見出し画像

【香港99日間 #31】最先端の現代美術を鑑賞しよう〜アートギャラリーの回り方

香港には様々なアートスポットがあります。美術館や街中のアートを鑑賞するのもよいですが、もっとアートを見たい方にはアートギャラリーがおすすめです。なかなか観光ガイドには掲載されていないですし、実際に訪れてみると色々な意味で敷居が高く、気が引けてしまいます。しかし、アートギャラリーならではの魅力があります。今回はそんなアートギャラリーの探し方、入り方、注意点などをご紹介したいと思います。


香港のアートギャラリーはどんなところ?

美術館は広く一般的な人に美術を楽しんでもらうための公の施設ですが、アートギャラリーはアーティストの自身の作品を発表したり、場合によっていは販売をするような場でもあります。香港は富裕層が多く住む地域ですのでアートのマーケットとしての規模は大きいです。実際に私もアートギャラリーを訪れたときに、他のお客さんがスタッフに「この作品いくらするの?」みたいなことを聞いている現場に出くわしました。

アートギャラリーは香港島側に多く点在しています。ほとんどが雑居ビルの中に入っていて、大きいものではワンフロアが全てギャラリーになっていて広い空間にアートが展示されています。通常は人も少なめでゆっくり鑑賞することもできます。(もちろん本当に気に入ってお財布に余裕があれば購入することもできるでしょう。)

アートギャラリーの探し方

まずはギャラリーそのものの場所をチェック

私はエリアとごとに見て回りたかったので、Googleマップを中心に検索しました。「art gallery」と入力して検索をすると特に中環(Central)エリアを中心にたくさん出てきます。

他にも地図ではなく「art gallery hong kong」というキーワードでGoogle検索するのもありですし、以下のようなまとめてくれているサイトもあります。


展示期間中かどうかをチェック

実際に行って見るときにオープンしていないことがありますので、事前の調査が必要です。ギャラリーは展示の準備が必要ですので、数週間単位で入れないこともあります。まずは検索してヒットしたアートギャラリーのウェブサイトを開きます。アートギャラリーの名前で検索すれば大体でてきます。多くの場合「Exhibision」というページがあるので開くと、開催予定(Upcoming)、開催中(Current)、開催済(Past)の展示の案内がでてきます。

もちろんですが、自分の好みの作品が展示されているかどうかもしっかり見ておきましょう。

オープンしている曜日と時間をチェック

ギャラリー開いている曜日と時間をチェックします。美術館と違って、日曜日は開いていないことが多いので注意が必要です。土曜日も閉じているこれから旅行の計画を立てる方は注意しましょう。

アーティストトークの日時もチェック

運が良ければアーティストによる解説を聞くことができるかもしれません。ウェブサイトに「Artist Talk」と書いてあればその日時を狙っても良いと思います。

私はたまたまいったギャラリーでアーティストトークをやっていました。軽食とシャンパンが振る舞われていました。

アートギャラリーに行くときの注意点

服装や持ち物について

大きなリュックやスーツケースなど大きな荷物は持っていかないようにしましょう。作品を傷つける可能性があるためです。服装もカジュアルでも構わない雰囲気ですが、小綺麗な服装が良いと思います。特にアーティストトークはパーティーのような雰囲気になっていることもあるので、より気を使ったほうが良いと思います。

建物や部屋が分かりにくすぎる!

香港のビルは基本的にはものすごく古いです。入り口もどこにあるのかよくわかりませんし、非常に雰囲気が悪くて入りづらいです。香港の場合には住所に道の名前が書いてあり、その道にビルの入り口が面しています。ビルの名前もよく確認しましょう。(Googleマップが間違っていることがあります。)
中には映画に出てきそうなぐらい古いビルにギャラリーが入っていることがあります。エレベーターホールにギャラリーの名前が書いてあるかよく確認して間違った場所に行かないように気をつけましょう。

また中環エリアのH Queen'sという建物にはギャラリーがいくつか入っていますし、ビルも新しく、入り口に案内してくれる方も立っています。とりあえずどこでもいいから見てみたいって方はまずはここから入ってみると良いでしょう。

H Queen's

作品を傷つけないように

当然ですが、作品を壊したりしないように気をつけましょう。美術館とは異なり管理が割りと甘いです。日本と違い、写真撮影についてはOKなようですが、フラッシュはつけないように気をつけましょう。床に彫刻が置いてある、みたいなこともあります。

万が一、壊していしまうととんでもない額を請求されるということもありえますので、海外旅行保険も確認しておきましょう。

記帳しましょう

アーティストへの感謝の気持を込めて記帳しましょう。メールアドレスを書くと、アーティストやギャラリーからお礼のメールやお知らせが届くことがあります。

訪れたアートギャラリー

最後に私が実際に訪れてみたアートギャラリーをご紹介します。移転することもあるようですし、上述のように展示準備期間中であることもありますので、かならず最新の情報をウェブサイトなどでご確認いただくことをおすすめします。

Alisan Fine Arts
http://www.alisan.com.hk/en/
21/F, 1 Lyndhurst Tower, 1 Lyndhurst Terrace, Central, Hong Kong

Tang Contemporary Art Hong Kong
https://www.tangcontemporary.com/
10/F H Queen's, 80 Queen's Road Central, Central, Hong Kong

David Zwirner
https://www.davidzwirner.com/
5-6/F, H Queen’s, 80 Queen’s Road Central, Central, Hong Kong

Over the Influence
https://overtheinfluence.com/
G/F - 2/F, 52 Wyndham St, Central, Hong Kong

Gagosian
https://gagosian.com/locations/hong-kong/
7/F, Pedder Building, 12 Pedder St, Central, Hong Kong

アートギャラリーはアーティストにとっては非常に重要な発表の場ですし、美術館の展示と比べるとアーティストが展示したいように展示しているため世界観がよく伝わってきますし、アーティストとの距離も近い気がします。入ってみるのは少し敷居が高いですが、アート好きの方にはぜひおすすめします!!

聽日見!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?