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君がいるからまた生きている【kobore×Maki】(ライブレポ)

2022.11.8 kobore "HOWLING TOUR 2022" w/Maki at名古屋ダイアモンドホール

koboreの対バンツアー、名古屋編。koboreのライブを見るのは少し久しぶりで、8月のトーキングロックぶりだった。新しいアルバムを出したわけでもないこのタイミングでのツアー。自分たちのやりたいことをやる、とツイートしていたツアー。
ツアー1日目の札幌でのセトリをちらっと見ていて、昔の曲も結構やっていたのでどうなるか楽しみだった。セトリに関しても、珍しい曲じゃなくて、聞きたかった曲をやる、みたいに言っていたので自分の聴きたい曲も聞けるかな、と少し期待して行った。

ちなみにこの日は、ハンブレのアルバムのフラゲ日でもあり、ハンブレのツアーの当落の日でもあり、感情が忙しかったです。その話はまた別の機会に。

コメダで遅い昼ご飯を食べて休憩した後、栄のロッカーに荷物を入れて新栄まで歩いていく。この一駅の区間をライブ後やライブ前に歩くことが多いのだけれど、なんとなく好き。会場は名古屋ダイアモンドホール。ビルの5階まで階段をせっせと昇る。いつもこれだけで息切れしてしまう。待機していると段々と人が増えてきて、ライブ前のざわざわした感じが広まっていく。

18:15開場。整番は60番台をお譲りしていただいていたので、4列目くらいに入れた。下手側。ベースのそらくん側だし、Makiのベースボーカルの響さんも下手側なのでせっかくならと思って下手に来た。

開演時間まで、チケットを譲ってくださった方とそのお知り合いの方とお話しを少ししていたのだけれど、ハンブレの話でも盛り上がれてすごく嬉しかった。あと、koboreのライブ会場で思ったことだけれど、横のつながりが多いというか、リスナー達の中でも知り合いが多いというか、顔が広いというか、ファン同士の広いつながりがあるのをなんとなく感じた。自分はハンブレの会場でも本当に少しの人間としか会わないし、それも最近になってだし、人と関わることをできるだけ避けてしまう。だからすごく新鮮に感じた。バンドによってリスナーの雰囲気や空気感も違うのが改めてわかった。koboreを聴いている人たちは優しい、って赳さんがよく言っているけれども本当にそうだな、と思ってあたたかい気持ちになった。

会場BGM、赳さんの選曲かな。夏の終わりのプレイリストを以前共有してくれていたけれど、そのプレイリストに入っている曲がたくさんかかっていた。知っている曲や好きな曲が会場のBGMで流れていると楽しくなる。

19:05頃。押しているな、と思った。
会場BGMのボリュームが大きくなって照明が消える。拍手が自然と起こり、Makiのライブが、koboreのツアー名古屋編が、始まる。

Maki

セトリ(曖昧)
エバーグリーン
ストレンジ
秋、香る
MC
フタリ
春と修羅
kid

MC
boys & girls
朝焼け
シモツキ

SE、なんかよかった。覚えていないけれど。照明赤かった気がする。
手拍子でお出迎え。
最後に出てきたベースボーカルの響さん、髪型がガラッと変わっていた!!! めっちゃびっくりした。眉が見えるくらい短髪で金髪。黒髪ウルフ好きだったので、黒髪ウルフはどこへ…と思った。でも、ライブを見ていたらすぐに慣れた、というか、かっこよすぎた。この髪型になったことによるビジュアル面での印象というか、勢いと力強さを感じたし、真正面からぶつかってきてくれる明朗さのようなものを感じた。

1、エバーグリーン

ギターのイントロで、「え、やばい!!?」みたいな声が聞こえた。
なんか気づいたら泣いていた。歌の途中で響さんがジェスチャーで下手の袖を2回くらい指していて、にこにこしたし、それで泣いてしまった。たぶん歌詞も相まって。
「大人になっても会えるように」で袖指していてうるってしたな。

