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【読書記録】2023年1月8日〜14日
みなさんこんにちは、こんばんは、そしておはようございます。
人生のB面に入ってから読書に目覚めたオヤジ、タルシル📖ヨムノスキーです。
早速ですが、今週読んだ本をご紹介。
【1月8日〜14日に読んだ本】
●小説 すずめの戸締り
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【内容紹介】
九州の静かな港町で叔母と暮らす17歳の少女、鈴芽。ある日の登校中、美しい青年とすれ違った鈴芽は、「扉を探してるんだ」という彼を追って、山中の廃墟へと辿りつく。しかしそこにあったのは、崩壊から取り残されたように、ぽつんとたたずむ古ぼけた白い扉だけ。何かに引き寄せられるように、鈴芽はその扉に手を伸ばすが……。過去と現在と未来を繋ぐ、鈴芽の“戸締まり”の物語が始まる。新海誠監督が自ら執筆した原作小説!
【感想】
正月明けにやっと映画を観て、積読だったことを思い出し、各シーンを思い浮かべながらじっくり読みました。
なかなかセンシティブな題材を扱っているので、いろいろ言う人もいるかもしれませんが、やっとこういう物語を描けるようになったというか、真正面から描いてくれる人が現れたというか…。
● 映画 すずめの戸締まり(入場者記念特典第3弾)
怖い夢を、あなたがもう見ませんように〜環さんのものがたり〜
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【感想】
すずめの育ての親・叔母の環さんの物語。親という立場から見るとこの映画の主人公は環さんなのではないかと思います。本編でも環さんがすずめに本音をぶつけるシーンがあって、本当に胸が熱くなって涙腺が崩壊。本当に大変だったろうと思います。でもしばらく後に「それだけじゃないと」。この一言は、あぁ、やっぱりダメです。
本読みにとっては最高の入場者特典でした。もし入場者特典の第4弾がスピンオフ小説だったら、絶対また観に行きます!
●死都日本
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【内容紹介】
西暦二〇XX年、有史以来初めての、しかし地球誕生以降、幾たびも繰り返されてきた“破局噴火”が日本に襲いかかる。噴火は霧島火山帯で始まり、南九州は壊滅、さらに噴煙は国境を越え北半球を覆う。日本は死の都となってしまうのか?火山学者をも震撼、熱狂させたメフィスト賞、宮沢賢治賞奨励賞受賞作。
【感想】
とにかく火山と噴火についての専門的な解説にたくさんのページが裂かれるので多少難解な部分もありましたが…。
直接被害が及ぶ宮崎、熊本、鹿児島など被災地域の話から視点がどんどん世界に切り替わっていくので600ページ超えの大作ですが、集中力が途切れることなく読了しました。
最後に、日本の首相が世界に向けて発信した演説は…。このくらい大きなことが起こらなければ日本は変わらないんだろうな。なんて思ってみたり。
●日本沈没 上・下
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【内容紹介】(上巻)
伊豆・鳥島の東北東で一夜にして小島が海中に没した。現場調査に急行した深海潜水艇の操艇者・小野寺俊夫は、地球物理学の権威・田所博士とともに日本海溝の底で起きている深刻な異変に気づく。折から日本各地で大地震や火山の噴火が続発。日本列島に驚くべき事態が起こりつつあるという田所博士の重大な警告を受け、政府も極秘プロジェクトをスタートさせる。小野寺も姿を隠して、計画に参加するが、関東地方を未曾有の大地震が襲い、東京は壊滅状態となってしまう。全国民必読。二十一世紀にも読み継がれる400万部を記録したベストセラー小説。
【感想】
刊行が1973年だから今からちょうど50年前に書かれた物語。その後出版社を変えながら幾度も文庫化、映画化・ドラマ化もされた日本SF、そしてパニック小説の金字塔!
今まで幾度もチャレンジと挫折を繰り返して、今回やっと読了。
タイトルから日本が沈没するのは既にわかっているけれども、上巻の3/4を読み終えても日本各地で地震災害は起きるものの、致命的な首都直撃の地震がおこるのは最後の第4章。
下巻はタイトル通り日本全土が徐々に海に沈んでいきます。この大災害に、国は国民を諸外国に移住させる計画を立てて実行。
受け入れる側の各国の思惑、日本を離れる人と残る人。エピローグで語られる「故郷喪失」という話は、今まで故郷は当たり前にあるものだと考えてきた自分にとってはかなり衝撃的でした。
最後に「第一部 完」と書かれていて、この後世界各国に散った日本人がどんな風に生きていくのかとても気になります。
●それでも、陽は昇る
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【内容紹介】
東日本大震災で被災した遠間第一小学校で応援教師として勤務した二年を経て、小野寺徹平は神戸へ戻る。自らも妻子を亡くした阪神・淡路大震災を語り継ぐNPO活動に奮闘する小野寺だが、復興の名の下に生じた歪み、けして癒えない傷と向き合う日々は続く。一方、遠間では復興五輪、産業誘致など新たな葛藤が生まれていたー。ふたつの“震災”をつなぐ感動の物語。
【感想】
自身は阪神淡路大震災で被災し、東日本大震災直後から2年間、被災地の小学校で旋風を巻き起こしたまいど先生こと小野寺徹平が主人公の物語第3弾。今回のテーマは「真の復興とは?」。
なかなかセンシティブな話で、上手い答えが見つからないけれど、「復興五輪」はさすがにどうかと思ってはいました。結局コロナで1年延期になり、そんなスローガンがあったことすら忘れてしまったのは多分私だけではないと思います。
復興と銘打ったショッピングモールもなんだか違うような気もするし…。
成功だけではなくて失敗をきちんと伝えていくというのはなるほど確かに大切なことだと思います。
●自炊力 料理以前の食生活改善スキル
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【感想】
まったく台所に立たないというわけではないけれど、積極的に立つかというとそうでもない私。食に関してはやっぱりパートナーに依存しているので、私が休みでパートナーが仕事という時くらいは、夕飯を作って帰りを待ちたいし、もしかしたら愛想を尽かされて放り出される事もあるかも知れないし…。そう思って手に取った本書。
まず、この本はいわゆる「レシピ本」ではありません。サブタイトルにもあるように、それ以前の話です。
この本にも書かれていましたが、そもそも買い物が大変。
とりあえず健康のために押さえておきたいのは、カルシウムと食物繊維を意識して摂取して、塩分を控えること。
結局のところ、
体にいいとは「腹八分目にして、満遍なく色々なものを食べて、適度に運動する」
これに尽きます。
【まとまらないまとめ】
映画「すずめの戸締まり」の影響から、今週は自然災害を扱った物語を読みました。特に小松左京さんの「日本沈没」は、手を出しては挫折を繰り返していたので、読了できたことがまず嬉しい。
今年は阪神淡路大震災から28年、そして東日本大震災から12年。まだまだ真の復興には遠く…。
自分はいったい何ができるだろうか。
最後に
読書っていいよね。
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