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青年海外協力隊の面接【質問実例】

■初めに

私は2回協力隊にエントリーし、1回目は書類落ち。
2回目はコミュニティ開発でザンビア案件に合格しました。ちなみに受験した時点での経歴はこちら。

・22歳
・農業高校卒
・専門学校卒
・羽田空港グランドスタッフ2年目

JICA海外協力隊(旧:青年海外協力隊)の面接は、人物面接と技術面接の2種類の面接を1日の中で行います。
この記事では私の経験した面接の質問を中心にご紹介します。

■もくじ
・当日の流れ
・人物面接
・技術面接
・さいごに

【当日の流れ】

私は市ヶ谷が試験会場で、当日は1室30~40名ほどで集められまず胸につける名札を自分で記入します。次にスケジュールが書かれたグループ表が配布されます。
グループごとに人物面接が先か技術面接が先か決定しランチの時間も決まっていました。
さすが協力隊応募者ということもあり、皆さん空き時間には積極的にコミュニケーションをとっていた印象でした。
面接のあとはかなり長いフリーの時間があり、私も近くの方々とずっとお話していました。
面接時間になると数人で呼び出され、移動となります。(ドキドキ)

【人物面接】

面接官2(男女)対1で約20分間の個人面接です。
私がされた質問は次の通り。

・名前と受験番号
・志望動機
・学歴について
・短所はどこだと思うか
・自分のどこが変人だと思うか
・そこは短所だと思うか
・計画性がないととらえられることもあると思うが?
・仕事での失敗
・人と仕事をする際の自分の立ち位置とその理由
・人とのコミュニケーションで意識していること
※エントリーシートからの質問
・今まで参加したボランティアについて
・将来は国際協力の道に進むとあるが具体的なイメージは?
・ボランティアとはなにか答えはでたか


圧迫面接の噂を聞きビビッていましたが、終始穏やかな面接でした。
1つだけ圧迫系の質問はありましたが、多分その対応を見られているのだと思うので意識したうえで臨むといいかも知れません。

総合して、人物面接は特に準備していくようなものではなく自然体の自分でお話出来れば問題ないと思います!
※志望動機だけは準備!

【技術面接】


こちらはうろ覚えですが、面接官4(男3女1)対1の個人面接。時間は15分程度だったと思います。

私が聞かれた内容はこちら。

・なぜコミュニティ開発なのか
・観光は学んだのか(観光案件だった為)
・なぜ農業高校に進んだのか
・希望案件/国以外では派遣を望まないか

の4つです。
人物面接と違い、質問数が少ないのが特徴です。
質問数が少ない分、深堀の質問をされるというわけではありませんでした。
が、面接官の表情から自分の回答に納得されていない様子を察してもっと話すという感じでした。


そして第一希望の国(ボリビア)について教えてくださったり、
私の経歴を見て「アフリカの農業案件なんて合ってそうだよね、アフリカは素晴らしい地域だけどどうかな?」などとアドバイスして下さいました。
「どこへでも行ってみたいです!」と回答した私は結果、当初の希望とは別のザンビアの農業案件に合格。(本当にどこへでも行きたかった笑)

面接官の方々は近寄りがたい物知りのおじさまという印象でしたが、実際親身にこちらの言葉を聞いてくださいます。
安心して思いの丈をぶつけて大丈夫です!


【さいごに】

よく「協力隊の面接は相性を見ている」と言いますが、その言葉は本当だと面接を通して感じました。2年間異国の地に1人で行くのですから、背伸びして本当の自分じゃない姿を見せて合格しても後からきついかも知れません。なので自分の為にも素直に正直に!


今回は面接の質問をご紹介しましたが、青年海外協力隊面接のポイントをこちらの記事にまとめていますので読んでいただければ嬉しいです。

今はコロナで派遣と選考は中止となっていますが、早く世界が元の状態に戻り協力隊も再開されることを願っています。

最後までお読みいただきありがとうございました!


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