいたいなぁ。
 「空間飛沫量を意識せよ(下げろ)」と。


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