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京都・伏見稲荷大社【下り・裏ルート】滝めぐりと神宝神社
外国人旅行客に人気No.1の伏見稲荷ですが、今回は古代の稲荷山信仰を少しでも感じてみたくて出かけました。
【登り】のあとの滝めぐりの続き、後編となります。
※前編は下記です ↓
下山してから多くの行場があったのですが、伏見稲荷の管轄ではない民間管理の地域のようなので、写真のみにしています。
前編の「白菊の滝」から、「七面滝」に到着。
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山頂から降りたのは、赤線のルート。
口コミで来ているのでしょうか、すれ違うのは外国の方ばかりで、伏見稲荷の混雑とは別世界の裏ルートのようです。
◆青木ヶ瀧
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このあたりから、伏見稲荷大社の管轄地域に戻っている?
手入れの行き届いた、明るいお社です。
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この時間はちょうど木々の間からキラキラの光が入って、とても美しかった!
しばらく民間のお社が続いていたので、ここでは落ち着いてお参りができました。
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お参りをしてからご由緒を読むと・・。
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「青木稲荷大神」の元の名は 「猿田彦大神」とあります。
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竹取物語の舞台という説もある、美しい竹林を通ります。
どこにたどり着くのかわからず不安なまま歩いていますが、風が気持ちいい!
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◆弘法ヶ滝
細い道に入り進んでいくと、急に空気が変わった!
ここはなに?と思って立ち止まると、奥から冷たい空気が流れてきています。
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狭い道の途中で覗き込んでみましたが、かつては池だったのでしょう。
(ここで、楽しそうな西洋人の子どもたちとすれ違う。)
ただ後ろの木が、普通ではない場所、の雰囲気をだしています。
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ここは『弘法ヶ滝』だったので、弘法大師・空海が杖をついて水を出した伝承がある場所、なのかもしれません。
さらに進むと、入口がありました。
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伏見稲荷で空海さんゆかりの場所に出会えて、ちょっとハイテンション!
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拝殿右に少し見えているのが、『弘法ヶ滝』と呼ばれている行場でした。
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さらに一番奥まで進むと、先ほどの『杖の池』の前。
明らかに温度の違う、冷気が流れてきています。
やはりここは、大切な場所のように見えました。
古代信仰が残る山を訪れてきましたが、その場所と共通する気の流れを感じます。
古代の人々はこのような場所を、ご神体としていたのかもしれません。
稲荷山信仰に初めて少し、触れられた気がしました。
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この先で以前にも訪れたことがある伏見神宝神社にたどり着き、滝めぐりは終了となりました。(行きそびれた滝があるので、また次回に。)
◆伏見神宝(かんだから)神社
以前訪れた時も好きになった神社だったのですが、ちゃんと調べてみると、ご祭神は天照大御神、饒速日尊にゆかりがあるという、由緒ある神社でした。
平安時代に稲荷山の奉拝所として創祀されたそうで、山頂まで登れない人はここから遥拝していたようです。
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狐さんではなく龍さんだらけなところからも、特別な神社であることがわかります。
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饒速日尊が天上よりもたらした国内最古の神器、 十種神宝(十種類の神宝)をお祀りしているそうです。
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他にもお社がたくさんあって写真を撮り忘れたのですが、天鈿女命をお祀りしている場所もあったようです。
社務所には奈良の平城宮跡資料館で見た「隼人の盾」の御札があり、めずらしいので購入しました。
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見どころがたくさんある伏見神宝神社ですが、通常ルートを右に外れた場所にあり、前回は先にここを訪れました。
山頂まで登る予定ならばこの下りルートで最後に寄れるので、そのほうがラクかもしれません。
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お昼過ぎの千本鳥居は、さらに団体さんが増えている感じ!
全国のお稲荷さんの総本山でありながら、猿田彦神、空海さん、最後には天照大御神や龍神さまにもお参りができて大満足!
外国の方は混雑を避けて、このルートを登ってきているようでした。
この日山頂から降りていたのは私だけでしたが、のんびり戻れるのが良いかも。
稲荷山信仰を感じることができる、素敵な裏ルートでした。
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