yui と YUI .
先日の CDTVライブライブ で
FLOWER FLOWER が出演。
CHE.R.RY を何年ぶりか
テレビの前で披露した 🎸
テレビの前で観ていた私は
涙を堪えることで精一杯だった。
私が YUI を知ったのは中学生の頃。
友人関係や恋愛事、自分の進路に
日々悩んで苦しんでは溜め息ばかり
毎日が手探りで
迷いの森の中だった日々。
そんな時に兄が教えてくれたのが
YUI の CAN'T BUY MY LOVE
当時は " 人気らしいよ " 程度で
たまたま兄が貸してくれたけれど
… このアルバム未だに返してない (笑)
How Crazy から始まる歌
分かったようにアタシのこと
話すのはやめてよ
Rolling Star に続いて
現実は日々トラブって
たまに悔やんだりしてる
It's all right の中では
いいことばっかは続かない
見逃すばっかじゃ叶わない
そんな1つ1つのフレーズが
何に迷っているのか
どんな感情なのかさえ探していた
当時の私の迷いそのままだった。
ちなみに過去から今までの全ての中で
1番大好きな曲は Tomorrow's way
今を壊してしまいたい
今にすがりついていたい
自分のことは分からない
この出だしの言葉は
今でもよく 聴きたくなっては
通勤途中や家でも流している。
そんな大好きで大好きで
たまらなかったYUIは
FLOWER FLOWER の中には
いなくなってしまったように感じた。
過激な歌詞と今まで触れなかった音。
心地の良いアコギの音色と
迷いから導いてくれる歌詞が
無くなってしまったような気がした。
語弊があるかもしれないけれど
私にとって その瞬間から
YUI と yui は別の人になった。
とても酷い話をするならば
私が好きなのは YUI であって
yui ではないと思っていた。
… とは言いつつ
自ら触れていないのに文句を言う
いわゆる " 食わず嫌い " するのは
とても嫌いな性分なので
yui になってから今まで
なんだかんだ言いながら聴いていた。
今までよく聴いていた感覚ではなく
まるでBGMのような感じで …
もしかしたら
YUI と yui の共通の歌声を聴きながら
2人の交点を自分でも
探していたのかもしれない。
FLOWER FLOWER の中にも
いい歌は沢山あって
" たからもの " や " 月 " や " マネキン "
メジャーだけど この3つはとても好き。
だけど yui の中に見出した " 好き "
じゃあ FLOWER FLOWER の yui を
好きになろう、とはなかなか行かず
その隔てる壁は消えなかった。
でも " 夢 " を含むアルバムが出て
その歌を聴いた時にハッとした
前向きな気持ちの中にも
必ず現実味を乗せてくれるYUIの歌詞
メロディーラインも聞きやすい
アルバムを聞いていた時は
そう思っているだけだったけれど
CDTVを観て、それは確信した。
yui と YUI が重なりあったような
そんな気がした。
yui と YUI は表裏一体の存在。
あの時好きだったYUIは
全てが変わってしまった。
ずっとそう思っていた。
でもそれはyuiとして歩み始めただけ
土地も道も全く変わったのではなくて
道はただ、YUI の延長に続いていて
yui がその道を歩き続けているだけ。
私の当時のヒーローは
あの時と変わらずに音楽を紡いでいる。
また心の拠り所が
そっと戻ってきた気がした。
これを機にまた応援し続けたい。
YUI では叶わなかった
ライブにも足を運びたい。
CDTV で出た時間はほんの数分。
私にとってはとても大きな時間だった。
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