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少し前のはなし。:23,24歳

新卒1社目を辞めて、次に入った会社も住宅リフォーム系の営業会社。毎朝社歌が流れて朝礼が始まり、社訓を唱える昭和な会社…幸先悪め。不倫に足を踏み入れて、仕事に生きようとした期間がやってくるので恋愛関連は静かでした。

リフォーム業界の知識が1ミリもない状態で入ってしまい、一寸が何なのか、職人さんのmmで単位の数え方すらも、お風呂のサイズの言い方すらも何も知らなかった。2個上の社内成績トップの先輩と車好きなおじさん先輩と所長に教わりながらの生活が始まった。そして運転免許は持ってるものの、取ってから2年半ペーパーだったのだ。運転の練習も始まった。
毎日毎日、7時出社で勉強して、先輩の案件に付いて行って職人さん紹介してもらい、先輩にロープレ練習見てもらって、20時帰宅。まだまだ楽ちん。先輩同行ありでクロス張替え案件から始まり、水周り(お風呂,トイレ,キッチン)の交換案件、外壁塗装などいろいろやらせてもらった。見積もりの作成が最高に難しくて、クロスの計算も塗装面の計算も廃材がどのくらい出るのかも何度やっても時間がめちゃくちゃかかる。そして商材を覚えるのも一苦労で、入社半年のぺーぺーにはまだまだなにも足りてなかった。朝6時出社からの終電生活が始まった。睡眠不足とストレス性胃腸炎のダブルパンチで体調は最悪で、隣の席の古株おばちゃんからの嫌味が毎日飛んできて、さらには苦手な運転を毎日100km近くする…そんな時に限ってやばいお客さんに当たってしまい、休みの日なんて関係なしに電話きて…いろんな意味で死を近くに感じてしまった。唯一の救いだった先輩も辞めることがわかり、精神維持が出来なくなってた。
とりあえず転職先を探そうと思い、転職サイトに登録。「受付」で何かないかなぁと思って探してたら馴染みのない「シェアオフィス」の文字が出てきてとりあえず受けてみることに。そのままスムーズに書類も面接も通過して転職先がすぐ決まった☺︎(私は面接が得意らしい)。2社目のリフォーム会社は10ヶ月しかいなかった。
3社目のシェアオフィス…ここもまた変な会社で、オリエンテーションで支配人から最初に言われたことが、「あの人はオーナーの愛人だから、余計なことは言っちゃダメだよ。すぐにクビ切られるから気をつけて!」どんな会社やねん。同期で入った人は1回り上だけどとっても優しい可愛い方で、とりあえず…どうにか頑張れる気がしてた。受付採用だったけど、最初の1ヶ月受付業務やって、そしたらすぐに営業側もやってみようとなり…私は気付いたら営業側に回ったり、たまに受付に座ってたり…良い感じに都合良く使ってもらってた。

いろいろ慣れてきた頃にまたマッチングアプリ登録して、数人と会ってみたりした。でも、何も生まれなかった。さらには、興味本位ってだけでホテヘルに体験入店し、1ヵ月くらい働いてみた。簡単に大金が入ってきて、要らない知識もたくさん知ってしまった。続ける気にはならず、辞めてしまった…。これで毎日働いて稼いでる女性がいることを知り、何故かものすごく哀しい気持ちになった。知らなくていい世界をまた知った。

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