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社会人3年目以内に奨学金を全額繰り上げ返済する話 【完結】

ついに約400万円の奨学金を完済した。

目標の社会人3年目以内を達成!!!

これまでの経緯
①社会人3年目以内に奨学金を全額繰り上げ返済する話
②社会人3年目以内に奨学金を全額繰り上げ返済する話
③社会人3年目以内に奨学金を全額繰り上げ返済する話
④社会人3年目以内に奨学金を全額繰り上げ返済する話
⑤社会人3年目以内に奨学金を全額繰り上げ返済する話


2年目終了時点での残高:54万円

3年目になり、
3月 約11万(7回分)繰り上げ返済申し込み
   →4月に引き落としされて残高約42万円

4月 旅行などの出費があり繰り上げせず

5月 約10万返済(6回分)繰り上げ返済申し込み
            →6月に引き落としされて残高約31万円

6月 ボーナスが入ったため全額繰り上げ返済へ!!
   →7月27日に引き落としされて完済

〈奨学金を借りて〉

奨学金を借りたこの経験で、教育を受けられるのは当たり前ではないと実感でき、私立大学に行かせてくれた親には感謝の気持ちでいっぱいである。

親に繰り上げ返済の話をするたびに、「援助するよ」と言われる。「自分の学費なんだから自分で払わないとスッキリしない」と話すと「親として学費くらい払わせて」と言われる。
親は親で子にこのような思いは本当はさせたくないのだろう。

奨学金を借りずに私立に通っている家庭はいったい何なのだろうという疑問は消えない。劣等感とも言えるだろうか。

実は奨学金を借りている、という人はたくさんいるのかもしれないが、みんなあまりオープンに話さない印象がある。(特に私の周りは。)なので似たような境遇の人が少ないと感じる。心細さといいますか。

私は将来、自分の子供には勉強では不自由させたくないし、私のように奨学金返済という借金を背負わずに過ごしてほしいと願っている。そんな未来が訪れるのかは不明だが。(そのためには国にどうにかしてほしいがこの国にいる限りそんな願いはかなわないのではとも思っている。)


〈感謝〉

経済的に困ることなく大学に4年間通うことができた。
親の経済的負担を多少軽くすることができた。

〈憎み〉

奨学金に対しては様々な意見があるのはわかるが、少なくとも多額の借金を学生~社会人に抱えさせていると思う。
将来を考える上で精神的に苦しめてくる。
仕事が首になったら地獄だし、仕事を辞められない。
お金がなくて学びたい気持ちがある人が学べない社会、お金があれば意欲がなくても大学に通えてしまう社会、もっと良くなることを願う。


では貯金を手放してまで奨学金完済する必要があったのか?

→はい、必要でした。

実際に返済完了してみて、、、
・精神的な解放感が半端ない。
・やっとまわりと同じ土俵に立てた感。
→奨学金を借りてない人たちは私が返済していた分を、自分の趣味・娯楽・将来にまわしているだろう。もうそのような人に対して劣等感を抱くことはなくなった。
・貯金や投資にお金を回せるようになった。
→将来借金することがないように投資にでも挑戦してみようかな。
→憧れの海外に挑戦しようかな。

→いいえ、不要でしょう。

繰り上げ返済をした分、手持ちのお金はたまらないという問題はある。しかし、月々の返済額を守れば罪に問われることもないし、繰り上げていた分は貯金に回せるし、趣味にも費やすことができただろう。特に第1種の人は利子もかからないし急ぐ必要は一切ない。


まとめ

一番言いたいのは借金がなくなって幸せです!!
そして、社会人3年以内で約400万円の奨学金を返すことは可能です!!

ただ、学生に何か伝えるとしたら、奨学金額を見直すなり、他の奨学金機構を調べてみたり、返済に有利な条件はないのか調べたりしてみるといいのでは、ということ。
家庭の経済状況を把握していない、大学に行けるのは当たり前、親に言われるがまま奨学金を申し込んだ、という方は特に!

そして、奨学金という大きな借金がなくなっても、節約性の私はこの先もせっかちに生きていきます。例えば水道光熱費をケチったり、お弁当毎日持参したり、極力ペットボトル飲料は買わなかったり、格安航空券を安い日に買ったり、、、(笑)

奨学金繰り上げ返済に対する賛否両論があることは理解の上、一人の、とある社会人の気持ちを、経験を書いてみました。

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