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旅と巡礼

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近所だったり、ちょっと遠くだったり。旅と巡礼とは切り離せないもののようです。
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2024年1月の記事一覧

縁の下のサルモン神父

 いつか、とおもいつつずっと訪れることのなかった場所に、先日案内してもらって行ってきました。しょっちゅう行っている、外海の教会のすぐそばにあるんですけどね。 *  パリ外国宣教会のド・ロ神父は1868年に来日し、長崎・大浦や横浜で印刷などの事業と司牧を兼務した。  ところで、あらゆる媒体でド・ロ神父と呼ばれ、すっかりなじみとなっているこのフランス人司祭の名前はMarc Marie de ROTZで、マルク=マリー・ドゥ・ロッツと発音する。deはフランス革命以前に貴族だった

初詣に

 正月初詣に三社詣とよくいわれますね。だからというのでもなく、年が明けてからお詣りした神社は三か所です。  近所にある住吉神社は子どものころからなじみ深い。そのころ両親の店があったのもこの町で、参道の脇にある公園でもよく遊びました。  その公園のはす向かいにある中華料理店でお昼をごちそうになったあと、お詣りをしました。  むかしはここでもくんちをやっていて、通っていた保育園も参加していた記憶があるけれど、いつごろからか商店街と神社の折り合いがわるくなって、くんちをしなくなっ

CACAO SAMPAKAのチョコレート・ドリンク

 色と占星術について、シリーズで書いてたことを忘れかけていて、書いておきたい気もちで途中まで進めたものの、どうしてだか集中できません。  なので今日は、気楽な話題を。 *  ショコラショーとかホットチョコレートとか呼ばれる、チョコレート・ドリンクがありますね。もちろん存在は知っていたものの、きちんと(というのはどこかの店などで)飲んだことはありません。  12月に関東方面へ行き、そのときに会って夕飯などの時間を過ごした方から、手土産をいただきました。ショッパーには「CAC

遺構が

 年末に大平作業場跡に行った。  大平作業場というのは、パリ外国宣教会のド・ロ神父が外海地区の主任司祭として司牧をしていた1884(明治17)年ごろに開いた、農園のそばにある建物の遺構である。  以前、何度か訪れたことがあって、そのときには煉瓦壁のみが残る、まさしく遺構だった。ここ数年、この大平作業場跡の保存工事がおこなわれることは聞いていて、昨年秋にオープニングイベントがあったのも耳にしていた。  オープニングイベントのちょっと前、Kさんと訪ねたとき、工事途中の様子を見て