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絵本 ケンちゃんのランドセル

ぼくはピカピカのランドセル

きょうから  ケンちゃんのランドセル

ぼくは ギューギューのランドセル

ケンちゃんのランドセル

ぼくは ほこりだらけのランドセル

ケンちゃんのランドセル

ぼくは らくがきのランドセル

ケンちゃんのランドセル

ぼくは ピョンピョンのランドセル

ケンちゃんのランドセル

ぼくは つくえのランドセル

ケンちゃんのランドセル


ぼくは ボロボロのランドセル

ケンちゃんのランドセル

ぼくは ボロボロのランドセル

とうとう とれてしまった


ワーン ワーン ワーン

ケンちゃんはないた

なきつづけた

ぼくもないた

もうケンちゃんのせなかに

いられなくなるとおもったから

ぼくは ボロボロのランドセル

ケンちゃんのランドセル

ランドセルのびょういんに

つれていってもらった


ぼくはケンちゃんのランドセル

またケンちゃんのせなかに

もどることができた

ありがとう ケンちゃん

ぼくは 

つぶれていて

らくがきや

ひびだらけの

ボロボロなランドセル

それでも

「おれのだ」って

ケンちゃんはずっといっしょにいてくれた

きがつくと

となりにピカピカのランドセルがいた

おおきくなったケンちゃんは

ぼくのことを ケンちゃんのこどもに

たのしそうに はなしてくれた


ぼくはケンちゃんのランドセル

               END

あとがき

これはうちの娘のランドセルの使用方法と息子の性格をモデルに速攻で思いついたので

勢いで描きました。

実家に帰省しているため 用紙がなく

封筒に鉛筆描きでほぼ100%ラフです(笑)

このケンちゃんは嬉しさあまりにランドセルを酷く扱います。というか扱いがうまくわからないので本能的に使います。

大人から見ればちっともものを大切にしていないのですが、ケンちゃんなりに大切にしているつもりなんです。

一緒に思い出を作っているのです。

大人になったとき その楽しかったり泣いたりした自分の経験を子供に話すことで 子供も疑似体験ではないですがお父さんの思い出をたどることができるのだと思います。

そしてまたその子が思い出を作る

そして自分の子供に語る

長く大切にしたいものは

思い出です。

ちなみに娘は落書き以外全部やり、既にボロボロです。

いらぬスペースが沢山はいってしまい消せなくてこのまま読み進んでも時間が勿体ないのでここで戻って下さい。












































































































































































































































































 















サポートしていただければご希望のイラスト描きます(*^^*)