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子供たちに冒険を! 登山・キャンプで学ぶ防災教育

私は登山やキャンプが大好きで、予てよりアウトドアに関連する技術やアイテムの扱い方は、災害対策にも非常に有用だと感じている。そこで、自分の楽しみと生業との境界線をなくし、社会に役立てられないかと考えている。

現在は地震や台風などの自然災害が頻発し、防災への意識が高まっている。しかし、防災は大人だけの課題ではない。将来災害に遭遇する子供たちも、適切な行動を取れるよう、今から防災知識を身につけることが重要だ。10歳の小学生でもほんの数年で立派な成人となるし、身体的には中学生、高校生でも災害時助ける側に回ることができる能力を十分に有している。

子供たちにとって、机上の学習は退屈で、なかなか身につかないのが現状だ。そこで提案したいのが、「冒険型防災教育」という新しい取り組みだ。これは、登山やキャンプなどのアウトドア活動を通して、遊びながら自然に防災知識を学ぶというアイデアである。

なぜ冒険型なのか?

子供たちは本来、好奇心旺盛で冒険心を持っている。しかし、現代社会では、安全な環境で過ごすことが多くなり、冒険する機会が減っている。冒険型防災教育は、子供たちの冒険心を活かし、自然と防災知識を学ぶことができる。

登山・キャンプで学ぶ防災知識

登山では、土砂災害などの危険性を学び、安全な登山道を歩くための知識を身につける。地図やコンパスを使って自分の位置を把握すること、天候の変化に備えること、滑落などの事故を防ぐための装備や技術を学ぶことも重要だ。

キャンプでは、テントの設営や火おこしなどのサバイバル技術を習得する。限られた資源を有効活用すること、自然環境に配慮すること、仲間と協力して問題解決に取り組むことも学ぶことができる。

災害シミュレーションで実践的な経験を

実際に災害が発生した場合を想定したシミュレーションを実施することで、学んだ知識とスキルを活かして課題解決に取り組むことができる。例えば、地震発生後の避難訓練や、洪水時の救助活動などを体験することで、災害時の対応力を高めることができる。

冒険型防災教育のメリット

冒険型防災教育には、従来の防災教育にはない多くのメリットがある。

  • 子供たちが楽しみながら防災知識を学ぶことができる

  • 自然と触れ合うことで、生命の尊さを学ぶことができる

  • 冒険を通して、自立心や協調性を育むことができる

  • 災害への恐怖心を克服し、自信をつけることができる

まとめ

冒険型防災教育は、子供たちが自然災害への理解を深め、将来災害に遭遇した際にも、自ら行動できる力を身につけるための効果的な方法である。災害への対応策を自ら持っているという自負があれば、被災したとしても立ち向かう気力を沸き立たせることができるのではないだろうか。

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