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消しゴムを使わなくて良い小学校

ここ最近、5歳の娘が勢いに乗って英語で文章を書き始めました。まだスペルと発音の関係を習い始めたばかり。間違いがたくさんありの英語です。       そして、その英語を見ていてとても微笑ましくなりました。3年前に息子がキンダーガーデンに入った時、校長先生からある話を聞いていなければ、間違いだらけのスペルを見て未だに疑問や不安を抱いたかもしれないなぁと振り返る自分がいました。

子供が持ち帰るプリントを見て気になっていたこと。それはスペルが間違っていてもOK。✖️バッテンや二重線で消して正しいものを横に書けば良いと言うのだ。 そう、この写真のように。これは息子が5歳の時に書いたものです。私の疑問、「うちの子だけ?消しゴム使わないの?」lidol → litte  リトル、haft →have to、ハフトゥに。そして、yooz →use、ユーズね!わかる。一生懸命書いたんです。 でも、見た目汚いじゃん!と思っちゃった私がいました。

そんな疑問を持っていた矢先、校長先生とのお話し会でその説明がありました。 目から鱗、とても納得。消しゴムを使って正しいものに書き換えると、後になって見返した時、なぜ間違ったかわからないし、次回に役立たないと言うのだ。後々にその子がどうゆう風に間違ったかがわかるようにそのプロセスをあえて残すんですって。 消しゴムはあえて使わない。それに、消すことによって書きたい気持ちや勢いがなくなってしまうと言うのだ。大人は完璧なものや、結果に注目しがちだけれど、こうしてプロセスが残っていると、とても愛らしい。

この文章はそもそも、りんご狩りについて書いた話なんです。         If a tree is little like you, you don't have to use a ladder、「もし木があなたのように小さかったら、ハシゴを使う必要はない」と言う文章です。小さい時こそ、プロセスにフォーカスしてヴィジュアルで示すことが大切なんだな!と思った出来事でした。

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