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どんな科目を学べるの? ~心理学部のカリキュラム~

こんにちは!いかがお過ごしでしょうか、くろさきです。

心理学って何するの?第一回「心理学って? ~自己紹介とこと始め~」では、心理学ってどんなものなのかを紹介しました。
今回は、実際の大学のカリキュラムがどのようなものなのかを解説していきます。

1.講義形式の種類

大学の講義形式は大別して3種類あります。

①座学
ほぼ大半の講義が座学形式となります。先生によりますが、パワーポイントもしくは黒板を利用することが多いです。
スライドの重要語句を穴抜きにした資料を配布してくれる先生がいちばんやさしいですが、スライドが多いと学期が終わるときには大量に溜まるため、資料の管理が重要になります。
逆に資料を配らず口頭での説明や黒板に板書する先生は資料が少なく自分のノートがテストの際に重要になることがあります。わかりやすいノート作成が大切です。

また、90分~100分の講義はめちゃめちゃ眠くなります。講義に慣れてくると絶対に寝ることがあるので、周りの人との助け合いも重要になってきたりします。

②演習/グループワーク
学科全体ではなくクラスに分かれて、少人数のグループワークを行う講義が私の大学では各学期1コマずつあり、自信で調べたことをレポートにまとめ、クラスで発表した後にグループで発表内容について討論、全体での討論と言った形式で行われていました。
インプットするだけの座学形式ではなく、アウトプットも必要になってきます。苦手な人は得意な人の工夫ややり方を盗めるチャンスなので、怖がらずにやってみてください。

③実習
実験実習や学外実習が含まれています。とにかくレポートの量が多いので大変な授業です。他の授業と違い、2コマ続きなど長い時間行われることが多いので集中を保つのは大変かもしれません。逆に心理学の実験ができる数少ない機会なので、座学が退屈な人に撮っては一番楽しい授業でもあります。
学外実習は公認心理師コースに進む人以外は行くことはないでしょう。一日かけて病院や裁判所と言った施設の見学を行うこととなります。

2.カリキュラム

大学によってカリキュラムが大きく変わりますが、公認心理師資格が誕生したことにより、大学で行わなくてはならない講義が決められました。
全てで25科目あります。

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○○心理学と名のついた基礎科目は、その分野に関する知識について講義を受けます。感情・人格心理学や社会・集団・家族心理学は実際の生活と結びつく場面が多いのでわかりやすい授業が多いでしょう。

神経・生理心理学は生物の講義に近い脳についての話が多いこと、横文字が多いので覚えるのは大変でした。


研究法・統計法は心理学の「研究」のための内容なので眠くなる人が多いですね。また、数学が苦手な人とっては一番の鬼門です。誰もが四苦八苦していました(笑)
と言っても、計算そのものは公式に当てはめるのみなので、怖がる必要はあまりありません。

心理学関連科目は医療や法律と言った内容が含まれているので、心理学とは全く違った分野の知識を詰め込まれることになります。公認心理師を目指しているのでなければとる可能性の低い講義ですが、心理職を目指している人は頑張りどころになります。

公認心理師科目は全ての学生が受講できるわけではないですが、基礎科目や実践科目は必修もしくは選択授業になります。公認心理師コースに進んだ人は必修になります。

大学の授業と心理学生がどんな授業を受けるのかについて簡単に説明しました。一つ一つの授業についてはこれから解説していきますのでもうしばらくお待ちください!

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◆参考文献
〇日本心理学会 「公認心理師大学カリキュラム 標準シラバスの改訂」
https://psych.or.jp/qualification/shinrishi_info/shinrishi_syllabus/
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