スクリーンショット_2018-12-28_19

ブロックチェーンの実用可能性

こんにちはダイランです。

今回はブロックチェーンの実用可能性について簡単に説明していきたいと思います。

・UXが何よりも大切
・エンドユーザーにとっては実用性が重要
・現状の壁としての手数料問題とトランザクション承認時間

・UXが何よりも大切

UXとはUser Experienceといい、ユーザーの体験を指します。
UXが大切とはどういうことかというと、ユーザーは何かしらの課題を抱えており、その課題を解決するためにサービスを利用するという立場の考えを取ります。
例えば、現金での支払いが億劫だ、手間だという人に対して「QRコード支払い」というサービスを作ったり、タクシーがなかなか捕まらない、タクシーって高いよねという人に対して「C2Cの配車サービス」を作ったりします。
そのため、どのようなユーザーのどのような課題を解決するために、どのようなサービスを作るべきか。また、どのようなUX(体験)を提供すれば、課題は解決されるのか。と言った思考がとても重要になります。

・エンドユーザーにとっては実用性が重要

結局サービスを使用するユーザーにとっては、ブロックチェーンを利用しているかどうかは全く重要ではないということです。
つまり、重要なのは「ユーザーの課題を解決できているか」という事に尽きるのです。
ユーザーの課題解決のためにブロックチェーンを利用することが最適であるのかどうかという検証を行わないまま、ブロックチェーンを利用することが目的化してしまうとユーザーにとっては実用性のないサービスとなってしまいかねません。
そのため、ユーザーの課題を解決するために、なぜブロックチェーンを使うべきなのか、webサービスではいけないのか、アプリケーションが最適なのかなどと言った、最適手段の検討を行う必要があり、手段検討を行わず手段が目的化してしまうと、サービス利用者のUXを損ないかねません。

・現状の壁としての手数料問題とトランザクション承認時間

ユーザーの課題を解決するために、最適な手段としてブロックチェーンを用いるならば、実用性を高めるために以下の設計を熟考しなければなりません(少し難しくなるので、気になった人はググって調べてくださいm(_ _)m)。

一つは手数料問題です。
ブロックチェーンはシステムを動かすために、マイナーと呼ばれるマイニング実行主体が必要であり、マイニングを行なったマイナーには手数料が支払われる仕組みとなっています。
つまり、ブロックチェーン上に乗っているサービスを実行するために、誰かしらのマイナーに手数料を渡さなければなりません。
その手数料を発行する主体が、サービス運営主体なのか、サービスを利用するユーザーなのかはしっかりと考えた上で設計する必要があります。

もう一つはトランザクション承認時間です。
ブロックチェーンはトランザクションが発行され、マイニングなどの行為を通して、トランザクションが承認され、サービスを動かすことができます。
そのため、サービスを動かすためにマイニングが必要なのは上述した通りですが、トランザクションが承認される(マイニングが実行される)までの時間が必要になっています。そのトランザクションが承認されるために時間は、ブロックチェーンごとにより少なからず異なってきますが、数十秒から数分と見ていれば良いでしょう。
そのため、ユーザーはサービスを利用しどこかの場面で、数十秒ほどのトランザクション承認時間を待たなければなりません。これはUXをかなり損う設計になってしまうので、サービス設計者は留意する必要があります。
(決済しようとするたびに画面が10秒止まるサービスを想像してみてください。使いたくなくなりますよね。)

以上がブロックチェーンの実用可能性を簡単に説明しました。

お読みいただききありがとうございました。
よろしければスキ・コメント・シェアお願い致します!

心優しい方がいましたら何卒サポートお願い致します…!m(_ _)m サポート頂いた方には何かしら感謝とお礼をさせて頂きます!