見出し画像

ai


決して掴めない記しを

一つ一つかき集めるように

丁寧に手を伸ばして抱き締める

大して暖かくもない僕の手で


何処にあるのだろう

求めるものも

信じるものも

憎むものも

恐れるものも


炎がゆれる

そのゆれを感じて、

見て、嗅いで、聴いて、

僕の想いを投射した


心の焼ける音がした


外形を持たぬ悲しみは

ちりになるまで僕にまとわりつくだろう

内在する愛は

ちりになるまで僕の傍で燃え続けるだろう

画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?