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音楽スタートアップによる2019年音楽的振り返り

※YouTubeのリンク貼りすぎて記事が重いかも(´・ω・`)ゴメンネ

2020年あけましておめでとうございます🍊!新年早々、東京事変が再生を発表してびっくりしております。2012年の武道館なつかしいですね。

気づけばリリース時のnoteから筆をとっておらず、ひさびさにnoteを書いてます。そしてお正月気分でお酒を煽りながら書いていたら、計2万字近くになってしまったので分割し、こちらの記事では2019年にフォーカスを当てて書いていきます。

(追記)2本目として↓に2020年の注目と業界動向を書きました。

前回の記事は退職エントリとリリースエントリ。(半年以上も前…)

上記の記事にもありますが、普段はSpectraという音楽×ITのスタートアップの代表をしていまして、音楽業界におけるデジタルインフラ構築を目指して、日々頑張っています。

今は、アーティストとファン双方の機会損失を防ぐために、Freax - チケット見逃し防止アプリ というiOSアプリを提供しています。音楽好きでライブによく行く方は使ってみてくださいね!

さて、2010年代最後だった2019年も終わり(エモいですね)、2020年代の始まりということで、会社のメンバーと締め会のときに「どんな音楽聞いてたっけ」「今年一番良かったライブは何〜?」「来年これ流行りそうだよね」みたいな話をしていたのを、僕の一言などを交えてゆるーくまとめてみたいと思います。

※洋楽まで入れると書ききれないので邦楽Onlyです&井戸端会議の書き起こしなのでクオリティはご容赦ください🙇‍♀️

そして2019年は割と会社のことでバタバタしててライブに全然行けなかったので、2020年はたくさんライブに行きたく、おすすめのアーティストやこのライブ見に行けや来てくれなどもぜひ教えてください!

今年よく聞いていたアーティスト

※全部は書ききれなかったので抜粋して書いていきます&順不同です。

(追記)ちょうど30アーティストでした!

美波

2019/1/29『カワキヲアメク』でビクター系列のflying DOGからメジャーデビュー。この曲はアニメ「ドメスティックな彼女」のOPにもなっていました。ツイキャスやライブシーンなどで、メジャーデビュー前から有名でメジャーデビュー前のワンマンライブも追加公演をしたほど。

Voの美波の語りかけるような声で、ティーンや20歳前後に感じるような行き場の気持ちや焦燥感などをリアルを歌い上げています。

メンバーからは「歌声とエモい曲調が魅力的」「感情むき出しな感じが好き」と言われて弊社内では結構な人気となっています。

パソコン音楽クラブ

1980~1990年代のシンセサイザーや音源モジュールを使って楽曲制作する2人組DTMユニット。2019年は2枚目のアルバムである『Night Flow』がリリースされたり、ポケモンのEDである『ポケモンしりとり』を歌ったりと多角的に活躍していました。

「使っている機材やクリエイティブの方向性含めてコンセプトがレトロなのにモダンであり、Vaporwave を完全に昇華させたかのようなパラレルワールド感がある」というコメントが社内から。 (ちなみにVaporwaveは奥が深く調べてみると面白いです。そして昨今のトレンド的に気づかぬうちにも触れているはず。)

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HPも↑みたいな感じで、我々インターネッツおじさんの心をくすぐるようなデザインです。反転とかキリ番カウンターとかBBSありそうじゃん?

白神真志朗

コンポーザー、ベーシスト、アレンジャーとしてもだけでなく、アートワークなど美術的な活動もするなどマルチなシンガー。

熱心(で古め)なニコ厨なら自然の敵P(じん)の楽曲(ex.『夜咄ディセイブ』)や和楽器バンドが今のメンバーになる前にベースを弾いてた人っていうとすごさがわかるかしら。

とにかく自分で何でもできる方とあって、各パートの作り込みからメロディラインの選定やアートワークなど一切妥協のないクオリティが特徴的です。柔らかくて包み込むような声も素敵。

