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学び続けることが超絶苦手だからこそ伝えられる、効果的な2つの秘訣

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さて今日は「学び続けるには」ということで2つお話したいことがあります。1つは「ゴール設定」。もう1つは心理的に「意志力は枯渇する」ということです。この2つの話をそれぞれお届けしていきたいと思います。


ゴール設定は明確にしよう

まず「ゴール設定」ですが、これはもう内容を言わなくても大体みなさんもおわかりなんじゃないかなと思います。むずかしいのは「続ける」ということですよね。何にしても学びだけじゃないと思います。ダイエット、筋トレなど何にしても続けるということはむずかしい。だから習慣化していこう、という流れになっていくと思います。

簡単なことなら習慣化できますよね。学びではなく、たとえばスクワットをやる、プッシュアップをやるとかストレッチをやるとかね。何かのついでに行うことで習慣化することができると思うんですよ。歯を磨きながらスクワットをしてみよう、とか。歯を磨いたらプッシュアップをしようとか。いつも必ずやることに行動を結びつけていくと、やるべき行動・習慣化したい行動を結びつけていくとできるようになる。このような考え方はたしかに心理学的に立証されています。

けれども、学びに関してはそんなに簡単なものではないですよね。「メールの送信をしたらこれを学ぼう」とか、すぐできることではないと思うんですよ。学ぶというのは長い時間がかかります。あるいは自分のリソースを使わなければ学び続けることができないと思うんですね。学びをスタートするときは夢いっぱいでスタートします。何を学ぶにしても、「よし!これを学んでこうなりたいぞ!」と自分の未来像があって、それに向かって進むのでやる気いっぱいですけれど、1週間、3週間、1ヶ月、3ヶ月たってくるうちに「あぁ、こんな大変なことやめておけばよかった。もうやる気ないわ」となりがちじゃないですか。

特に僕は得意技、三日坊主ですからね。すぐ嫌になっちゃうんですよ。そういう人生をおくってきた僕だからこそ、1つめ「ゴール設定」。これすごく大事ですね。その学びをしたら具体的にどんな物が手に入るのかというのを明確にしておくということです。

学びと趣味の違い

それもリアルに数字の設定などわかりやすい形にしないとダメですね。ふわっと「豊かな毎日が手に入る」。ダメです、これ。「豊か」とは何か、そういうことがわからなければいけないので、「これが学び続けてこうなったあかつきにはこう使えるから、合計いくら手に入りますよ」とか。別にお金だけじゃなくていいと思いますよ。「これを頑張ってこういうところまでいったら海外に留学できる」とかね。それは英語の点数だと思いますけれど「海外留学の資格が手に入るんだ」といった、わかりやすいゴールがないとなかなか頑張れないと思います。

ENDが切ってあることも重要だと思うんですよ。学び続けること、皆さまは延々にいけますか。僕はちょっとしんどいですね。趣味だったら別ですけど、楽しくてやっているもので、発表会があるなどでしたら続けられることはあると思います。

けれど、それは「学び続ける」とは僕の中ではちょっと違うんですよね。学ぶというのは、それが人生を開いていくことにつながるみたいな感じ。趣味は自分の世界があればいいっていう感じでして、自分と趣味で完結している世界です。学びは外に向かって歩いていく。自分の人生を豊かにしていく。それが人間関係なのかお金なのかわかりませんが、外に向かって開いていく感じなんです。

なので、僕の感覚としては、今までなかった道を歩いていくわけですから、困難が絶対に待ちかまえていますし、自己卑下なんかもあると思うんですよ。「なんで僕はこんなにできないんだ」みたいなこともくると思います。そのときにゴール設定。「この道を乗り越えれば、こんなものが手に入るんだ」というものをもっておくことが進んでいく力になるんじゃないかな、と思います。

意志力は続かない?

もう1つは「意志力は枯渇する」という話なんですけれど。僕、サブリミナル心理学研究所、通称SPラボというのをやっていまして、そこでは何度もお話をしていることなんですけれど、意志力は枯渇します。それは1日の話です。朝起きたときが意志力が満タンで、夜になるにつれ枯渇していくんですね。なので夜に「よし、頑張ろう!」、「学ぼう!」と思っても枯渇していることがあります。

僕はこれを知るまで夜に学ぶことをやろうと思って何か力がわいてこなくて、「なんて俺はダメなんだ」、「なんて意志の弱い人間なんだ」、「心の弱い人間なんだ」と自分責めに入ることもあったんですけれど。そうじゃなかった。

意志力は朝満タンで、そこからどんどん削られていくんだぞということを学んだんですね。意志力は何かを決断していくと削られます。あるいは創造的なことをする、指示・命令をする、そういうことでも削られます。もっというのであれば、何も考えなくてボーッとしているときにさえ削られます。

1回寝ると復活するので、昼寝をするとちょっと復活しますけれど、夜寝て朝起きたときが満タンということなんですね。なので、学びを続けるのであれば朝がいいというのはもうここでおわかりだと思います。「いや、そうはいっても朝はなかなか時間がつくれません」と、夜しかできない人もいると思います。僕もそうなんです、朝が弱かったりするのでね。

なので、多くの人と一緒にやるっていう約束をしたり、あるいはコーチとか先生をつけたりする。学びのグループに入るとかね。そういう自分の意志力を使わないような環境を整えるというのが学び続けるのにはとてもいいと強く思います。


出典:ACイラスト

僕、去年大学行ったんですよ。心理学の大学にもう1度入り直して、認定心理士がほしいと思って1年間学びました。かなりしんどかったです。なぜそれをやれたかというと、スクーリングに行ったときに同じように働きながら認定心理士を目指す仲間に会えたんですね。

LINEのグループつくって「どうですか?」、「どこまで進みましたか?」とお互いに「よし、ここは勉強しましょう」、「今回、いついつまでにこの授業をクリアしましょう」と、その授業というのはみんなバラバラでしたけれどね。そう言って声をかけあって報告しあう。そうすると報告をしなきゃいけないので「頑張ろう!よし、俺は」と思わなくても、自然とできてそこに意志力が削がれなくなるんですよね。

そうやって誰かとともにやるとか、あるいは押しこんでくれる人をつくる。それはパートナーでもいいと思います。コーチ、コンサルじゃなくても、人生でパートナーがいるとしたら「ちょっともう9時になったら『1時間やりなさい!』って言って」みたいに言って押しこんでもらうだけでも、意志力を使わなくなるので。ぜひ試してみてください。明確なゴール設定をつくること。そして、向かうときの意志力をできるかぎり使わない環境をつくること。これで学び続けられると思います。

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