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創作関係の記事

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小説を書くことや同人活動について書いた記事をまとめています
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記事一覧

はじめて同人誌即売会に出店した話【当日編】

9/6(日)に開催された文学フリマ大阪に出店しました。出店しようと思った経緯はこちら。 簡単に感想を述べると、とても楽しかったです。そしてこのような世情の中、運営してくださった事務局の皆さま、来場してくださった方々、本当にありがとうございました、ということです。 忘れたくないことが色々とあったので、備忘録として当日の流れと、考えたことをここに書き残しておこうと思います。 当日の流れ10:00 出店者入場 10時少し過ぎに到着。入口にて体温計測とcocoaの画面確認。手指

¥100

即売会に出ようと思っている

先日、文芸系webマガジン「蓼食う本の虫」さんに以下の記事を掲載していただいた(ありがたや……)。 この記事にも書いているように、今年も計画に沿って文芸活動を続けている。その一つに「文フリに出店する」というものがある。 文フリには昨年の京都に初めてお客さんとして足を運んだ。それ以前は小説を書いていなかったので文フリというイベントがある…というぐらいの認識だったのだけれど、そこで手にした本がどれもみなさんプロではないのか……?ぐらいのクオリティですごくて(語彙…)憧れの場所

#ふぁぼされた数だけ自分の創作環境について語る

表題のようなタグを見つけたので、今週の日記のお題にしようと思います。 ちなみに私は普段小説と日記を書いています。ときどきTwitterに散文をあげたり。140字小説も最近書き始めました。という文字書きなので創作環境というほどの環境はないのですが、こういうの書くのも読むのも好きなので……。 1.Evernote創作に使っているもの、ほぼこれです。4作目あたりまで使っていたのはこのアプリと紙のノートだけでした。 スマホでいつでもどこでも書けるし、パソコンで開けば腰を据えて書

小説を書いているとき、楽しいか苦しいか(回答結果)

先日、透明文芸部のマガジンに以下の記事を追加させていただきました。 表題の問いに対し、丁寧で深いコメントをいただきました。本当にありがとうございました。この記事ではその結果を書きたいなと思います。 小説を書いているとき、楽しいか苦しいか※「小説を書くこと」ではなく「小説を書いているとき、楽しいか苦しいか」に変えて質問しました。 楽しいだけ、苦しいだけ、という方はあまりおられず、楽しいときもあれば苦しいときもある、という意見が多数でした。ちなみに楽しいとき、苦しいときはど

小説を書くことは楽しいか、苦しいか

はじめまして。先月より透明文芸部に入部させていただきましたりんです。 入部するきっかけになったのは、haccaノベルを通して主宰の丹宗さんとSNSでお知り合いになったことです。今まで一人で書いて黙々と書いてきましたが、作品を読みあったり、創作についてのお話をしたりして誰かと交流しながら書くということをしたいなあと思い入部を希望しました。 自己紹介は以下の記事に……。 元々遅筆ですが、昨年子が生まれてさらに遅くなりました。noteは基本的に日記を投稿していましたが、最近は小

はじめての本づくり日記(2)

今週も本づくりの進捗を書こうかなと思います。先週の日記はこちら。 表紙の依頼をし、中身をぼんやり決めてさてデータをどう作ろうかというところで終わっていた先週。その後も参考になりそうなページを探していたところ、完璧なnoteがありました。 すごい。1から10まで書いてくれてる。ぬりたしとかの意味これ読んではじめて理解できた。ありがとうございます。 先週、印刷はPixivFACTORYにしようといっていたけれど、このnoteで紹介されているREDTRAINさんのOneBoo

はじめての本づくり日記

今年(今年度)のやりたいことが「本をつくる」だったので、最近はそれにとりかかっています。 今までも何度かつくろうとしたことはあったのだけど、結局よく分からなくて「いつかできたらいっか」となりのばしのばしになっていたんです。でも支援してくださっている方がいてくれるということ(FANBOXやっててよかったなと思った)と、文章を書くのももちろん好きだけど本そのものが好き(紙モノ好きなんだよな)ということに最近気付いたことで、いよいよ本当に作ろうかと思った次第です。できなかったら笑

小説を書き終えた話

相変わらず気分の悪い日は続く。 お米の炊ける匂いが気持ち悪い。お出汁の匂いが気持ち悪い。非国民だななんて考える。お腹に一人、別の人間がいるだけで感覚が変わる。不思議だと思う。 ・ やっと小説を書き終えた。1月末に前の作品を書き終えたから、3ヶ月弱かかったことになる。文字数は今までと特に変わらない。短編。 今まで4つ作品を書いてきて、それまでは前回のより絶対良くなってるという気持ちが書いているときにあったのだけれど、今回は無くて、常に迷いながら書いている感じだった。だ

小説を書いている

小説を書いている。 けれどもちっとも進まない。仕事から帰って、パソコンに向かって、ポチポチ打っていたら気持ち悪くなり横になる。1時間ぐらい眠り起きても相変わらず気分は悪く…。という毎日が続いていて、もしかしたらと思ったら、やはりお腹に子どもがいた。 検査薬の陽性反応をみたときも気分が悪くて、正直驚きや喜びよりもああそうかという納得のような感情が大きかったのだけれど、小指よりも小さいのにちゃんと動いている子どもの姿を病院で見せてもらって感動した。ちゃんとしなくてはと思った。

自分にしか意味のないこと

エブリスタのコンテストで小説「ホーム・スイート・ホーム」が大賞をいただく。驚く。 憧れの方から感想をいただく。自分のことのように喜んでくださる方がいる。とても嬉しい。もうこれで2019年も終わったようなものだと思う。 意味のないことがしたかったから小説を書いた、と2018年の振り返りに書いた。それはもう少しくわしくいうと、自分にしか意味のないことという意味であって、自分がよければそれでいいという感じで、だから熱が冷めたらそれで終わりだと思っていた。 けれどこの件で、いろ

わたしが小説でやさしい人しか書かない理由

久しぶりに怒りでぶるぶる震える。人の、自分の、醜い部分をみるのは嫌だ。 そういうのをいちばん嫌っているのは自分だから。自分だけは潔白であるというこの意識はほんとうに幼く、どうしようもないものだと思うけれど、今や私を少女たらしめているものはこれしかない。 そして物を書くという行動に向かわせているのも、この意識なのだということ。 2019/01/02

地図と小説

小説を書いている。一度しか訪れたことのない場所を舞台にしてしまったので、グーグルマップで航空写真を眺める。のちに路線とか、距離感とかを確かめる。 そこに住んでいる人の気分になって、自分ではないような気がしてきて、不思議な心地になる。気づくと、画面上でその街を散歩していて、あまり筆は進まなかった。 学生時代、友だちとパソコンを囲んで、グーグルマップでそれぞれの実家を検索したことを思い出した。友だちの家の屋根をみて、周りにあるものをみて、それぞれが育ってきた環境に思いをめぐら

はじめて小説をかいた話

ほとんど初めて、小説を書いた。正確にいうと、書ききった。 むかし一度、書いたことがある。けれど、格好つけようと、なにか深い意味を持たせようとして、なんだかそれはすごくダサいものになってしまった。以来、一度も小説を書きあげられたことはなかった。 --- 今回はそういうことは全く考えなかった。曲を聴いたら、小説の中の彼女たちが動き出して、書きつけたいと思った。かっこ悪くていい、意味なんてなくていい、私欲を満たすだけのものでいい、そんなんでいいから書いてあげたいと思った。