2、ストレンジ

歌始まりで且つベースが鬼いい曲。ダッダッダッダッダのところ気持ちよすぎた。
かっこいいなぁ、好きだなぁ、やっぱりベースボーカル。
サビの入りがかっこよすぎるこの曲。
なんか、2曲目くらいから、今日はやばいぞ、と直感していた。かっこよすぎた。期待を、想像を、遥かに超えてきた。
「灯りが消えると」のところなんかめちゃくちゃ好きだな。

3、秋、香る

「koboreハウリングツアー、第一音目、Makiが鳴らします!」
イントロで響さんがこう言っていて、胸がグッとあつくなった。
本当にAメロとかもベーボがいいのに、サビの伸びやかな声が好きすぎるな。あと、サビ前後のリズムとかもめちゃくちゃ好き。Makiの特徴だと思うんだけれど、これハマったら抜け出せなくなりそう、と思った。

MC

響さん「kobore呼んでくれてありがとう!!」と袖に向かって叫ぶ。
誰かが答えてくれたのかな、わたしは聞こえなかったけれど、響さんが「Makiええバンドらしいです、ええバンドですか!?」とフロアに向かって言ってくれる。みんなが拍手して、響さんもにこにこ。
こういう絡みがあるの、なんか対バンの好きなところだな。見ていて、聞いていて微笑ましくなる。

4、フタリ

前の方にいた人がイントロのドラムで跳んでて、うわ好きなんやな、と思った。イントロ最後の、Aメロ前のギターがほんまに好き。前聞いた時もそう思った。気持ちよすぎる。
サビでためてバッて吐き出すように歌っているのよかったな。
間奏のベースがめっちゃよかった。

5、春と修羅

うわ好き! ってなった。サビの歌から入る歌って本当にかっこいい。
Cメロの「あの頃はなんて 昔はなんて」のところよかったな。ここで歌詞変えてたのかな、とふと思い出した。ライブハウスに、って。
改めて音源聞くとサビのベースめちゃ好きかも。

6、kid

「新曲やります、kid」
Makiの中でも珍しい(のかな)、ゆったりめの曲調。
やっぱり新曲とか初めてライブで聴く曲とかを聴く時って、じっと聴いちゃうな。周りも少し落ち着いて聴いていた。

7、白

めちゃくちゃ歌入りのところ好きだった…。そこからイントロ楽器が聞こえて、1番Aメロ入りが、えぐいくらい好き、やばいです。胸ギュッて掴まれた。呼吸一瞬止まった。Aメロが好きすぎる。笑っちゃうくらい、いい。
サビも好きだ…。サビの時の照明、白い光でよかった。雪、を表しているのかな。
サビの最後の「泣けない夜にはアルバムをめくった」って歌詞が、グサって刺さった。ちょっと泣いてしまった。ハンブレの音楽のことを思い出した、ハンブレの音楽を聴いていた夜たちを思い出した。そういう夜がみんなにもあるんだね…と思った。
そのあとのギターもめちゃくちゃよかった。
「ずっとなんて約束はしたくなかった」って歌詞、なんかすごくいいな、ってなった記憶。

MC

全然覚えていないけれど、
「俺たちが前のツアーでここダイアモンドホールにkoboreを呼んで、だからkoboreも俺たちのこと呼んでくれて。こうやって繋がっていくんだと思います、そうやって俺たちの音楽が続いていくんだと思う」
みたいなニュアンスの話。

8、boys & girls

やっぱりいいな、この曲。フリーダムの時に直前にリリースされて朝の電車で聞いて行って、ライブでやってくれてなんかめちゃくちゃ泣いたことを思い出した。
サビに入る前とサビの入り方がかっこよくて好き。Makiの曲はそういうのばっかりだからずるい。

