全生徒に告ぐ

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何もしなくても
ものを作れていた環境って
いま思えば
すごくありがたかった

常に何かに追われながら
見えない不安と戦いながら
そこに意味を見出そうとして
ただただ必死だったけれど

ちゃんと
自分の意思を形にしていた
それだけで
わたしにとっては
とても意味のあることだった

作らなきゃ前に進めない
そんな場所から
何も生み出さなくても
勝手に時間が流れる世界に移ったとき
目の前が真っ暗になった気がした

無心で手を動かすことって
自分を支えることだった

いま何かを始めようとしても
足がすくんで
一歩も動けない
ちがう
動き出そうとしない
そうゆうフットワークと
もろもろぜんぶ
あの青春に
置いてきてしまった?

いまを歩むわたしは
そんなの認めたくない

やってきたことが形に残ってる
それがどれだけ大きいことか
振り返ったとき
どうしようもない追い風になってくれる
生きてたことを実感させてくれる
だから大丈夫

これからも進めること
過去の自分が
痛いほど教えてくれる

懸命に頑張っても
結果に繋がらなかったら意味がないって
それもあるかもしれないね

だけど抗いたい

動けば変わる未来があるって
あと
必要なのは
覚悟だけ

戦え わたし
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