17-18

24時、17のあたしが溶ける。

思えば悪いことがあまりにも多すぎた。
学校も人間関係も恋愛も全部ぐちゃぐちゃ
1分、いや、1秒を生きるので精一杯だった。
"死にたい"の4文字で生きなければならない自分を呪って、規則正しく昇ってくる朝日を恨んだ。
綺麗事ばかり吐く大人にガンを飛ばして、薄っぺらい言葉ばかり投げつけてくる同い年の人間にクソ喰らえと心の中で毒づいた。


「どん底」なんてタイトルが似合ってしまうような絶望だらけのセブンティーンだったけれど堕ちる所まで堕ちたならあとはもうのし上がるだけ。
だから、エイティーンはとっても素敵なものになる…はず。

甘えることと頼ることを覚えた。
それが悪いことではないと知った。
こんなあたしに暖かい言葉をかけてくれる人が何人もできた。

脳裏に蘇るのは悪しき日々ばかり
人間のサガってやつかな

それでも

たぶん、だけど

きっと大丈夫。
泣きながらでも笑っていける。



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拝啓

17のあたし

頑張ったね
偉かったよ

18のあたし

くたばんなよ
幸あれ

敬具

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眠れない夜に

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