9、朝焼け

曲前にたぶん光の話。「光が見えてきただろ!?」→曲入り。
初めて聴いた曲だったんだけれど、そんなこと忘れるくらいかっこよくて、めっちゃ手あげてた。

10、シモツキ

よすぎた。
跳びたくなるイントロだな。
やっぱり最後にはぶち上がる曲を持ってきてくれるのね。好きだよそういうバンド。
「ここで待ってる!!」って歌われて、「君を待ってる」って歌われて、泣かないことがありますか。ここでライブハウスのことを言っていたのかな。「季節巡ろうと」のところを何かに変えていたような気もする。
ラスサビの前の、空白から歌入るところほんまにかっこいい。震える。

その他

どこかのMCで、
「koboreとは俺が20になる前からのつながりで、こうやって仲良くしてくれてるのは本当に嬉しいです」

「koboreが俺たちを呼んでくれたのは、今日が最高の日になるとわかっていて、それ見越していて、それで呼んでくれてる。最高な日にしようぜ!!」

曲中に、「俺たちの! ライブハウスだ!」


響さんが曲中に結構フロアを指差ししてくれていたりしたんだけれど、その角度にちょうどわたしがいて、自分かと思っちゃって好きになりそうだった。というか、好きですMaki。かっこいい。
中盤あたりで響さんがわたしのこと見て微笑んでいた気がした。好きになっちゃうからやめてください(やめないでください)。
koboreのリスナーとしてここに来て、グッズもkoboreのものを身につけていて、それでもMakiのライブを見てこんなに感情が揺さぶられていてそれがちゃんと響さんにも、Makiにも伝わっていたのかな、と思ったらなんかやっぱり嬉しいですね。自意識過剰かもしれないけれど。


Makiのライブが終わって、koboreのセッティングに。
わたしはこの感情を逃したくなくてとにかくメモに書き出していた。

そして、ついにkoboreのライブが始まる。


kobore

セトリ
ジェリーフィッシュ
FULLTEN
HEBEREKE
どうしようもないな
スーパーソニック
ワンルームメモリー
夜に捕まえて
夜を抜け出して
Tender
STRAWBERRY
おやすみ
夜空になりたくて
幸せ
テレキャスター
爆音の鳴る場所で
勝手にしやがれ

encore
君にとって

SEがドキドキする、あれ好きだ。心臓の高鳴りを表しているみたい。照明が音に合わせて点滅しているのも大好き。
赳さんが最後に入ってきて、唇だけで(?)歌っていて、好きなんだなって思って、それ見て幸せな気持ちになっていた。
赳さん、右腕にタトゥー入ってる!! 素敵。銀のペンダントみたいなネックレスしていて、うっ…てなった。アクセつけてライブしていることあんまりなかったような気がするから、ちょっとドキドキしちゃった。今までも何かつけていたっけ。なんでつけていたんだろう。
服、IF I FELLのTシャツでちょっとにっこりしたな。

「名古屋! 抱きしめに来たぜ!!」って赳さんに言われて、うぅ〜!! ってなっちゃった。

1、ジェリーフィッシュ

ギターの音が気持ちよすぎた。楽しそうに弾いているの見るからこっちも楽しくなるな。
「見下ろした名古屋の」って歌詞変えていて、あぁもう好き、ってなった。
苦しそうな表情で歌うから、こっちまできゅってなるんだ。
「水の中にいるくらいに呼吸が出来ない」のところ、なんか苦しくなった。そういう感覚を知っている気がした。
ラスサビのドラム好きだな。

2、FULLTEN

問答無用でテンション上がる曲。
「前も見えないような毎日だ 先の事なんて見えやしないよ」のところ、本当にその歌詞の通りの日々なので思い出してしまった。
「メジャー インディー 売れる 売れない」のところ、koboreの覚悟、意志、感じ取った。胸の前で拳をぎゅっと握った。
ツービートドラム、かつきさん、かっこいい。

