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旅と巡礼

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近所だったり、ちょっと遠くだったり。旅と巡礼とは切り離せないもののようです。
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#note初心者

好きな街

 12月の頭にハウステンボスで1泊をして遊んだ。オランダの街を再現したこの街が好きだ。  このときは、姪っこが来年春に小学校を終えるので、卒業祝いを兼ねて家族で企画をした旅だった。当初はディズニーランドをプレゼントする案だったけれど、このご時世である。  冬のハウステンボスの見どころはなんといってもイルミネーション。いくつか写真を撮ってきたのでここにアップしておきます。経営などは昔とずいぶん変わってしまったけれど、異国を感じられるこの街並みや景色はとても好き。小さいころに

外海にド・ロ神父というひとがいた

 ここ数年、外海(そとめ)という地域と縁がありたびたび出かけている。角力灘を挟んで五島列島と向い合せの位置となっている。  最初に日本にキリスト教が伝来した1549年以来、このあたりでは1571年にイエズス会の宣教師によりさかんに宣教活動がおこなわれた。禁教や迫害を経て1854年の開国後、パリ外国宣教会のド・ロ神父により1882年に出津教会が建設され、その後信徒が増えたため1893年には大野教会を建設。この地ではド・ロ神父さまは偉大であり、いまだに尊敬と親しみを持たれている

野生の鹿が暮らす島

 五島列島の北端に、小値賀(おぢか)島という島がある。この島の東にある「野崎島」は世界文化遺産 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の構成資産のひとつです。  昨年(2019年)9月の下旬に、このふたつの島を訪ねることができた。高速船も定期船もぶじに通って3日間を過ごした。  到着はお昼ごろで、レンタカーを借りて小値賀島内をゆっくりまわる。橋で繋がっている斑島まで行った。橋の手前に牛が草を食んでいた。この島の玉石鼻では「ポットホール」をみて、波の音を聴いて過ごす。吸い込

石見銀山に行った

 通勤には電車を利用している。だいたいいつも本を読むのだが、今朝は慌てていて鞄に入れ忘れてしまった。ああ、しょうがないなとおもったところで 先日取り寄せた荷物に入っていたフリーペーパーを持ってきたことを思い出した。  3月に出雲を訪ねたことを先に書いた。実は仕事で石見銀山を訪ねることになっていて、せっかくだから出雲にも行かせてもらったのだ。2日目は、朝から大田市内、石見銀山に向かった。  「石見銀山世界遺産センター」を訪ねた後、大森町内に行く。石見銀山資料館から城上神社、

神さまたちに会いに行く

 島根県に行ってみたいとずっと思っていた。興味を持ったのがいつだったか、もう思い出せない。  きっかけのひとつは、妹尾河童さんの本である。「河童の手の内幕の内」という文庫本の中に「河童の『旅』」といういくつかの旅の記録が収められていて、そのうちのひとつが「神話の舞台『ザ・山陰』」。この方は旅に出る準備として二万五千分の一の地図を広げて、ルーペで拡大したりしながら地形を確認しておくと(写真付きで)書いてある。  好きな本や映像を繰り返し読む(観る)持病があって、この本も例外

和山窯

昨年、ちょっとした伝手で工場の見学をさせていただきました。波佐見焼の窯元さん、和山窯です。長崎県東彼杵郡波佐見町というところにあります。 いちおう許可をいただいた上で、工場の中や働いておられる方々を撮らせていただいたのですが、人物の映った分は載せていません。 新型コロナウイルスの影響で、陶器まつりは春も秋も軒並み中止となり、こちらをはじめ窯元さんたちも他にもれず大変だと聞いています。陶器まつりは毎年すごい人出なので行かないのですが(混雑が苦手)、開催されないとやはり随分な

白川郷 合掌造り集落

10代の終りに2年ほど愛知県に住んでいたことがあります。昨年の11月に、その頃の友人たちと会えるように連絡をとって、十数年ぶりに東海地方へ行ってきました。 安西水丸さんが好きで、氏のエッセイに書かれていた合掌造りにも行けるようにスケジュールを組む。こちらは友人と都合が合わずひとりで訪問しました。昨年はまだまだ中国方面からの来訪者が大変多く、すごい賑わいでした。今年あたりは、雰囲気がとても良さそうですね。 それでも、この景色には感動でした。うれしかったですね。我が家は自営業