King Gnu

超有名曲の『白日』を貼っておきます。2/22にリリースされ、11月末にはストリーミングで1億再生を突破というメガヒット曲。YouTubeでも1億再生突破。

メンバーからは「捨て曲が全くなく、本当に魅力的なアーティスト」「ミレパ含めて今年は流行ったなーという印象」といった感想が出ていました。

会社のメンバーで合宿がてら行ったROCK IN JAPANでも圧倒的な集客力を誇ってました。

ストレートな歌詞にKey/Voの井口さんの透き通るようなハイトーンとGt/Voの常田さんのセクシーな低音のマッチ具合が素敵ですよね。演奏も少しフュージョンなどの要素を取り入れてて、リズム隊もめちゃくちゃレベルが高くて、ライブも安定感がすごく1エンターテイメントとして心から楽しむことができるのも良いです。紅白にも初選出され1月にもニューアルバムもリリースが控えており、常田さんのmillenium paradeも含めて、今年も目が離せないアーティストですね。

THE FOREVER YOUNG

福岡県久留米市出身の3人組。HAWAIIAN6などを排出してきたSTEP UP RECORDSに所属するとにかくアツいパンクバンド。人間味にあふれていて、忘れかけていた青春を取り戻させてくれるというか、背中を押してくれたり元気をくれたりするというか。

大学進学で上京してきて、ウチでインターンをしてくれているメンバーも「元気勇気欲しい時に聴く、上京してきてなにかと勇気もらいたいことが多かった」と言っていました。

年末に自主企画フェスを終え、2020年の全国ツアー「ビューティフルユースツアー2020」の開催も発表し、ノリにノッているので今年も楽しみです。

FINLANDS

THE VITRIOLだった塩入さん(Vo,Gt)/コシミズさん(Ba)によって結成され、2019/4にコシミズさんが脱退し、塩入さんのソロ体制へ。現在はサポートメンバーを入れながら活動をしています。

「春でも夏でも秋でも、"FINLANDS"の名を彷彿とさせるような真冬の衣装を身に纏っており、コンセプト・雰囲気が素晴らしい」と社内でも出ていました。マジで真夏でも厚手のコートを着ていますw

Voの塩入さんのハスキーな声が叙情的で力強さと繊細さを兼ね備えており、とにかく印象に残る残る。ブレスの音や、裏返り気味に掠れてスクラッチのように聞こえる高めの音など、ユニーク性が高く、そこに等身大で少しシニカルな女性を彷彿とさせる歌詞がマッチして引き込まれます。

Official髭男dism

『Pretender』で今年のストリーミングランキングを総ナメにし、2019年の顔と言ったら思い浮かべる髭男ことOfficial髭男dism

清竜人とかもそうですが、最初に名前を聞いたときにはどんなゴツい人たちなんだろうと思うアーティスト名ながら、めちゃくちゃ柔らかくて包み込むような優しさをもつピアノポップバンドです。

「すべての曲が耳に残るといっても過言ではないアーティスト」とメンバーから出たとおり、リリース楽曲に対しタイアップ(ex.『Pretender』『 宿命』『ビンテージ』『115万キロのフィルム』)も多く、多数の楽曲がファンから愛されているように感じます。Billboardによると、ストリーミングのTop10チャートに5曲入っている状態が12週も続いているそう。ストリーミングの特性はあれど凄い…

BASI

大阪発バンド形態のHIP-HOPグループ韻シストのMCでもあるBASI。おかっぱ頭でちょっとイカつめな見た目とは裏腹、心を温めてくれるようなリリックには安定感があります。

2019年は久々にアルバム(『切愛』)をリリースし、唾奇SIRUP鎮座DOPENESSなどを迎え、コラボレーションによる引き出しの幅も圧巻。冬に聞くと沁みます。

ニガミ17才

2019年は「HEY! HEY! HEY! NEO!」「Love Music」「ZIP!」と複数のメディアにとりあげられ、注目のアーティストとなったニガミ17才。サムネの平沢あくび氏はかわいいですが、Voは男性ですし、全然17歳のアーティストではないです。悪しからず。

Voの岩下さんの強烈なヴィジュアルと裏腹、ファンクやダンスミュージックなど、ベースがグルーブを引っ張る楽曲性に、シンセを重ねた音楽が中心で、ニュージャンル感満載です。

