手を引っ張っていたと思っていたのに足を引っ張っていた
あの子の紹介で、召喚されたあの人。
ああ、生きていたんだという気持ちと、なぜ私?という気持ち。
あの子の知っていた、無邪気で屈託のない笑顔ができる私はいなくなったよ。
冷静でもない、人も救えない。
私には何も出来ないのに、恐らく大事な友達を差し出してきた。
私は何も、何も出来ないのに
男と遊んでやって、後悔して泣いて
そんな毎日なのに。私には何が出来る?
お金もなくなってきたし、また売るか。
それだけはやめてって色んな人に懇願されるけれど、他に手段がないでしょ?
女に生まれた特権は使わなきゃ、ね。
ただ冷静で臆病な私がストッパーをかける
やめておいた方がいいと思うよ、辞めてよそんなこともうしないで
って。
ああ、邪魔だ邪魔だ。
愛で沢山満たしてくれる人がいれば話は変わるんだろうな。
あの人に会うために、お仕事頑張って褒めてもらうんだ!とか
私が受けいれていないだけ、か
幸せになりたいけどなってしまったらいけない
この矛盾のせいで、性格のせいで
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