3、HEBEREKE

ドラムの入り、だだだだんってなるやつ見れた、かっこよかった。
にこにこだなこの曲。
「気づいたら天井ー!!」のところ、赳さん、「25パー!」って言って歌うように煽っていた? 今はライブハウスの声出しの条件が少しずつ変わってきているから、ちゃんとついていかないと。
「こんな夜があったんだよって覚えていたいの」のところでめっちゃ涙が浮かんだ。「この夜が永遠に続けばいいと思う!!」のところも。本当にライブハウスが居場所だよ。このライブのことを、今夜のことを忘れたくない。
落ちサビのところ、手でリズムとるやつ楽しかった。みんな手のひらでやっていたけれど、僕はまた拳でやってた。最後の、おーーおーおーーー、のところ、大好きだなぁ。かっこいいな。

4、どうしようもないな

曲前、赳さんが、「どうしようもないなぁ!?」って言って始まった。
え??? となった。やると思っていなくて。めっちゃ泣いていたな。赳さんが確か歌詞変えて歌っていて刺さった。
「逃げるかのように呑んだ缶ビールの数だけ夜を越えて」のところ、うわああああってなって泣いていた。お酒に逃げて鬱から逃げて、そんな日々があったから。
サビで涙が溢れた…。会いたくもなるよ、好きな人たちに。「どうしようもないな」で感情が爆発しそうだった。
「ぽっかり空いたあの空白は ライブハウスでしか埋められなかった」って歌詞変えてて、なんかもう本当に好きすぎて、号泣してた。その時、赳さんがジェスチャーで胸のところで両手でハート(丸かもしれない、ハートだと早とちりしちゃったけれど)を作っていて、なんかそれだけで涙が溢れて止まらなかった。
「それでも僕ら前を向かなくちゃ」のところ、かっこよすぎたな。サビ入る前の空白、何か言ってた記憶があるけれど忘れちゃった、あぁ…。
「どうしようもないけど 生きてりゃみんなそうだろ!?」で赳さんがわたしたちに向かって叫んで呼びかけてくれて、それでうぅ、ってなってまた涙が出てきた。

5、スーパーソニック

赳さんがめっちゃ煽ってきた、「跳べ!!」って感じで。
照明カラフルと白でふわっとしていてかわいかった。わりとみんな跳んでい
たけれどわたしは跳ばずに楽しんでいた。
やっぱり好きだなぁ、スーパーソニック。バンドのこと、好きな人たちのこと、好きな時間のことを思い出す。
赳さんが間奏でも下手来てくれたりして、「跳べ!!」ってやってくれてにこにこだった。
「1秒に思えるよ」で1の手してた人が何人かいて、「ありがとう(にこっ)」って赳さんが言っていて、うわ〜好き、となった。
今日は跳ばずにゆったりと聞いていたい気分だった。珍しいな。この曲では。好きな楽しみ方で楽しむ、ということが段々と自分の中にも落ち着いてきている。

MC

「ツアー、好き勝手やらせてもらってます、ありがとうございます!」
「Maki出てくれてありがとうね!」
「ツアー、出てほしいバンド上から順番に呼ばせてもらいました!」