MVも目にこびりつくような映像が多くて、すべて変態的(褒め言葉)なアーティストです。

LiSA

アニソンタイアップが多いLiSA。今年はみんな大好き『鬼滅の刃』の主題歌の『紅蓮華』を歌ってましたね。今まで出てそうですが、地味に2019年が紅白初選出。

ポップでキュートな感じのチューンが多くガールズロックの真骨頂というイメージですが、『紅蓮華』といったようなしっとりとしたロックバラードも歌い上げる歌姫。社内でも「パンク感・疾走感が良い」とか、「歌がとにかくうまい」とかいった声が上がっていました。

バンドセットで見ると普段と違う迫力を味わえてなお良いです。バンドメンバーのリズム隊は元ART-SCHOOLのお二人というのも素晴らしい。

LiSAといえば、2020年は『Angel Beats!』から10年だそうで。時が経つのは早いなあ…そりゃ自分も歳とるわ…

『紅蓮華』は一発撮りの動画もめちゃくちゃ良かった。

ぷにぷに電機

インターネットを中心に活動するシンガー/音楽プロデューサー。楽曲ごとにいろいろなアーティストとコラボしながら、ジャンルレスな製作をしているのが象徴的です。

ミドルテンポでメロウな感じのオケをベースとして優しく包み込むような声の相性の良さが最高。作業中や夜の散歩や深夜に家でゆったりなど、リラックスしたいときに聞くと沁みます。

シティポップ,Lo-fi HIP-HOPの文脈もあり、2020年は緩やかに流行っていくのではないかなーと思っています。

Killrina

邪悪of邪悪なDubstepならこの人が至高。

頭の中を空っぽにして爆音で聞いたら、深刻だと思っていた悩みも朝に歯磨き粉を口の周りにつけて外に出ちゃったくらいの些細なものに思えてきます。

ワブルベースに超攻撃的サウンド。銀魂の神楽の声をサンプリングしたRemixなどジャパニーズ遊び心も満載。

昨年は『Prophecy』をリリースしたので、ヘビロテしていました。

YouTubeはあんまり上がってないのでサウクラを貼っておきます。

フィロソフィーのダンス

「フィロのス」という略称(絶妙な略し方w)をもつ、4人組アイドルユニット。レトロクラシカルなダンサブルな楽曲が多く、そこに今っぽいシティポップとユニット名のフィロソフィー、即ち哲学的な歌詞を組み合わせた、耳障りの良いサウンドが特徴です。

名だたるレコード会社(EMI/ユニバーサル→SME)でA&R(=新人発掘・育成)を努めた加茂 啓太郎氏がプロデュースを務めており、楽曲・売り方などにクオリティの高さが垣間見えています。※加茂氏はART-SCHOOL,NUMBER GIRL,相対性理論,Base Ball Bear,氣志團などを発掘した方です。(このあたりの記事を読むと面白いです)

ネクライトーキー

今年ソニーからメジャーデビュー予定のネクライトーキー。初見だと、どこが切れ目やねんって思いかもしれませんが、英名はNecray Talkieなのでネクライ/トーキーです。笑

ギターを務める朝日さんは、元ニコ厨だったら「石風呂」の方が馴染みがあるのかも?『幸福ペンギン』や『ゆるふわ樹海ガール』などの作者です。バンドとしてはコンテンポラリーな生活が先で、ベースの藤田さんはその頃からのメンバーです。

2018年末にリリースした『ONE!』を冠に掲げた2019年のワンマンは全公演ソールドで、追加公演も出したほど。バズリズムの2019年のブレーク予想上位に入っていた通り、2019年ブレークしたアーティストの1つだと思います。

社内では「ボーカルの歌声は言うまでもなく白眉だが、可愛く捻くれた歌詞にやられっぱなし」「オタク感の割にライブが迫力ある」などといった感じで好まれていました。

pavilion xool

東京出身のトラックメーカー/プロデューサー。シンセサイザーを中心にフューチャーファンク・エレクトロなどを手掛けており、2018年には楽曲『pavilion』でSIRUPとフューチャリングしていました。

