モテる人とモテない人のタイミングの違い【告白版】
今日はモテる人とモテない人が相手にとって大切なことを言うときに、どのタイミングで言うのか。というお話をしていきたいと思います。
結論からお話すると、モテる人は最初に言います。なかなかモテない人は最後に言います。あるいは言い出せずに終わることもあります。
わかりやすく恋愛の話でしていこうと思います。パーティーで、男の人が自分の気に入った相手。(ここでは女性としましょうか)。その女性を見つけたとき、モテる人は、わりと早いタイミングで「とてもあなたに好意をもっています」と言います。
「すごくタイプなんですよね」、「ものすごい可愛いですよね」や「目が惹きつけられちゃいました」などですね。自分があなたに好意をもっている。そこまではいかないにしても、あなたに魅力を感じているということを言います。
もちろん時と場合によりますよ。僕みたいな親父が若い女の子にいきなり言ったら、犯罪ギリギリみたいなところになってきますし、妻帯者が独身の方に言うのも問題がありますのでね。ケースバイケースですが、一般的に独身の人同士が出会ったときに「僕はあなたに好意をもっています」と言うことは、倫理的には問題ないですよね。早めに言った方がいいわけです。
女性はそう言われても、「僕はあなたにすごく好意をもっています」「すごく可愛いと思ったので、声をかけました」と言われたときに、急にそこから「私もです!」という感じに、相思相愛みたいなことにはならないですよ。
けれど、人は基本的に自分に好意を寄せてくれる人に好意を寄せるようにできています。動物としてね。敵は敵、味方は味方、がありますので、好意を寄せてくれる人が好きというのは絶大的にあります。
ですから、「すごく魅力的なので」あるいは「すごく可愛いので声をかけちゃいました」ということにおいて、最初は「なんかこの人近すぎる」とか「そんな急に言われても……」と思っていたとしても、無意識では好意を確実に感じているわけですよ。
となると、そこからの話も、好意をベースに話をすることができますよね。
ぐんぐんいったらいけないですよ? けれど、それをベースに話していくので、最終的には「この人となんか気が合うかも!」とか「連絡先を交換してもいいかな?」というところにいきつく可能性が高いわけです。
これが逆に、モテない人は「最初から言うのはな、ちょっとな……」みたいなことで、最初は本当に当たりさわりのないことをずっとしゃべっていって、「じゃあ、今日はありがとうございました」と最後になって、「実は僕、あなたのことすごくタイプで。ドキドキしているというか、好きです」みたいな。
「好きです」は言わないにしても、「連絡先、教えていただけませんか?」みたいに言ってしまうと、いきなりですからね。言われた方にとっては、その心の準備がまったくないときに、相手に気持ちをぶつけられてもびっくりしちゃいますよね。消化ができないですよ。となると、「あ、いや、え、あ、ありがとうございます」みたいな感じでうまくいかないわけですよ。
最初にぶつけておいた方がいいというのは、ビジネスで価格を提示するときも、先に言った方がいいですよと以前お話をさせていただきました。アンカリングという心理メカニズムによるものです。
恋愛の気持ちもそれと一緒なんですよね。
最初に好意をもっていることを開示した方が、相手の中に好意がアンカー=イカリのように無意識に沈んでいきます。そのため好意ベースで話をしていくことができるわけですよ。
けれど、モテない人はフラット。何もイカリがない状態で話していって、いきなり終わりがけにドーンと好意をぶつけるものだから「あわわ、そんな今言われても…」という状況に相手がなってきてしまうのです。
どうしてモテない人は先に自分の気持ちを言わないのか。これもはっきりしていますよね。そこで言ってしまって大惨事になるのが怖いからです。もっというと、言ってしまっていきなり嫌われるのが怖いからです。
だから無意識的にというか、自動反応的に逃げちゃっているんですよね。自分の気持ちを相手に表さなければ、相手からその気持ちをグシャンと踏み潰されることはないわけじゃないですか。だから安全地帯をつい歩いてしまう。だから最初に自分の気持ちを言わないという。そういう図式ができています。
ですので、自分は最初に気持ちを言わないなと、これを読んでいただいているみなさんの中で、そういう方がいらっしゃるとしたら、勇気を持って一歩踏み出してみてください。
いきなり「好きだ!」とか言わなくてもいいですけど、「好意をもっていますよ」、「好意をもっているので話しかけさせていただきましたよ」みたいなことは言った方がいいです。相手の無意識にアンカーをおろした方がいい。ということで、頭のどこかに置いていただけたら嬉しいです。
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