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ホークスとマリーンズのClimax seriesを前に対戦を振り返る−2

11月14日からホークスとマリーンズのclimax seriesがいよいよ始まります。今回は両者の決戦を前にホークスの打者陣のマリーンズ投手陣の今年度の対戦内容を見てみたいと思います。

1.両チームの主要投手の対戦成績

今回は両チームの主要打者の対戦成績から見てみましょう。打線はホークスが優位のイメージがありますが、マリーンズの打者陣の中でも清田選手、荻野選手、中村奨吾選手は打率3割以上の成績を残しており、ホークス戦では活躍していますので要注意です。なぜかツーベースヒットが多く、一気に得点圏にランナーが進みますので投手へのプレッシャーも増えてくると思います。ホークスの打者陣も悪くはなく、特に1番に定着した周東選手の出塁からの盗塁、タイムリーという流れが作れれば良いと思います。

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2.中村晃選手に対する投球内容

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マリーンズは右投手が多いのでここからは右投手に対してのみ見ていきたいと思います。好打者(巧打者)に対してはこうなるのでしょうが、球種が多いです。それに対しての三振の少なさは群を抜いており、バファローズの吉田正尚選手に匹敵する少なさだと思います。

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結果球とそれ以外の球種とコース図を見ても三振、空振りの少なさがわかりますし、見逃し、ファウルの多さもわかります。ボールをよく見てファウルで粘り、好球必打する打者であることがわかります。今シーズンは2番に入ることも多く、1番周東選手が出塁、盗塁を待つケースも多いので難しい打順と思いますが、中村選手だからこそできることだと思います。

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3.栗原陵矢選手に対する投球内容

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栗原選手も中村選手と同様に球種が多いですが、フォーク、シンカーが多いのが特徴であり、落ちる球への対応がまだ不十分と思われているのでしょうか。三振も中村選手と比べると多く、CSでどういう対応ができるかがポイントになりそうです。

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結果球とそれ以外の球種とコース図を見てもフォーク系の球での内野フライ、内野ゴロ、空振りが多くなってます。この球を打てるようになれば投手の攻め方も変わってきて、更に活躍できるようになるのではないでしょうか。

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4.グラシアル選手に対する投球内容

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グラシアル選手はコロナの影響でキューバへの帰国、日本への入国が遅れたことで調整が難しかった面もあり、前半戦は不調でしたが後半戦はエンジンがかかってきた感があります。

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アウトコースへのスライダー、カットボールが多く、三振、内野フライ、内野ゴロとなるケースが多いですが、復調しつつあるのでCSではチャンスに強いバッテイングで活躍が期待できる選手です。甘く入ったストレート、スライダーは間違いなくヒットにできる能力を持った選手です。

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5.柳田悠岐選手に対する投球内容

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柳田選手もグラシアル選手と同じような球種構成になっていますが、柳田選手にはスライダー、カットボールを使ったインコース攻めとアウトコースへのフォーク、シンカーが徹底されています。

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但し、柳田選手は選球眼が良く、このような攻め方をした場合は四球で出塁するケース(マリーンズからすると四球でもOK)も多くなるので、後ろを打つ栗原選手、デスパイネ選手の調子がポイントになってくると思われます。

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ここまでお読みいただきありがとうございました。

11月14日、15日のClimax seriesは福岡のpaypayドームまで遠征して、現地観戦です。そもそもCSは不要と考えているタイプで、今年は14ゲーム差もあるので更に不要ではと思いますが、ルールで決まっていることなので、それはそれで楽しみたいと思います。結果はどうなるのでしょうか?




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