Featuring曲では相手のアーティストごとに多彩な色を出していて、ボイスサンプリングをベースにしながら、R&B調やHIP-HOP調などさまざまトラックが出てきて、楽曲ごとに良い意味で違うアーティストのような新鮮さも味わうことができます。

自らも他アーティストのプロデューサーを務めており、昨年はgatoの『Miss u / C U L8er』をプロデュースしていました。リラックスしたいときに良く聞いていました。

マキシマムザホルモン

みんな大好き!麺カタコッテリミクスチャーバンドのホルモン。2018年にライブ活動の休止を発表していましたが、VIVA LA ROCKで復活。今年もロッキン・サマソニなど、大規模フェスも盛り上げてくれました。

攻撃的な歌詞とサウンドに、たしかな演奏力は疑うことなき。ライブでも見ても音源通りで、モッシュにサークルなどライブ好きにはたまらないバンドです。

オーディションを経て結成された2号店ことコロナナモレモモの邁進も楽しみです。ずとまよスガシカオflueflueでサポートベースを弾いていたわかざえもんさんや、ULTRAでも回しているDJのKSUKE(彼のハードコア系バンドのRemixは天才なのでぜひ聞いてほしいです)や元ニコニコ歌い手で現在はオメでたい頭で何よりのVoを務める赤飯など、豪華な顔ぶれで構成されています。

秋山黄色

宇都宮市出身のシンガーソングライター。作詞作曲からイラストや映像まで個人で手掛けるマルチクリエーター。今年はその特徴的な名前を聞くことも増えたのでは?と飛躍の年であった気がします。

2019年にも2018年に引き続きSpotifyのEarly Noizeに選出され、1stワンマン『秋山黄色 1st ONE MAN LIVE「登校の果て」』を開催しました。

けいおん!に影響され楽曲制作をはじめ、YouTube,SoundCloudが元々活動の場だったというZ世代のインターネット発のアーティストとして、現在のポップシーンを作っていく存在に益々なっていきそうです。

monogatari

9人組の女性アイドル。書いてたら元旦に解散が発表されちゃいました、、残念、、

BiSHなどを共作している渡辺淳之介松隈ケンタのプロデュース曲も多く、疾走感があり聞いていて爽快感満載。ストリングスの入れ方が綺麗で、ドラマチックに仕上がっていて完成度も高いです。2/16に解散なので、もし興味があれば、そこまでに足を運んでみてください。

MIGMA SHELTER

monogatariでアイドルが来たのでアイドルを。アイドルが絶対やらなさそうなサイケデリックトランスというジャンルで唯一無二の存在感を誇っています。

ベルハーことBELLRING少女ハートやゼアゼアことThere There Theresを手がけた田中紘治氏がディレクターを務めて、ヤなミューことヤなことそっとミュートの元運営のタニヤマヒロアキ氏がサウンドプロデュースを行っており、その楽曲のクオリティは折り紙付き。

アイドルシーンにとどまらず、多方面での活躍に期待。

raymay

ドルオタなのでもう一個だけアイドルを書かせてください… 漢字では黎明と幕開けを指すグループ名。同じくアイドルのuijinの所属である「sakebi」から2018年末にデビューしました。

早めのBPMにミクスチャー感満載の攻撃的なサウンドが特徴的で、ライブではツーステ・ハーコー/ウィンドミル・リフトとアイドルらしからぬシーンが繰り広げられています。

PassCodeヤなミューのように、今年はバンド好きにも受けていくのかなと思っています。生バンドでみたい!

Tempalay

2019年のシティポップを彩ったTempalay。最新作『21世紀より愛をこめて』ではトラックの幅は広がり、歌詞の奇怪さは深まり、より一層 Tempalayワールドが広がっていったような気がします。

2018年にBTSのRMや関ジャムからのレコメンドもあり、音楽好き以外にもその人気が波及し、今年はFUJI ROCKでRED MARQUEEに初出演(結成1年で出演自体はしている。超すげぇ。)や、ROCK IN JAPANにも初出演など、大型フェスでもお目にかかる機会が増えました。

