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某黒猫を推して見えた『綺麗な消費』


※タイトルで謎の濁し方をしているくせに文章の途中から全く濁さなくなります。検索避けすると何のこっちゃわからんなりそうだったので何も避けていません。ご了承ください。

(カバーの写真にある『ミスター不謹慎』はTwitterで配布されていたネップリを利用させていただいたものです。)


まず大前提として、なぜか私の好きなものはいわゆる『女の子〜♡』というものから逸脱している。

小さい頃に周りの女の子が好きな色はピンクだと言っている中、なんか知らんけど青が好きと言っていた頃から変だなと思っていた。
ちなみに今も1番好きな色は青です。

多分、そんなに歳の変わらない弟がいるからそうなっているだけだと思う。
弟のいる姉あるあるだと思うが、弟が通った道の大体は私の知識としても蓄えられている。
かくいう私は、ポケモンはもちろん、イナズマイレブンやムシキングも知っている。スマブラ(SwitchじゃなくてWiiね)の対戦相手にもなってたし、Wii Partyは弟と1番遊んでいた。イナズマイレブンの本気ボンバーは歌詞を見なくても歌えるし、私のDSでイナイレとダイパを遊んでいた弟がタッチペンを無くしたことを理由に3DSを買ってもらったこともある。そしてタッチペンなしのDSは弟のものになった。まあ自業自得だ。


そんな私であるが、なぜか大学生になるまで全く触れてこなかったものがある。

それが「YouTube」である。

正確に言うと、YouTubeには触れていたが、YouTuberと呼ばれる動画を投稿する芸能人ではない方々が投稿している動画を全くと言っていいほど見てこなかった。

とはいえ、大学生になってからメイク関連においてはYouTubeで情報を得るのが早いと知った私は、それを皮切りに少しずつYouTubeを使うようになった。
おそらく当時投稿されていたアイプチの比較動画なんて全部見たんじゃないかと言うくらい、メイク関連ではお世話になった。


こうして美容系っぽい動画は見るようになったものの、いわゆる有名YouTuberの動画をそれでも全く見なかった私に、突然の出会いが訪れる。(Love so sweetが流れそうな表現やめなさい)

ふとYouTubeを開くとWii Partyのサムネイルが目に止まった。そう、弟と遊び倒していたWii Partyである。
私は、誰の何か理解しないまま『懐かしい』という感情だけで再生ボタンを押した。

すると、特に自己紹介もなくなぜか4人用のゲームを5人で遊ぶ様子が、ゲーム画面と5人の笑い声で流れてきた。実写の映像はないのでどういう5人かはわからんけどなんか楽しそうだった。
前述した通り、特に自己紹介もなかったのでどの声の人が投稿主なのかもよく分からんままではあったが、終始楽しくて面白い内容だった。

後で知ることになるが、これはキヨ(さん)という今では420万人を超えるチャンネル登録者数を抱えるゲーム実況者の動画だった。
一緒に遊んでいたのは、いわゆるレベル組のみんなで、全員ちゃんと面白いしどの動画を見ても飽きなかった。


これが、某黒猫とタイトルで謎の濁し方をしたキヨ(さん)との出会いである。


これがまあいい出会いだった。
ヲタク気質な私は、今まで新しく推すコンテンツがあると宗教化するか夢豚を極め出すかなど、下品な消費の仕方しかできなかった。(同じタイプのヲタクの皆さん不快にさせてしまっていたら謝ります。私が下品なだけです。)
だが、ゲーム実況というコンテンツは、私が今まで推してきたり触れてきたりしたコンテンツの中で1番綺麗に消費できている気がする。

というのも、ゲーム実況を見てゲームを買うなどしているのだ。

もちろんキヨ(さん)だけでなく、先ほどあげたレベル組の方々の動画は全部とは言えないけれどもある程度は拝見しているので、キヨ(さん)が実況していたものだけではないけれど。
グッズなどの推しに還元される以外のものを買うなんて、推しの実際に使っているものを特定して買うくらいしか能がなかったのに。まあ結局同じゲームを買っているのでお揃いみたいなところはあるけれど、「お揃いにしたい」のではなく「私も遊んでみたい」と思って買っているので、私の中では綺麗な消費なのである。

実際買って自分で遊んでみてね〜!と言われた通り、というか言われたから買ってるんではないけれど、自発的にそういう行動をしているのだ。

いや、これまでの自分から考えると綺麗すぎる、あまりにも。
アイドルを狂ったように推して燃え尽きていった私からは考えられない。

ちなみに、最近だと、ダイパすらやらんかった私がキヨ(さん)の動画を見てポケモンSVを買った。
そしてエリアゼロのところでボロ泣きしながら遊んでいた。ペパーのことは私が一生守る。

アクションゲームは苦手なので手を出していないが、もし得意だったらブレワイや、りろるらりろれら(リトルナイトメア)、DETROITあたりも手を出せたのになあと思う。檻ッ!!!


そして今のところ、キヨ(さん)に対して崇め奉ったり夢豚感情ダダ漏れで接したりみたいなことはしていない。すでに三次元の推しで全感情をぶつけている自担がいるからこそなのかもしれないが、自分の中では比較的綺麗な消費の仕方ができているのがすごく嬉しい。

とてつもなく距離感がちょうどいいと思う。
趣味の範囲を超えてしまうとちょっとしんどさも出てくるのは、当落とかいう札束と人脈の殴り合い経験者であるが故に知っている。

めちゃくちゃ綺麗に、とはいかなくても趣味の域を超えない程度に、余計な感情なしで純粋に楽しめる趣味ができたのはとてもいいことだ。


YouTube何見てる?と聞かれて、ゲーム実況しか見ていない女ちょっと嫌だなと自分で思うが、まあ元々『女の子〜♡』というのから逸脱しまくっていたので仕方ない。
周りがカップルチャンネルとか美容系の動画を見ている中、私は今日もブレーキ音を聞いて安らかに眠っているのだ。


最後に私が元気が底をついた時に見ているキヨ(さん)の動画を載せておく。
他の人がお勧めするような『ブレワイ』とか『青鬼』とか『ネコトモ』とかのシリーズものじゃなくて申し訳ないけれど、中毒性があっていいよ、これ。
(分類的にはリズム天国系です)(分類て何?)


(お題の応募期限は切れていますがタグだけ付けさせていただいております)

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