「まだ少し思い出す」って赳さんが言ってから曲に入った。

6、ワンルームメモリー

あああああああ!?!?!?!?
うそ、やばい、泣いた。ずっと聴きたいと言っていて、初めて聴けたかもしれない曲。大好きな曲。嬉しすぎて号泣してた。嗚咽がもれそうになっていた。
少しだけまた元恋人のことを思い出した。
「帰り道に繋いだ手と手は 翌朝呑み過ぎたせいにした」のところ、手を繋いだことを少し思い出した。お酒のせいにしたことを思い出した。
赳さんが苦しそうな表情でたまに歌っていて、余計に泣いた。
「この駅通ると思い出すな」大阪梅田…。うううううう。「この酒を呑むと思い出すな」…。初めて飲んだお酒とか、なんとなく選んでいたあのお酒とか、思い出してしまった。
曲中ずっと泣いていた。
「君と会った瞬間にこうなる事が分かれば良かったなあ」あの時、見放題で。
「要らない思い出じゃないか」いらないのかな。いらないのかな? あの時間がなければ今の僕もいない。本当にいらない思い出なのかな。胸が苦しかった。
もう会わないし話さない、そのことを思い出してしまった。「開いてた扉がもう二度と開くことが無いと思うと」のところで。
アウトロの、とぅっとぅーワンルームメモリー…のところ、切なすぎて胸がきゅううってなった。

もう好きでもないし未練もないのに、まだ思い出してしまうのはなぜなんだろうな。きっと2年間という長い時間を過ごしてきたからなんだろうな。そしてずっとその記憶が新しい記憶として頭の中に居座り続けている。最初で最後みたいな記憶たち。
言えなかった言葉たちも言わなかった言葉たちも全部、もう置いてけぼりにされたまんまだな。
こうやってまた音楽に記憶が乗せられて、聞くたびに思い出してしまうことになるんだ。

7、夜に捕まえて

号泣からのこれはずるい。ちょっと泣きそうになりながら聞いていた。
照明がカラフルでピンクとかも使われていて明るくてかわいい。でもわたしはゆったり聴きたい曲だな、やっぱり。
「そしたらこの星も月もいらないからさ」でなんかうるっとしたな、月食の今日にこのフレーズを歌われると。
アウトロで、ハァーーーーって歌っていた赳さん、夜を抜け出してのフレーズを歌ってくれるかなと思ったけど今日はなかった。と思ったら!!!

8、夜を抜け出して

え? この流れは激アツです。
久しぶりすぎて最初なんの曲かわからなかった。
「月が綺麗に見えるからって消えてしまう前に」ああああ! 今日のこのフレーズは、月食で月が消えてしまう前に、会いに行くよっていうことですよね? そして、ここ名古屋にkoboreがわたしたちに会いに来てくれたっていうことでもあるんだよね? ちょうどkoboreのライブの時間に月食だって知っていたからこそこう思った。
「こんな夜も名古屋なら!」みたいに言っていた? 幻聴?

9、Tender

始まりが、サビフレーズをアカペラで歌っていて、途中に「お前らだよ」と挟んでいた。アカペラを歌ったあと、「優しいあなたたちに一曲!」で曲が始まる。
隣の人が号泣していて逆に心配になった。けれどもそうやって泣いても大丈夫な曲だから。
前に名古屋で聞いた時に、koboreのツアーのことを考えてしみじみとなっていたことを思い出した。
優しい笑顔で歌ってくれるね、赳さんはいつも。

10、STRAWBERRY

照明がきらきらしていた、白とピンクだった気がする。あ、今やっと気付いたのだけれど、苺の色なんだ。
ライブで初聴きだった曲。ゆったりと音に揺られて聴いていた。
ラスサビ前の、「ねぇ STRAWBERRY…」のところ、よかったなぁ。赳さんの声がダイホのフロアに、スって、ふわって乗って届いていくみたいだった。

