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鏡よ、鏡

 私はいつ、「私」を認識したんだろう。

 今日は満月ですね(朝の9時頃に迎えたらしい)。よく晴れているので、日が暮れたらまんまるの月がみられるかもしれない。

 最近、社交が活発になってきた。新しい出会いというよりは、旧知の人たちとの交流なんだけれど、それがたのしい。これまではどちらかというと苦手だった社交がたのしくなってきたのだ。もともと山羊強めなので居心地のいいお家が好きで、仕事が終ったらさっさと帰ってのんびりひとりで過ごす、このリズムが、パターンが、ばっちり沁みついてしまっていた。それはそれでいいのだけれど、たまには外に出てみようというのでがんばっている。

 人と過ごすと、自分のことが見えてくるというのを感じていて、それで冒頭のことをぼんやり考えた。小学校から中学校というのは私にとって居心地のわるい場所で、それは人と違うことをよくわかってなかったからかもしれない。そのときは、みんなと違う(みんな違うんだけれど)ということに苦しさを感じていたようにおもう。

 今となってはひとりひとりが違うということをしっかりわかっていて、それというのは実はすばらしくて、違いをおもしろがれるようになってきた。早い話が、色んな人の色んな意見を聞くのがたのしいということです。

 私がいつから「私」だったかはわからないけれど、この不思議さを抱えながらそれなりにたのしく過ごしているということを、満月にむけて書いてみた。

トップ画像は「びわっちファーム」のアイスクリーム(黒みつきなこ)

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