信じる

いつもわからなくなる。
人を信じるってどういうことなのか。

人と関わるとき、どこまで踏み込んで良いのか。
どこまで自分の意思や感情を見せて良いのか。
ずっとわからない。

苦しいときに苦しいと言ってはいけない。
悲しくてもその様子を見せてはいけない。
どんな状況でも笑って、平気だよと流す。

私のために、人の気を遣わせてはいけない。
そんな気がする。

愛する人を疑ってしまうとき、信じてあげられない自分自身が心底嫌になる。自信を持って、心の底から信じてると言えないことが、何よりも悲しく、寂しい。

揺るがない自分があれば。
何があっても受け止める器さえあれば。

大切な人に信用してもらえない辛さはわかる。
何よりも嬉しいのは、自由に生きる自分を許容してもらえることだから。その人の歩む道を、生きる姿をそっと見守ること。道を踏み外しそうになったら叱る、前に進めない時には優しく背中を押す。
私が思う本当の愛は、その人の生き様や思想を否定しないことだ。

人の意思は誰にも奪えない。感情だって。
縛ったって無駄なんだ。その人がその人である限り、その選択をするのだから。

相手の選択を尊重し、受け入れること。そして、私自身も、私の思いに従って日々を生きること。
それだけが私たちにできることなんだ。

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