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果糖ブドウ糖液糖を摂ってはいけない理由

果糖ブドウ糖液糖って聞いたことありますか?
正式名称は「高フクルクトース・コーンシロップ」といいます。

最近の食品や清涼飲料水の中には必ずと言っていいほど
入っているこちらの甘味料。

実はめちゃくちゃやばくて
糖尿病発症のリスクUP、
糖尿病の人には血糖爆上がりの甘味料です。

入っている果糖の量により呼ばれる名前が違い、
果糖含有率50%以下:ブドウ糖果糖液糖
果糖含有率50%以上:果糖ブドウ糖液糖
上記+10%以上の砂糖を入れたもの:砂糖混合異性化液糖
果糖90%以上:高果糖液糖

他にもHFCSやコーンシロップとも呼ばれます。

そんな病気の元となるような
果糖ブドウ糖液糖がなぜたくさん使われているのか?

それは、工業的に安定して生産でき、安いから!
しかも砂糖の1.3倍程度の甘みがあるので少量で甘さがつきます。
甘みが砂糖より口の中に残りにくく、
低温で甘みを感じやすい性質を持っているため
清涼飲料水やゼリーなど
冷たいものによく使われています。

企業にとっては
安くて使用量も少なくていい、とメリットしかありませんが
人間の体にとっては毒でしかありません。

なぜ果糖ブドウ糖液糖が体に悪いのか
1つずつみていきましょう。

果糖ブドウ糖液糖を摂ってはいけない理由①

原材料はほとんどが遺伝子組み換えのとうもろこし。

遺伝子組み換えが悪いとは聞くけど
何が悪いんでしょう?
そもそも遺伝子組み換えってなんなんでしょう?

遺伝子組み換えとは簡単に説明すると
植物、動物、人などの生物が持っている遺伝子の一部を
人工的に別の生物の遺伝子と置き換えることです。

とうもろこしだったら、害虫に強い成分をもったバクテリアの遺伝子を
とうもろこしの遺伝子の中に組み込みます。
こうすることで害虫に強いとうもろこしを作ることができ、
生産率もUPします。
この遺伝子組み換え食品を摂取することで
免疫疾患、不妊などが起こると言われています。

また、作物を育てる時にラウンドアップのような枯葉剤を撒くために
アレルギーなどの自己免疫疾患、ガン、白血病、出生異常など
多くの健康被害が発生しています。

ラウンドアップは海外では使用禁止の国もたくさんありますが、
日本は残留農薬の基準値を大幅に緩め使用しても問題ないとしていて、
今でもホームセンターや薬局でラウンドアップなどの除草剤が
簡単に手に入ってしまいますね・・・。

話が逸れてしまいましたが、遺伝子を組み替えることで虫にも農薬にも
強い野菜を育てることができますが、
その野菜たちを長期摂取することで
何かしらの健康被害が発生してしまいます。

果糖ブドウ糖液糖を摂ってはいけない理由②

砂糖以上に肥満や内臓脂肪の原因となる

こちらを説明する前にまず糖類の種類を説明します。
糖類は単糖類、二糖類、多糖類に分類することができます。

単糖類とは、糖類の中でももっとも小さい単位のことを言います。
グルコース(ブドウ糖)、フルクトース(果糖)、ガラクトースなどがあります。
単糖類は単位が一番小さく体の中に入っても分解する必要もないので
すぐに吸収されます。
低血糖の時にブドウ糖を舐めるのは吸収が早いからです。

二糖類とは単糖類が2つくっついたもののことを言います。
ショ糖、乳頭(ラクトース)、麦芽糖(マルトース)などがあります。
砂糖はショ糖なので二糖類に分類されます。

多糖類というのは単糖類がたくさん集まって集合しているもののことを言います。
でんぷん、セルホース、グリコーゲンなどがあります。

本題です。

砂糖はショ糖なので、体の中に入るとブドウ糖と果糖に分解される工程が
必要なため血糖値が上がるまでに少し時間がかかります。

一方果糖ブドウ糖液糖は単糖類の「果糖」と「ブドウ糖」が混ざっている糖です。
単糖類×単糖類だから二糖類?と思うかもしれませんがそうではありません。

果糖ブドウ糖液糖はブドウ糖を含んでいるため
あっという間に血糖値を上昇させます。
食べ物を摂取すると食後30分くらいから血糖の上昇が始まりますが、
果糖ブドウ糖液糖が含まれた飲み物を飲むと10分もしないうちに
ドーン!と血糖値が上昇し、1時間後には下がります。
これは血糖スパイクなので血管を傷つけてしまいます。

しかも血糖値の急激な上昇だけでなく果糖はエネルギーとして使われないため
吸収されるとすぐに中性脂肪になります。
中性脂肪が増加することでインスリン抵抗性(インスリンがうまく働けないこと)がおき糖尿病発症のリスクとなります。

血糖値の急上昇、急下降が起きるために、
さらに食べ物を欲し食べ過ぎることも。。
食事をいくら気をつけていても添加されている糖分のチョイスが悪いと
糖尿病を悪化させてしまいます。

また、すでに糖尿病の方は、中性脂肪が増加することで
薬もインスリンも効かなくなってしまうので
果糖ブドウ糖液糖を摂取することはリスクでしかありません。


果糖ブドウ糖液糖を摂ってはいけない理由③

1日約350mlを1−2回摂取することで糖尿病発症のリスク26%UP

アメリカの心臓病学会誌に掲載されている論文によると
1日350ml以上の摂取により体重増加、肥満に繋がりやすく
1日約350mlを1−2回摂取することで飲まない人と比べて

・糖尿病発症のリスク26%UP
・心血管疾患発症リスク35%UP
・脳卒中発症リスク16%UP

させることがわかっています。

他にも、体のタンパク質と余った糖分が結合することを「糖化」といいますが
果糖ブドウ糖液糖は口の中に残りにくいため大量摂取しやすい糖分です。
そのため、体の中で余りやすく、余った糖はタンパク質と結合し
「糖化」を起こし体を劣化させます。

どんなものに入っているの?

ジュース類
調味料


お菓子やゼリー、アイス

ペットボトルのジュースや炭酸飲料、栄養補給のゼリーや
よくスーパーなどで見かけるカップゼリー、
ラクトアイスや氷菓などのアイスにも入っていることが多いです。
また、液体の調味料にも入っています。

このように日常的に使ったり食べたりするものにかなり含まれていて、
入っていないものを探す方が大変です。

WHO「1日の砂糖摂取量は25gまで」

WHOは
「1日あたり5%未満または約25グラム(小さじ6杯)にさらに減らすと、
健康上の利点が得られる」
としています。

ですが、砂糖の添加された炭酸ジュースなどは1缶(350ml)で約40g
ペットボトル飲料にいたっては
炭酸飲料は40−65g
スポーツドリンクは20−34g
還元濃縮の果汁100%ジュース50−60g
 
とジュース1本で2日分以上の砂糖の摂取になってしまうことも。

砂糖は取ったら取った分だけ、、
それ以上に、次から次へと欲するようになり負のループへ陥ります。

果糖ブドウ糖液糖の問題点は上記の3点がありますが、
知らず知らずのうちに摂り過ぎてしまっている
ということも問題です。

「摂らない」選択をするのがが一番いいですが飽食の現代では難しいです。
水分補給時にはジュースを選ばない 
毎日摂取しないなど
自分でルールを決めてほしいと思います。


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