見出し画像

朝が苦手な人間による、朝時間の効率的な使い方

「朝時間の使い方」ということで、お伝えしていきます。みなさんも聞いたことないですか?「朝の時間というのは有効に使えるよ」「朝の時間をうまく使える人が成功するんだよ」、といったこと。

そもそも「早起きは三文の徳」という言葉があるぐらいです。昔から「朝の時間の使い方は大切なんだよ」と、そういわれてきたわけですよね。

実際、これは本当なんですよ。
僕たちの意思力は枯渇するようにできています。

意思力についてはいつもお伝えしていますが、ちょっと簡単におさらいみたいなことをすると、頑張ろうと思う心の力です。「やらなきゃ」とか「これ決めなきゃ」「考えなきゃ」とか。

あるいは選択するごとに減っていきますし「続けなきゃ」「よっしゃ! あそこ行こう!」とか、営業・セールスに行くときに「あぁ、あそこのお客さんか……でも行かなきゃ。よし!行こう!」といった感じで一歩目に結構、意思力を使いますよね。

日常生活でも、やりたくないことにとりかからなきゃいけないとき。「部屋の掃除か……面倒くさい……。でも今日やらないと……よし、やろう!」みたいなときですね。

これも意思力を使うわけですよ。その意思力は朝おきたときが満タンで、夜に向かってけずられていくというのが、もう実験として立証されています。

ということは、夜に頑張れないのはあたりまえだったりします。なので、意思力が満タンな状態で朝の時間を使いましょう、といわれています。

「あれ? なんか違っていない?」と思った方、すばらしい。今ちょっとインチキじゃないんですけれども、ちょっと誤魔化すような伝え方をしました。

今、僕がいっていることに矛盾を感じませんでしたか? というのも「朝、意思力が満タンだ」「夜に向かって減っていく」といいましたよね。

これ、実は正確にはそうではないということです。目が覚めたときが満タン寝るときに向かって枯渇していく、というのが正解なんですよ。

なぜかというと、寝ると意思力はまた復活するからです。だから、夜型の人。夜おきたは、おきた瞬間に意思力がパンパンになっていて、夜働いて寝るときには意思力は枯渇している。これも本当の話です。

けれど、やっぱり朝の時間は有効に使った方がいいという研究結果も出ているんですね。それはなぜかというと、みなさんご存知だと思いますが、動物としてそれがあたりまえだからです。

僕たちがおきるとき、太陽を気持ちよく浴びておきることによって、体が活性化するわけですよね。体がおきるわけですよ。

夜おきると太陽がないので、体が活性化しない。生物としてそうできているから。なので、朝ちゃんとおきて太陽と共に生活をして、夜寝ていくのが正しいというのがあります。動物としてそれが正しいということです。

さて、朝の時間どう使っていくかに関しては、みなさんもいろいろ朝の時間の使い方があると思います。僕は朝使うのがいいよと話しながら、めちゃくちゃ朝苦手なんですよ。

今でこそジジイになってきたので、ちょっと朝早くおきるようになりましたが、それでも7時半とかですよ。モゾモゾして「えいや!」と、ベッドから出るのが8時半とか。8時半〜9時の間のどこかでおきる、というような毎日をおくっています。

同級生なんて、早いやつは4時ですよ。それ夜じゃん! みたいな感じです。4時におきるんだけれども、おきあがってゴソゴソやると家族に怒られる、と。

「こんな早くから動くな!」と怒られるので、新聞がくるまでは目が覚めてもそこから微動だにしなくて、とにかく数を数えながら待つとか。「早く新聞こないかな」と思いながら待っているそうです。

僕は若いころは見事に夜型でした。やすみの日なんて昼ぐらいまでおきなかったですからね。モゾモゾおきて、朝3時とかそれぐらいまでおきているというようなことを繰り返していました。

そんな僕が「朝時間の使い方」を話すのもおこがましなと思っているんですが、逆からいうと、そんな僕だからこそ「朝早くおきて頑張りましょう!」とか「朝の時間、有効に使うといいですよ。意思力パンパンですからね」ということはいいません。

朝が苦手な人間でも、朝これだけやっておくと、その1日が有効に使えるようになる方法がいくつかあって、僕も自分の体で人体実験をして、オススメの3つのポイントがあります。

1つめ。朝おきたら水を飲む。
やってください。水じゃなくてもいいです。とにかく胃を動かしたいんですね。水を一口飲んでいただいてもいいし、食べたい人は食べてもらってもいいです。朝おきる。体は寝ている状態ですよね。

そこから「よし、頑張ろう!」って体を引きおこすのにちょっと水を飲むと、まず体がおきてくれるんですよ。なので、一杯。そんなにゴキュゴキュと飲まなくていいです。一口でいいので、水を飲んでください。

2つめ、太陽を浴びる。
おきたとき太陽を浴びると体がおきるんですよね。僕、引っ越しをしたっていう話をここでもしているんですが、引っ越しする前のところは朝に太陽が浴びれなかったんですよ。今のところに移ってきたら太陽が浴びれる。東側の窓のところで寝ているので。もう全然違いますね、1日が。

「それはわかったけれど、僕も北側なんだ」「西側なんだ。太陽浴びれないよ」という方、ご安心ください。太陽光と同じライトが売っているんですよ。なんなら目覚ましで売っています。「朝陽と同等の明るさを放つ目覚まし時計」っていうので検索していただくと出てくるので、ぜひやってください。ここはちょっと投資していただく価値があるぐらい1日が違ってくると思います。

3つめ、ベッドメイクしてください、おきるときに。
「えいや!」とおきたらベッドメイクをする。「何それ?」ということに関しては、アメリカでの話ですけれど、2012年に6万8000人の男の人と女の人対象に行われた実験があるんですね。

どんな実験かというと、起床後「おきたあとに何をやっていますか?」「どんなことやっていますか?」と、仕事や収入、人生の満足度を比べたものなんですね。そうしたら、ベッドメイクに関しておもしろいことがわかりました。

ベッドメイクしている人の71%は幸せだと考えている。71%ですよ? 7割ですよ? 幸せだって考えている。ベッドメイクしている人は仕事への満足度も高い、収入も高い、エクササイズの習慣もあり疲労感を感じることが少ない。いいことづくめですよね。逆にベッドメイクをしない人の62%が自分のことを不幸だと思っている。ありえないぐらい高いですよね。

また、ベッドメイクをしない人は自分の仕事を嫌っている。エクササイズなど体を動かすこともしない傾向がありました。そして、おきたあとの疲労感も高かった。すごくないですか? ベッドメイクですよ? ベッドメイクしていれば71%が幸せ。していないと62%が不幸。

仕事や、体動かすことの疲労感でも全然違うのだったら、ベッドメイクするしかないじゃないですか。

1、水を飲む。2、太陽光を浴びる。電球でもいいです。3、ベッドメイクをする。これで人生開いていきますからね。可能な限り、ぜひぜひやってみてください。

この記事はVoicy 『聴くだけで「使える」心理学』から抜粋し、読むだけで使っていただける記事として掲載しています。本編音声はこちらから↓↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?