見出し画像

横たわるだけで、モテが加速するってなぜですか?

*この文章は、ボイスメディア「Voicy」にて放送した内容を書き起こしたものです。noteでは通常配信の内容をメインにお届けしております。恋愛でもビジネスでもモテるをテーマに。音声でお聴きいただける方は以下からどうぞ!

岸正龍です。今日は脳の話をしていきます。

見えない蚊に敏感になる理由

脳のどんな話かというと、『横たわったとき』のお話です。最近知った話なんですけど、すごいなと思いました。横たわると脳の認知が変わってしまうという話しなんです。

ここから脳の認知が変わってしまうということなんですが、さてどう変わると思いますか。横たわると言っても、寝るわけではありません。睡眠ではなく、横たわったときに脳の認知がどう変わるか

何が変わるかというのをちょっと想像していただきながら進めます。どう変わるかに僕はまったく予想を裏切られました。みなさんにイメージしてもらいたいものがあります。蚊です。モスキートですね。

みなさんも、夜中に蚊に刺されたことあるかと思います。電気を消して、ベッドに横たわっていたとしましょう。そのときに、例の音が聞こえました。モスキートの羽音ですね。その羽音が聞こえていて、急に止まりました。そうしたらあなたは、腕でも脚でもどこでもいいです。どこかに蚊が止まったような感覚がした。その後どうしますか。当然叩きますよね、そこをパチンと。そういった経験が人生のどこかであると思います。

これものすごいと思いませんか。見えていないんですよ。電気を消してベッドに横たわり、羽音がしました。ほんの些細な。蚊なんてどれぐらいの体重があるのか僕は知りませんけど、ふわっと止まったその感覚を感じ取って撃墜するわけです。ものすごいですよね。

これが、今日僕がお話をしたいことなんです。

横になるだけで変わるもの

結論からいうと、人は横たわると触覚の感覚、触覚によって引き起こされる内的な認知が大きくなるということ。これ発表しているのはカナダにあるマックマスター大学の研究チームです。どういう研究かというと、両腕交差の実験と言われていまして、両腕を交差して右腕と左腕を組むときに、1度半分ひねって組む。そうすると、どちらの腕が上にあるかよくわからなくなるんですけども、おわかりになりますでしょうか。

この実験はまず1番最初に、右腕も左腕も伸ばした状態で親指にバイブレーターをつけます。微動な振動を流して、どちらの指にバイブレーションがいっているかチェックします。そして、右腕、左腕と答えていく。

次に、右手の目の前にあるバイブレーターに左手の親指を。左手の目の前にあるバイブレーターに右腕の親指を接続します。上から見るとエックス字に腕がなります。その交差した状態でもう1度バイブレーターを振動させて、ちゃんと判断ができるかどうかを調べました。

当然、落ちますよね。真っ直ぐにしている状態より、交差している状態の方が判断が難しくなります。

次に行ったの実験は、この被験者に目隠しをします。目隠しをして交差した状態でバイブレーター振動させて、どちらかという実験をすると、正答率が上がったんですね。

専門的にいうと、外的表象が薄れて、そのかわりに内的な体の認知が上がるということ。目を閉じると身体の中で感じる力が上がり、右にきているのか左にきているのかがわかるようになったんですね。

そのマックマスター大学の実験が新たに証明したのは、横たわるともっと上がるということです

目隠しをされて上がるのは、なんとなくわかります。目から入ってくる情報が大きいのですので。目からの情報は7割とも8割とも言われており、情報がなくなると目に使っていたリソースが身体の中にいくため、身体の感覚が鋭くなり、その分どちらの指が震えているかを当てにいく正答率が上がる。

座った状態や立った状態でやるより、ただ横たわるだけで著しくパフォーマンスが向上した。これをこのマックマスター大学の研究チームは、脳は横になると、わざと外に向かって活発になっている僕らの意識を抑制してる。眠りに入る手伝いをしているのではというように結論づけています

この実験で『モテ』というところを考えると、ものすごい実験だと思いませんか。僕がそう思っているだけかもしれませんが、自分と仲がいい相手、もう気を許してパートナーシップを持っている相手がいるとして、その相手とギュッとスキンシップをとると、セロトニンがいっぱい出てきます。

なので幸せを感じて、女性の場合はたくさんオキシトシンが出て幸せに包まれる。オキシトシンにしてもセロトニンにしても、幸せを運んできてくれるホルモンであり、そのためにはスキンシップだと言われています。

仲良くなるおすすめは『横ハグ』

スキンシップを、立ったままよりも横たわった状態でやる方が効果的ということですよね。横たわるだけで内的な認知、身体の中で感じるものが数倍大きくなる。著しくパフォーマンスが上昇したという結論があるぐらいです。ものすごく大きくなるわけですよね。ということは、同じスキンシップをはかるにしても、立ったままよりは横たわって行う方がすごい力を出すということ。

なので、横たわるためにはどうしたらよいかというと、「マッサージをしようか」とか、「横たわってやるストレッチがいいんだよ」みたいにしつつ、そのまま後ろからギュッとしてもらってもいいですし、向かい合ってハグをギュッとしていただいてもいいと思います。「幸せ」「すごいいいわ」というのがグングン大きくなる。

僕、最近はお得かどうかをすごく考えるんですね。立ったままギュッてするのと横たわってギュッとするのなら、もうほとんどやることとしては変わらない。でも横たわってやった方が自分にとっても相手にとっても幸せ度が変わってくるなら、横たわる方が絶対お得だろうな、みたいに考えます。

なので、みなさん、もしそういう機会があって、横たわることができる状態であるならば、横たわってハグをして、その幸せをよりグングンと大きく感じていただければいいなと思います。不思議ですね。こういうお話をこれからもご紹介していきたいと思っております。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?