ソロでも活躍するAAAMYYYのトラックメイクにより、ジャンルレスでレトロなエレクトロを今風に落とし込んだ楽曲が多く、今年の活躍も楽しみです。

KUZIRA

岐阜県出身の英詩でメロディックパンクを歌う3ピースバンド。疾走感抜群でライブもバカみたいに盛り上がります。

メロディックパンクのための歌声なんじゃないかと思わされるように、伸びの良い中高音域が特徴的で、落ち込んだ時や物憂げなときに元気をくれる曲が多いです。

This is ジャパニーズ メロディックパンクですね。

ずっと真夜中でいいのに。

KingGnuや髭男に並び2019年の顔となったずとまよことずっと真夜中でいいのに。。『秒針を噛む』で文字通り「噛まれた」人も多いのでは?ポップなイラストとピアノやギターを中心とした一度聞いたら耳から離れないメロディラインに虜にされる人が続出。ストーリー性の高いMVやライブ演出も象徴的です。

素性は未だ不明で、フロントマンであるACAねさんのソロプロジェクトで、曲ごとにいろいろなクリエーターを向かえる形をとっています。

今年はついにGWに幕張メッセ2DAYS「クリーニングライブ『定期連絡の業務』」が発表され、大きな会場で見れる機会が増えそうです。

ヨルシカ

ずとまよと同じく女性Voグループとして2019年の顔になったヨルシカ。『ウミユリ海底譚』や『メリュー』などを手掛けるボカロPであったn-buba(ナブナ)さんが、suis(スイ)さんと結成したユニットで、2019/6にユニバーサルよりメジャーデビュー。

あの新海誠監督もお気に入り。

素性が不明な2人組で、ギターを中心としたポップミュージックに、考えさせる歌詞で、聞けば聞くほど一見単純に見えるのに、背景にある複雑性にどっぷりと漬かっていきます。

4s4ki

4s4kiと書いてアサキ。作詞作曲編曲まですべて1人でこなす、弱冠21歳の女性HIP-HOPアーティスト。けもフレの舞台音楽なども製作しています。

HIP-HOPテイストのトラックに甘い声に、独特でismを感じる歌詞が特徴的で、聞いている内に虜になってしまいます。

2019年は、アサキ4s4kiに表記を変更したり、プライベートレーベルを設立したり、ラッパーのGADROともコラボして楽曲を出したりと活動的な一年でした。

11月にJOINしてくれたエンジニアが、「転職を考え始めたころに聞いていて、思い入れが深い曲が多い」と、思い出のアーティストに(Spotifyの「自分が今年一番聞いた曲」として載るほどだったらしい)。良い話だ…

LAMP IN TERREN

2015年にA-Sketchからメジャーデビューした、長崎出身の4人組ロックバンド。Voの松本さんの力強く心のある声で叫ぶように歌い上げる感じが素敵です。ギターを中心としたシンプルなロックながらどことなく浮遊感があり、歌詞や歌声でエモーショナルな楽曲が多い印象です。

2019年はバンド史上最長の15本となる全国ツアーや、日比谷野音でのワンマン「Moon Child」の開催など、ライブ年でした。

藤川千愛

まねきケチャの歌姫。当時から歌唱力には定評がありましたが、ソロになってスロー~ミドルテンポのバラードなどで、その歌唱力を存分に活かして活動しています。作詞も自分で行っており、『ライカ』のような陰を感じるような曲から、『あたしが隣りにいるうちに』『きみの名前』のように人間関係を叙情的に書いている曲まで幅広さも特徴的です。

2020/1発売のBUCK-TICKのトリビュートでも歌っており、今年は益々の活躍が期待できそうです。

ハルカミライ

SHANK,SIX LOUNGE,Hump Back,My Hair is Badなどを排出した、インディーシーン好きには著名なレコード会社THE NINTH APOLLO出身のアーティスト。

2019/1にEMIから待望のメジャーデビュー。ノンビブラートの力強い歌が特徴的で、カッコよさとおセンチさの塊。

年末には幕張メッセでもライブを行い、2020年も精力的な活動をしていきそうです。

CRCK/LCKS

クラックラックスと読むポップバンド。各メンバーがさまざまなアーティストのサポート(ex.小西さん→あっこゴリラ,韻シスト 小田さん→cero 越智さん→菅田将暉 石若さん→くるり,日野皓正)も行う技巧派で本格的なアーティストです。

