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【広島1人旅】夜の海へ向かう







2023年12月、広島へ4泊5日の1人旅へ行った。
ちょっと話が飛んでしまうが、4日目の出来事のお話。


この日広島は雪予報で朝から雪が舞い、ふぶく風がとにかく冷たかった。
ホッカイロを付けてダウンを着ても寒い。
私は勝手に 九州=温暖で、その九州に近い位置にあるから広島も温かい、そんな短絡的な認識だったのでしっかりと冬を感じて驚いた。

余りの寒さで外に居ることが辛くなったこと、4日目という疲れのピークでいったん目についた漫画喫茶に避難する。
1人だとこういうことが気楽に出来ることが、1人旅のいいところ。

暖かい空間で2時間ほど爆睡したら無事体力回復。
行動欲が増したので軽い足取りで外へ出る。

今回の旅で時間があれば尾道方面、もしくは呉に行きたいと考えていた。
現在の時刻は17時。帰りの夜行バスは25時、その前にシャワーを浴びたりお土産を買いたいので、流石に尾道は今からでは厳しい。じゃあ呉?

悶々と考えながら電鉄に揺られていたら不意に「海が見たいな」という思いが湧いて、広島駅から一番近い砂浜を探してみる。
良い感じのところを見つけた迷っている暇はない、キャリーケースをコインロッカーへ預け、乗換の電車に飛び乗った。


到着した先は、JR呉線 水尻駅を下車してすぐ。
市内から一番近い海水浴場「ベイサイドビーチ坂」
広島駅から20分ほどで到着した。


着いたころにはすっかり夜が始まり、かなり遠くに1,2人居るくらいで、人の気配が全くない。真っ黒い夜の海が目の前に広がっていた。
駅も無人駅だったのでもともと利用する人は少ないのかな?

飲みこまれてしまいそうで少し恐怖はあったけど、1人でぼーっとできる静かな砂浜を求めていた私には、最高のシチュエーションだった。


遠くにキラキラと光る、おそらく広島市方面の街灯り。緑色にライトアップされた橋。空気が澄んだ冬だから、光がじわりと暗闇に滲んで輝きを増して見えるんだろうなあ。

三日月。

空には星や月も見えて、絶えず聴こえる波の音、私の好きなものすべてが詰まった空間だった。


あしあと。


元々寒いのに海だから更に大極寒だっただけど、そんなこと我慢できてしまうくらい、居心地がいい場所でした。

今度は夕方ごろにきて夕日を見たいな〜〜




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