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夢ノートを書いていたら、本当に夢が叶っていた話。

私が中山庸子先生の「夢ノートのつくりかた」という本に出会ったのは、小学6年生の夏だった。地元のデパートの中にあるCDショップに予約していた新譜を取りに行って、たまたまその隣にある本屋さんに寄り道したときである。昔からエッセイが大好きだった私は、迷うことなくエッセイコーナーへ向かった。そこで一番初めに目に付いたのが、「夢ノートのつくりかた」だったのだ。

昔は「夢ノートをどうやってつくるか」という過程が工作に近くてわくわくしてたから、単純に作るのが楽しかっただけだった。小6で書いた夢は「○○のスカートが欲しい」とか「○○のクレープが食べたい」など身近なものから、「イギリスに行きたい」「運命の人と結婚したい」などだいぶ飛躍したものまで様々だった。肝心の「叶ったかどうか」は、当時の私にはあまり重要でなかった気がする。

「夢ノートのつくりかた」は、CDを買った為に残ったお小遣いで買える値段ではなく、結局買わないまま時が過ぎていった。

その数年後、高校生となった私はオークションサイトで夢ノートシリーズのひとつである「夢ノートのつかいかた」と「夢ノートのおくりもの」をゲットする。「夢ノートのつくりかた」は絶版となっており、今でもかなり入手困難になってしまっていた。

去年の今頃、私は自作で「夢ノート2019」を作った。
本書「夢ノートのつくりかた」には夢を書くだけでなく「叶える手段まで書く」という過程があるが、なんと私はある夢のところに「なんでか分からんがそうなる」と書いていた。正直言うと、ぶっちゃけ手段が思い浮かばなかったのだ。

私はメンタリストDaiGo氏のニコ生会員なのだが、何かを計画する際の放送の中で「達成するまでの道筋が浮かばない大きな目標はモチベーションを下げる」とある。
その理論でいけば、私の「なんでか分からんがそうなる」は悪い例の典型だろう。
はっきり言って、先日夢ノートを開くときまで「書いただけで忘れていた」というのが正直なところだ(笑)恐らく、これも計画しただけで叶わないパターンのよくある話だと思う。

だが驚いたことに、そのなんでか分からんがそうなると書いていた項目が、この一年で叶っていたのだ。

* * *

私はその昔、引き寄せの法則みたいなスピリチュアルが大好きで、よくそれ系の本を買っては読み漁っていた。

そういった本の中で見掛けるのは、「願いを紙に書くと、潜在意識(宇宙)が共鳴して願いが叶う」みたいな話だ。
恐らく、心理学でいうところのカラーバス効果と同じようなものだと思う。
潜在意識に自分が叶えたいことを刷り込ませると、自分ではさほど意識しなくても頭の中ではずーーーっとその願望を叶える手段を考えていて、自然と行動が取れるようになっていくみたいな。
だから引き寄せの法則とかは「願いは完了形で書け」というのが鉄則みたいだ(一方、DaiGo氏は完了形で書くと脳がもうすでにその目標を達成したと勘違いしてしまって、叶える前に満足してしまうと言っている。まぁ、DaiGo氏はスピリチュアルではなくて科学的な視点での意見だけど笑)

完了形云々の話の真意は置いておくとして、因みに私は中山庸子先生の夢ノートで育ったので「○○したい」で書く派である。この方が馴染みがあるからだ。

実際この書き方でも叶っていたので、もし皆さんが夢ノート書いてみたいな〜と思ったら、ご自分のしっくりくる書き方でいいと思います*´-`)

多分、多分一番重要なのは、いかに自分が叶えたいことを潜在意識に埋め込めるかなのではないかと思う。

私は自分の経験を通じて、そう結論付けました。

* * *

大人になってから夢ノートシリーズを読み返すと、中山先生の飾らない人柄にとても惹かれる。

わりと自分のネガティブな側面に落ち込むことが多い私だけど、「夢ノートのおくりもの」にある「放っておくと人間はネガティブになってしまう生き物」という一節にとても救われた。

これからも夢ノートが、私のエネルギーの源であってほしいな♡

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