11、おやすみ

!?!? えっ、えっ…え…?!?!?
やるのこの曲って。やば。と混乱してしまった。聞き覚えある歌だと思ったらおやすみだった。
なんか元恋人のこと思い出してまた泣いていた…。思い出すなよ、悲しくなんかはないのに、と思った。この曲、送ってくれたんだっけ、ストーリーにあげてたんだっけ。思い出しちゃうし覚えているんだね。
歌詞もメロも楽器もよくて泣いちゃうな。
「呼吸が苦しくなった時には 君はもういなくて」のところ、赳さん苦しそうな表情で歌っていたように覚えている。
「今日も変わらず夜が来る」のところで、毎日来る不安ばかりの夜のことを思い出してしまった。
「今日も変わらず君はいる いるはずなのに探してる」のところ、なんか
音楽のことみたいだな、と思った。ハンブレのことみたい、と。ハンブレのメンバーもちゃんと存在しているはずなのに、音楽たちは手のひらの中で再生できるのに、そこに触れられるものはなくて。だから探してしまっているのかもしれない、ライブに行くこと。
「二度と来ない今日を君と生きている、この日を!」って言っていた気がする。
「戻らない 戻らない 戻らない 戻らない 戻らない、
戻れない 戻れない 戻れない 戻れない 戻れないんだよ」切なすぎる。
「擦り切れるほどの夜を越えた 孤独だった僕を変えた 君の温もりが消えるなら」あああああ。ハンブレの音のことを思い出した…泣きそうだった。眠れない夜に聴いた曲も、僕の人生を変えた曲も、全部ハンブレだった。それが消えるのなら。
「思い出が頭を駆け巡る」で元恋人のことをぶわって思い出した。
「頭の隅に君がいる」いつだってハンブレがいるよ。
「「おやすみ」と聞こえてしまうんだ」元恋人のこと思い出しちゃった。なんでだよ、もう、必要ないのに。
「どれくらい笑えば どれくらい泣けば どれくらい越えれば 君に会えるの?」で、どれくらい泣けばのところで赳さんが右手で涙の伝うジェスチャーしていた。余計泣いた。
めちゃくちゃよかった…聞けてよかった…。

MC

「泣くことより無理して笑う方がしんどいと思わないですか? 共感してくれる人いたら嬉しい」
わたしの涙を見て…? と思っちゃうくらいだった。この言葉を聞いて、余計にまた涙が出てきてしまった。あぁ、そうだよね、感情もないのに無理して笑ったり、愛想笑いを浮かべたり、苦しいのに辛いのにそれを殺して無理して笑ったり、そういうことしている時の方が、しんどいよね。

「画面に映らないことがある。けど今日のMakiと俺たちのことが、お前らのその目に映っていればそれだけでいい!」
ニュアンスですが。ここのMCかはわからない。みんなの目が綺麗だって話もしてたっけ。

「自分にしかできないこと、お前にしかできないことがあると思う! それをやれよ」
何か話した後にこの言葉。なんか、そんなことってあるのかな、って苦しくなったりもしたけれど、赳さんの言葉を今だけは信じてみようかな、と思って、ライブを見る、僕がライブを見る、ということを、した。

相変わらず、めちゃくちゃいいMCをしてくれるんだよな、赳さん。耐えきれなくて泣いていた。

12、夜空になりたくて

この曲でもやっぱり泣いちゃった。イントロ来た時から既に、あぁ! ってなって涙が出た。前のツアーでもぼろぼろ泣いていたからそのことを思い出して余計に涙腺がゆるゆるだった気がする。
「少し大きめのボリュームで好きな曲を聴きながら」で、ヘッドフォンをしてハンブレを聴いていたあの電車を思い出した。明日のことなんて考えらんないよ、それでも。koboreが歌ってくれるから、また生きています。
「上を向いていないと溢れちゃいそうだな」で顔を少し上に上げながら聞いていたよ、こぼれそうだったから。
1番のサビは拳あげずに聞いてた。
2番で赳さんが煽ってくれるからあつくなって手をあげた。涙拭いながら聞いていたな。
「明日は少し早めに起きて」のところ、やっぱりすごく好きなんだよ、ちょっとだけ元気をもらえる気がする。
曲終わりに、アウトロで、「がんばれ!!」曲終わってから、「がんばれよ!!」そんなこと言われたら泣くよ…。

