wwoofのお仕事 お肉を食べるとは
NZで2件目のwwoof。
ステイ先での一日の流れは大体こんな感じ。
7時半 起床
8時 朝食
9時 お仕事開始
14時 お昼ご飯
〜休憩〜
16時 アヒルのお世話
19時 夜ご飯
〜自由時間〜
wwoofは基本的には仕事時間が決まってて、4〜5時間/日働いて後は自由時間ってとこが多いみたい。
でも私は交通手段も無かったし、徒歩ではどこにも行けない僻地だったのでほとんどの時間を一緒に過ごしてた。(午後の休憩時間はほぼ爆睡😪)
午前中のお仕事は本当に色々やらせてもらえて、晴れてる場合はこんな感じ。
・アヒル(鴨?)の羽処理
・落ち葉の掃除
・フルーツの木や野菜の植え付け
・畑の整備
・フルーツ、野菜の収穫
・植樹のメンテナンス
雨の日はこんな感じ。
・チーズ、バター作り
・コーンフラワー作り
・収穫したフルーツの処理
どれも初めての体験だったけど、一番衝撃だったのはアヒルの屠殺。簡単に言うと繁殖しすぎてしまったアヒルを食べれるように処理するということ。
実はここのステイが決まる前にホストファザーとメッセージでやり取りしてたんだけど、その時に1日だけ屠殺の仕事があるってことを事前に教えてくれた。
それを聞いた時はびっくりして正直に「食べるためには誰かがやらないといけないことは理解できるけど、私はまだ心の準備ができてないしちょっと怖いから無理かも、、お仕事できないなら行かないほうがいいと思う」って伝えた。
そしたら「ここへは仕事で来るわけじゃなくて生活をシェアしに来るんだよ。怖いことはないけど、もしやりたくなければやらなくても大丈夫。」と言ってくれた。
そう言ってもらえたから冷静に考えることができて、もしかしたら今後一生経験できないことかもしれない、そういうことを学びに来たのでは?という気持ちになってここに来ることにした!!
(こっから屠殺について直接的な表現があるので苦手は人は読まないで!!!!🙏)
何をするのかと言うと、アヒルを捕まえてまずはホストファザーが首を斧で一撃、、
でも捕まえるのが一苦労で、3人がかりで囲い込んで最後は飛びついて捕まえる。後少しのところで飛んで逃げるからかなり大変😅
その後逆さまに吊るして血を抜く、沸騰させた鍋に入れて毛穴を開かせる、羽を抜く、また吊るして乾燥させる、捌くという流れ。私の役割は羽を抜くこと。
その時どんな気持ちだったか正確には自分でもよくわからない。おんじが斧を下ろした瞬間は、若干血の気が引いて涙が出そうだったような気もするし無心だったような気もする。
さっきまで動き回ってたアヒルだし皮膚もまだあったかいし血だって出てる。でも今触ってるのは生き物だけどもう食肉のような気もする。
冷酷だと思うかもしれないけど、羽を抜く段階になるともう仕事だと割り切れてたと思う。
羽を抜いてる時にホストマザーが「羽がとっても美しいよね。」とか「こんなとこに傷がある。喧嘩したのかな。」とか言ってた。
ホストファザーは足以外は食べれるように綺麗に丁寧に捌いてて、部位の説明などしてくれた。(さすかにキッチンは直視できなかったけど、、)
大切に育てることとありがたく頂くことが同時に起こり得ることを身をもって実感できた気がする。
そんな感じで怒涛の一日が終了😴
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