喫茶店百景-英国人のお客さん-
店にいるときには雑誌をめくったり、居合わせたお客さんと話したり、それから父と世間話をするなどしていた。ほとんどが時間を気にしたり、周りの目を気にしたりすることなく、くつろいで過ごす時間だった。
ある日、父が「今日は外国人の2人連れが来て、カプチーノやらホットサンドやら頼んでくれたよ。ちょっと待たせてしまったけど残さんで食べてくれたけんよかった。」などと話していた。
常連の中にも外国人のお客さんはいたし、まだそのころはインバウンドでやってくる外国人は町中に溢れていたので