19話 枕草子

夏は夜。月のころはさらなり、闇もなほ、ほたるのお多く飛びちがひたる。
また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。
雨など降るもをかし。

夏以外でも

・春はあけぼの (春は明け方!)
・夏は夜 (夏は夜!)
・秋は夕暮れ (秋は夕暮れ!)
・冬はつとめて (冬は早朝!)


枕草子を国語の授業で扱って、
「めっちゃわかるわ〜」
と共感する生徒が過半数を占めた。
この機会に
「この詩から何がわかる?」
と発問した。

「昔遊びで作ってた詩が今まで続いてるってすげえ。
しかもめっちゃわかるし。
俺らもとりあえず思ったこと喋りまくる方がええんやない。」


これをきっかけに、感謝の気持ちや愛などを相手に伝えられる
素直な人間になってほしい。


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