見出し画像

USCMAのメリットについて

USCMAを学んだことで得られたメリットを記載しています。あくまで、ここは個人的な体感と感想になります。総論としては、管理会計と英語に知識がつくという事になります。(追記:本質編について別途記事を作成しました)


1. 幅広く管理会計を知る事ができた

元々FP&Aとして業務を経験していたため、学ぶ事は少ないであろうというのが当初の想定でした。実際Part1の大部分は過去に仕事としてやらされた事がある内容でした。

しかし、Part2では初めて学ぶ項目が多く新しい知識を得られました。試験問題としてはPart1より難しく試験としては嫌だったのですが、知識の内容としては非常に実りある素晴らしいものでしたし、面白みがあったので勉強が続いたという所もあります。

特にファイナンスビジネスパーソンであれば、聞かれて答えられないと恥ずかしい株式や為替に関する知識(Corporate Finance)、どんなビジネスシーンにも共通して使える倫理観 (Professional Ethics)、そしてRisk Managementはここで初めて学びました。

2. 英語の読解力とリスニング力が向上した

読解力については、限られた時間の中で文章を読む訓練をさせられますので今まで以上に英文メールを素早く読み書きできるようになりました。

リスニング力については、Becker演習ソフトの講義がとても面白かったので何周も何周もしてしまい(試験的には時間を掛けすぎて良くないと思います)、結果リスニング力が鍛えられました。社内で海外Expatsと話すときも今まで聞き取れなかった部分まで拾えるようになったと肌感覚があります。

3. 実務で使う事ができた

学ぶ前と、学び始めてからを振り返ると、日々の業務のやり方に専門性が高まって来た感覚があります。例えば、専門用語をより使うようになった事で海外ファイナンス(CPAホルダーなど)とのコミュニケーションがスムーズになったり、分析や各種レポートも、どういった考えで作られているのか等、本質を理解する事ができるようになりました。ファイナンスにおける専門性が高い学びですので、自分の発言や行動に自信がつきます。

個人的に一番良かったのは、やはり倫理観で学ぶCredibilityに関するものです。何事も良い点と悪い点をセットで伝えていき信頼を獲得していく。ビジネスパーソンとしては基本動作ではありますが、頭ではわかっていても過去実践してきませんでした。しかし、IMA Standardにある、Competence、Confidentiality、Integrity、Credibilityの全体を学ぶと、この重要性が際立ってわかり、日々のコミュニケーションに使うようになりました。

4. 箔がついた

資格取得が完了すると、SNSでも使えるバッヂがもらえます。まさに箔がつくとはこの事です。ただ箔をつくのは結果であって、本質は学ぶ事と学んだことを実践していく事ですから、これはあくまでおまけのようなものであるべきです。

5. 転職に有利に働く可能性が高まる

私の会社でもそうですが、近年USCPAに加えて、USCMAを人事評価や採用条件にプラス扱いとして掲載しています。実際外資系企業に転職する際には有利になると思います。ただ、もちろんCPAほどの知名度はないので限定的ではあると思います。

6. ネットワークができた

USCMAホルダーはCPAに比べマイナーです。マイナーであるが故に、これを学んできた人を見付けることができれば、そこにネットワークを作る事ができます。

7. 最期に

以上のように総論としては、管理会計と英語に知識がついた結果、実務にも使えるようになる素晴らしい資格であるという所になります。Beckerのテキストにも大きく書いてありますようにDon't just study. Succeed.
勉強をするだけではなく、成功しろという事ですから、これに勇気づけられこれからも実務に使っていきたいと考えています。


いいなと思ったら応援しよう!