リーダーである小西さんがとにかく多彩で、サックス,ボコーダーキーボードと楽器のバリエーションが豊富。そこにVo/Keyである小田さんのささやくような繊細な歌声が相まって、独特の音楽を作り上げています。

WONK

日本人離れしたソウルミュージックを奏でる4人組バンド。2016年くらいかな?初めて聞いた時はクオリティの高さに、これが「日本のアーティストなの…」とビビったことをよく覚えています。

思わず体が動いてしまうような楽曲が多く、リラックスしたい時などにおすすめ。

Voの長塚さんは、元フレンチビストロの料理長という異色な経歴。そして青学,東大院,慶応とみんな超高学歴。

音楽のルーツがクラシックやジャズということもあり、懐深い音楽を作っていて、ノンストレスですんなりと入ってきます。

今年のベストライブ/ベストアクト

SUMMER SONIC 2019

来年はオリンピックの影響で開催されないサマソニですが、今年はその分豪華なアクトだった印象です。社内でも多数票を集めていました。僕も東京1,2日目に行きました。

個人的には、中でも8/17(土)東京のヘッドライナーを務めたRed Hot Chili Peppersは圧巻でした。前日・前々日の雨風が嘘のような台風一過でカンカン晴れの当日も夕暮れに染まる中、最初は恒例のジャムからはじまりジョシュのカッティングを皮切りにCan'tStopからスタート。以降はバカテク過ぎて開いた口が塞がらない状態でした。セットリストは発売から丁度20周年だった『Californication』からを中心に有名曲を多く演奏していた印象。最後は日本ということもあり、『Dreams Of A Samurai』をEn1で。

ちなみにFleaはソロでNiel Youngの『The Needle and the Damage Done』を弾いていました。

ジョシュの脱退は残念だけど、ついに鬼才フルシアンテが戻ってくるとのことで、また新生メンバーでもライブを見に行きたいなと思っています。

他にもサマソニは「3日目ヘッドライナーのZOZOマリンのZEDDThe ChainsmokersのEDM外タレ勢のプレイが圧巻だった」など、人気を集めていました。

POLER BEAR TOUR 5/19@横浜F.A.D

お互いにファンであると公言しており、ツアーゲストやゲストコーラスとしてコラボもしているFINLANDSズーカラデルの2マンツアー。お互いの地元(札幌,神奈川)に大阪を加えた3公演が行われました。FINLANDSはコシミズさんが4月に脱退した直後のライブ。

その中でも「5/19@横浜F.A.Dが箱の雰囲気とマッチしすぎて最高だった」ようです。

アツいとはまた違うストレートな表現で、まるで自分のことのようにも聞こえる日本語ロックを操る2バンドの共演は良い。なんていうか、揺れながらお酒片手に聞くのが最高な組み合わせですよね。クラフトビールやハイボールなんかが合いそうです。

Reol Oneman Live 2019 侵攻アップグレード 10/19@新木場Studio Coast

ニコニコ動画出身のアーティストReolのワンマンライブ。3人でのユニットREOLを発展的解散して、ソロとなりマルチクリエーターを名乗っている通り、作詞作曲だけでなくステージ演出やグッズのデザインなどクリエイティブディレクションを全面に担っており、そのこだわりが随所に感じられます。

今なおギガが演出するVJで曲ごとの世界観とリリックを合わせて、照明を彩ったり、そこにシャボン玉を落としたりとテーマの宇宙を感じられるような演出を感じ、アート性も強いエンタメのような感じがとても良かったようです。

「歌い手時代、3人組時代を経て、今がノリにのってきた!」とコメント通り、AppleのCMで新曲の『Hype Mode』が使われていましたね。

2020は1月の2ndフルアルバム『金字塔』を皮切りに、「Reol Japan Tour 2020 ハーメルンの大号令」での全国ツアーもあり、いろいろなところでReolを聞ける/見れる一年になりそうです。

