同行にて「営業です」と言うと驚かれる話。

 生きていて、しっかり考えたいことがあった時に書くnote第二弾です。

私は小さなメーカーで営業として就職したのですが
主に代理店へのルート営業をする部署に配属されました。
まだ担当をたくさん持っているわけではないので先輩の担当先に同行することも多々あります。

その中でふと違和感を覚えたのが、同行する先輩の男女は問わず
お客様に自己紹介をすると
「あれ、事務じゃなくて営業なの?」
とほぼ100%の確率で言われることです。
中には完全に一般職だと思い込まれて、話の流れ最後の最後に
営業・総合職だと気付かれることもあります。

他にも、業界的に古い世界なので、いろいろと「古いな」と感じることはあります。
でもそういうことに対しては上司や先輩も嘆いたり文句言ったりはしていて
「古い」という共通認識はあるんだなと感じるんですが
「営業に女性はいない」という固定概念は
それほど違和感を覚えていないような反応をしている気がします。
リアクションが「ですよね~」とお客様に完全同意の姿勢であったりするからです。

もちろん世間話として相手に合わせている部分もあるかもしれませんが
業界の中にいて、少なくとも私という女性営業が共に働いている
(私以外にももちろん女性営業はいます。)にも関わらず
女性営業を珍しいと思っている節があるのは確かです。

寂しいなって感じます。


馴染むのはいわゆる”男同志のノリ”に合わせられる女性で
私は女子集団に身を置いてきた人生で、その点を全く心得ていないので
困ります。
同時に困らせている認識もあります。

私が勤める会社としても積極的な女性総合職の採用はしなくてはという意向ではあるから採っているんだとは思いますが
正直この環境が女性総合職を採るようになってから
寛大な変化をしてきたとは思えません。

ちまちま変わっているのかもしれませんが
正直これでは長く勤めず辞めていくだけだと思います。
(辞めるのは性別問わずもっといろいろ課題がありますが。)

訪問するたびに女性だからという理由で
違和感を感じている目線で見られるのは正直めんどくさいです。
この先担当先が増えて自力で回ることが増えたとして
私は好奇の目を払拭するために頑張れるだろうか。(笑)


もともと私が一般企業の営業職で就活をしたのは
大学で聞いたジェンダー関連の”理想論”がどれほど現実と隔離しているのか調査するという目的がありました。

そういう意味では仮説通り、それ以上に狭い価値観がはびこったままの環境で
どれだけ理想論だったかと思い知らされる日々です。

では何がどう変われば、いいきっかけを作れるのか。
うーーーーーん、、いろいろ思考をめぐらせたけど、思い浮かびません…
この業界の中にいろんなフェーズの企業がありますが
おそらく別フェーズの企業には性別役割分業意識が壊滅に近いところもあるんだと思うんです。
業績や社会的立場として進んでいてくれなきゃ困ります。
でもメーカーはより末端に近いので
トップダウンを待つことになるのかなと考えます。切ない、、


また現時点で入社して9か月が経ちましたが
「営業なの?」と言われる違和感がどんどん薄まってきていると感じました。
それで焦って初心に返るべく書き記しているわけです。
他にも慣れてしまって抵抗を感じなくなったことはあるんだろうな、、

話が転々としてしまいましたが
まとめると
「各企業内で女性採用を増やしたって関わる企業が変わってなかったら
居心地は悪いままです。」
という調査結果のご報告でした。

引き続き、プライベートで自分の心のケアは行いながら
一般企業の営業に身を置いて
理想と現実の違いを調査していきます。

なんかこう思ったら仕事の苦痛な部分も、真のミッション遂行のためみたいでかっこよく感じちゃったり(笑)
……まぁそんなのじゃごまかしきれないけど。

今回も心のもんもんを淡々と書けてスッキリした!!

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