僕たちは春が来る前に
2017年12月18日。
突然この世を去ってしまった愛すべきアーティスト・キムジョンヒョンの言葉と彼への想いをまとめています。
2月17日の京セラドームを終え、SHINeeはドームツアー4daysを完走しました。
ドームツアー初日、京セラドームでの公演はある意味SHINeeとシャヲルによる壮大なお別れ会であったのだと思います。
どんなふうにSHINeeと向き合うか、ジョンヒョンがいなくなったことを受け入れていくか、悩んでしまう瞬間もあったけど、やっぱり彼の言葉を少しずつ、少しだけでも理解し、寄り添っていきたいという結論に至りました。
遺作となったアルバム「POET | ARTIST」はなんだか気が進まずに、聞けずにいました。
公開された詞だけ、少しずつ訳しながら読んでいて、中盤まで続く彼の孤独を謳う歌詞に、わたしたちの想いを否定されたような、今まで信じてきた彼の言葉を否定されたような…そんな気分になり。
歌詞を読み進めることも、音源を聞くこともせずにいましたが、京セラを終え、SHINeeがドームツアーを終えたことで、やっぱり彼のそばに感じるには音楽しかないと改めて思え、音源と残りの歌詞にも向き合うことができました。
今回紹介するのは、「POET | ARTIST」に最後に収録されている「僕たちは春が来る前に」です。
僕たちは春が来る前に
暖かくなる前にもう一度逢えるかな
僕たちは夜が明ける前に
みんなが眠ってるとき必ず逢おうよ
実は僕は君を眺めるのが
見つめるのが好きなんだ
じっと笑う君を眺めるのが
ただ見つめるのが落ち着くんだ
バカみたいな言葉だけど
君の前に出るのが怖いよ
君が僕を理解できなくても
大丈夫 大丈夫
まだ春が来るまでは
たくさん時間はあるから
実は僕はまた春が来るのが
暖かくなるのが嫌だよ
じっと笑う君を
遠くから見ただけでも
胸が痛いのに
バカみたいな言葉だけど
君の前に出るのが怖いよ
君が僕を理解できなくても
大丈夫 大丈夫
まだ春が来るまでは
たくさん時間はあるから
今回の春は今までより早く来るよ
冷たく凍った冬はまだそのままだけど
どうしたらいい 悩まないで
僕は大丈夫だよ また僕にも春が来るよ
僕は君の前に出るのが怖いよ
もしかしたら君に移しそうで
僕の涙も 僕の悲しみも忘れて
僕にも春が来たら そのときは そのときは そのときは
そのときは
■우린 봄이 오기 전에
■종현 (JONGHYUN)
彼の表現する彼の気持ちは、まるでわたしたちの気持ちのようで。
わたしたちのことを分かってくれているようで。
わたしたちと同じみたいだった。
わたしたちの目には彼が見えていて、
彼の目にはわたしたちが見えていたと思う。
ちゃんとひとりひとり。
近くで。
いつも一緒にいてくれたと思う。
そんないつも寄り添ってくれている気持ちを言葉に、音楽にしてくれるのがキムジョンヒョンだった。
強気に振舞っていても、本当は繊細だってこと、ちゃんとみんな分かってたよ。
カッコつけなくてもカッコイイのに、カッコつけて可愛いねって言ってたんだよ。
本当の自分を本当に分かってくれる他人なんていないかもしれないけど、本当の自分は伝わるものだと思うよ。
きっと君にも春が来るよ。
わたしたちにも春が来る。
春になったら逢いにいくよ。
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