KING'S PARADE 男祭り FINAL 12/20@東京ドーム

「男祭り」と言ったらUVERworld。男性限定で東京ドームを埋めちゃうなんて… グループ史上最大だったさいたまスーパーアリーナの2.3万の倍近くの4.5万人キャパで開催したようですが完売。

ライブハウスやフェス出演が多いUVERは東京ドーム自体も9年ぶり。このときに女性ファンが98%だったことから、男性にも振り向いてほしいという思いで地元滋賀のB-FLATで始まった男祭りも9年のときを経てついに東京ドームへ。ドデカイ箱でUVERの骨太サウンドを聞けるのは最高ですよね。会社のメンバーも複数人見に行っていました。

ライブ自体も『Don't Think.Feel』で初っ端から男の大合唱というスタートから5曲をフルスロットルで。最後は最後の男祭りという言葉のイメージに近い『7日目の蝉』→『MONDO PIECE』という全27曲のセトリ

SAKANAQUARIUM2019 “834.194” 6.1ch Sound Around Arena Session 4/6@幕張メッセ

前作『sakanaction』から実に6年以上の月日を経て発売された『834.194』を引っさげ、全国を回ったSAKANAQUARIUM2019。7箇所10公演で10万以上を動員したそう。

タイトルにもあるように、6.1chサラウンドをテーマに300本以上のスピーカーでの音は臨場感が満載でした。全方位から音が聞こえ、包み込まれるような感覚。

レーザーや照明などの演出をはじめとして、6.1chなど、体験価値が重要視される昨今において、一番総合的に「体験型」のエンターテインメントをやっているのはサカナクションだなと改めて思わされました。

ONE MUSIC City Vol.2 10/14@青山月見ル君思フ

夏に神戸でフェスをやっているONE MUSIC CAMPのスピンオフ企画で、二度目のライブ。各国から注目のアーティストを呼んで都市型のミニフェスとして行っています。

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(http://blog.livedoor.jp/thenightflyer/archives/54710691.html からお借りしました)

会場の青山月見ル君思フはステージバックに満月が映し出されていて、いついっても幻想的で非日常を味わわせてくれる箱。

ここでお酒片手に見たMaika Loubtéのライブは最高でした。今年はアルバム『Closer』のリリースがあったので、代表曲の『SKYDIVER』だけでなく、新曲もチラホラと。

14歳からトラックメイク,レコーディングを自前でしていて、アナログシンセ集めが趣味ということもあり、シンセをベースにネイティブな英詩でポップに歌い上げる姿は圧巻でした。

インディーながら『NOBARA』がGoogleのCMにも抜擢されていて、今後注目を集めそうだなと思っています。

おわりに

最後までお読みいただきありがとうございます。

書き始めるとキリがなくあと2,3万字くらいは書けそうだったのですが、ここらへんで。ロックとかポップスが多かったですね。

以上、2019年の弊社的振り返りでした!2020年は別エントリにて。

今年はMonthlyのプレイリスト公開とかしていきたいなーなんてぼんやり。(最後にまとめてコレを書くのも大変だしね…w)

[再掲]宣伝!!

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音楽好きでライブによく足を運ぶみなさん!

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1/ AppleMusic,iPhone内の音楽,Spotifyの視聴データと連携し、好きなアーティストを楽ちんフォロー

2/ フォローしたアーティストの「全国でのライブ情報」が「いつどこでやるか」がわかり、「各チケットサイトで売られているチケットもひとまとめに」なっていて、ライブ情報の管理・チケットを簡単に手に入れることが可能です

3/ また自分がいくライブの地域を設定すると、チケット情報が解禁されたタイミング,チケットの申込締め切り日の前日,一般発売(=先着)の発売開始30分前,チケットが残りわずかになったタイミング でPush通知にてお知らせが届くので、「あああああ見逃した/申し込み逃した」とはおさらば!

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それではみなさん今年も素敵な音楽ライフを🤘🎧

内容が良かったり共感しただいたりしたらサポートしていただけると嬉しいですm(_ _)m 甘いものを食べるかお酒を飲んで仕事を頑張れるようになります(ΦωΦ)