13、幸せ

「お待たせしましたァ! 25パー! 歌ってくれ!!」
みんなで、しあわせだー!!!
泣きながら歌った、顔覆いそうだった。
泣きすぎてイントロのワンツースリーフォー! のカウントできなかった…。悔しいね、でもそれも許すよ。
「君は必死に今日を生きたかい?」はぁ、必死にライブ見にきたよ、ちゃんと。
思い出、ちゃんと残しておかなくちゃな。
出せるだけの感情をライブで出したい。
歌えなくなること、首切りのジェスチャーしていた。
「どうして どうして 明日は来るのに 怖くて 怖くて 止まってしまってるんだろう」のところ、まんま最近の自分で、自分でもびっくりするくらい号泣した。何もわからないのに何かがこわくて、ずっとずっと足踏みしているみたいな、止まっているみたいな、そんな毎日を繰り返していたことを思い出して涙でぐしゃぐしゃになっていた。
「今日をさ今をさ死ぬ気で生きれたら 明日も明後日も来なくていいだろう」のところで、今のこのMakiとkoboreのライブをめちゃくちゃ楽しんでいる自分がいて、そんな今日があったら、koboreに託すことができるのならば、その歌詞の通り明日も明後日も来なくていいよ、今日で終わったって、と思った。そこまで思えてしまうほどなんか今日のあの時間は、すてきだった。
そこから入る1番のサビ、めちゃくちゃよかったな…。
「今いる人を大事にしなくちゃな」のところ、「隣にいる友達!」って言っていて、友達は隣にはいないけれど、でもたくさん大切な人がわたしにはいることを思い出した。
「いつか笑えなくなることも知りました」のところで口をいーってやっていて、いつもなんだけど好きだなぁと思った。
「だから僕は笑って生きるよ」のところ、あぁそうやって生きたいな、ってふっと思えた。思えたんだ、そのことに今驚いている。
「あなたにとって幸せはなんですか?」→3連で赳さんの言葉。覚えてない…あぁ。「ダイアモンドホールに歌いに来てること!」って言っていたような気もする。
「僕らは生きてる」のところで手あげれられた。肯定できたのかな、今生きているということを。その事実に対して。ラスサビ前の「幸せだ」のところも。みんなで、僕も、声を出せたような気がする。
最後、「生きなきゃなんねぇんだよ!!」って言っていた? ライブでは最近よくそう言ってくれるけれど、なんだか記憶があんまりない。

14、テレキャスター

夢はあるかい!?」の声で始まった、あつすぎる。途中か最後にも、「名古屋のみんな! 夢はあるか!?」と言っていた。
めっちゃ好きだな、ライブで聴くたびに好きになっていっている。イントロから好き。安藤さんが下手に来てイントロ弾いてくれた。
身体が自然とノリノリになって聞いてしまう。
「だけどステージの上のフォーリミの夢を捨てたくはなかった」って言っていて、本当に好きなんだよ。嬉しくて拳あげちゃった。
「自分がやって来たことが間違いなんて思わないよ それしか無いんだよ」のところで、あああああああああああ、となり。俺も、そうだよ。自分の選択が間違っていたなんて思わないよ、思いたくない。
1番のサビで、「僕にとっての音楽はさ」の後のワンフレーズ、赳さんが歌えなくなっちゃって(歌詞飛んだ?)フロアのみんなが歌って安藤さんも歌っていて、赳さんが「ありがとな」って言っていてふわっとした気持ちになった。
「あなた1人を笑わせることができたら」のところで誰かを指差ししていた気がする。
「二日酔いの僕を朝日が笑ってくれた」のところかな、「そんな夜を何度もR.A.D(アールエーディー)で越えてきたんだよ!!!」って叫んでいて激アツだった。栄の小さなハコ、あの場所で何回もkoboreのライブを見たな。そしてきっともっと何回もkoboreはライブをしてきたし、僕が知らない時から通ってくれていたんだろうな。

