見出し画像

海行った

先月だったか、特に見たい映画もなかったけど、漠然と「映画を見る」という目的で、半ばゾンビみたいに映画館に足を運んだ。

いつもなら絶対見ないだろう映画を見てみよう。
ということで、乃木坂46のドキュメンタリー
『いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46』のチケットを買ったのだった。

劇中、私は5回くらい泣いた。
その日から、アイドルの歌声が今までとは違うものに聴こえた。
アイドルを応援している人たちはこんな気持ちだったのだろうか。

この日のこともあって、それから私はアイドルの曲を今までより聴くようになった。

今日は突然一人で海に行った。家にいると気が狂いそうだった。たとえ意味がなくても何かをしたかったから、海に行こうと思った。
BGMは、乃木坂46や、欅坂46。

乃木坂や欅坂を聴いていたら、海へ向かう道のりは結構楽しかった。
その証拠に下り坂で全身で風を受け止めながら足を広げたりした。
海に着くころには疲れていたのと、イソの匂いと、フナ虫の大群と、いつか好きになる人も今はどこかの誰かとこんなことしてんのかなと思わされるカップルなどを見たことにより気持ちが下がってしまった。でもここまでの道中で「楽しい」は摂取したのでよしとしよう。








このベンチで少しの時間、横になって目をつむった。
植物園の中からは子どものはしゃぐ声が聞こえた。
潮の匂いが通ってきて、日差しで羽がキラキラしてるトンボが飛んでいて、近くのベンチでおじさんがリコーダー吹いていた。





関係。



みんな何かを見てる。


end.

こちらでいただいたサポートでうれしくなります