15、爆音の鳴る場所で

あぁ〜もう好き。にっこにこで拳上げた。ちょっと跳んじゃった。
「歌うぞ!!」って言われて、「明日もバイト明後日もバイトつまんない日々を過ごしていないかい」のところをみんなで歌った…。あぁもう本当に好きだ。
「どうしてここにいるんだい? お前ら歌を歌いに来たんじゃない」って言っていた。
全身で聴いた。身体がぶわって熱くなって、自然と動いてしまって、腕だけじゃなくて身体が動いてしまった。
「いぇーいぇーいぇー!!」のところをみんなで歌えた。ライブハウスの熱がすぐそこにあって、胸が躍った。

16、勝手にしやがれ

最後はやっぱりこれかなあ!
赳さん途中でマイクを口で押して動かしていた。
「愛している」のところをみんなで歌えた…。ふわふわとした気持ちだった。
落ちサビ、フロアのみんなで歌った。
アウトロ、4人で向き合ってめちゃくちゃ音を鳴らしているの見るの大好き。

アンコール

赳さんが最後に登場したのだけれど、3人の登場より時間が少しあいちゃったからか拍手がなくて、赳さんが「拍手!」って言っていてかわいかった。
赳さん、勝手にしやがれでマイクスタンドを動かしちゃったのを、「ごめんな、ごめんな、ほんとはこうだもんな、お前…」って言って直していてかわいかった。

「これから先、就職するやつ、バイト行くやつ、学校行くやつ、面接行くやつ、好きなこと始めるやつ、音楽始めるやつやつ…やつやつww この先いろいろあると思う! 俺らもツアーで、しんどくなったら今日のこの名古屋のこと思い出すようにするよ!! ありがとうな!」
なんか間にあった気もするけど、こう言ってくれた。嬉しいよそういう言葉。その時限りだとしても、僕らにはちゃんとその時に届いているから、それでもいいんだ。

君にとって

イントロ来た時、えっ!?!? ってなった。この曲も聴きたいと思っていたから。
めちゃくちゃよかった、もう本当に泣きながら聞いていた。イントロから涙が出そうだったし顔覆ってしまいそうになった。アンコールでやるのも、ずるいくらい、好き。
好きな人のことやハンブレのことを思い出しながら泣いていた。あとは、やっぱり鬱のこと。
1人になりたい時、誰にも会いたくない時、そればかりだったよ…。
耳を塞ぎたい時、何も聴きたくない時が、確かにあったよ。
笑ってくれる人、誰だろうな。泣いてくれる人、誰だろう。あなたは泣いてくれるかな。
koboreの音楽で、笑えてるよ、泣いているよ、ありがとうね…。
「君だよ」のところ、指差しなかった、でもなくてよかったかも、誰かを指していたらちょっとショックを受けちゃうので。

最後の方、たけるさんが上手よりの真ん中にピック投げてた。ラストでは上に投げてた、行方知らず。


途中、かつきさんがそらさんの方を見て笑っていた。
かつきさんの笑顔の口かわいいな。
赳さん見たりかつきさんのドラム見たりして忙しかった。



そうしてkoboreのライブが終わった。
相変わらず目は真っ赤だし鼻声だし、外は少し寒いし、でも音楽で満たされた身体が少しだけあつかった。
帰り道、新栄から栄までの一本道をまた1人で歩きながら、ライブの感想を書き殴っていた。周りの音や声で記憶がかき消されないように、イヤホンを挿してノイズキャンセリングをして、音楽はまだ流さない。
耳鳴りがひどかった。でもその耳鳴りが愛おしかった。ライブハウスの音だ、生きている音楽の音だ。こんなにひどい耳鳴りは久しぶりかもしれないな。

帰りにコンビニでお酒を買って、余韻に浸りながら、感想をしたためながら、1人楽しく飲酒をした。こういう日があるからまだ生きているんだな。


Makiもkoboreも、本当にかっこよかった。今日のこの対バンが見れてよかった。ありがとうございました。
どうかまたあの爆音の鳴る場所で、待っているから待っていて。




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