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私、彼女と付き合いました②

 今日は告白の時の話。

 前回の投稿の最後で話したように、付き合った時の感情は決していい思いだけじゃなかった。

 https://note.com/95lri/n/n7b76ad2083f2
 (ちなみに、これがその投稿)

 出会ってから、付き合うまでの期間は約2ヶ月。毎日LINEして、電話してるうちに距離はどんどん縮まった。

 彼女には忘れれない人がいて、約6年間心にぽっかり穴が開いていた様子だった。私と出会って、それが埋められつつあると彼女も話していた。

 そんな彼女は、私に、好きな人(元カノ)が忘れないことを伝え続けるのと共に、どっかで私のことをその元カノと重ねてしまうと言っていた。

 正直、傷ついた。たくさん泣いた。彼女の好きな人にはなれないのだと悟っていた。

 それでも、でも、忘れられない人がいることを伝えた上で関わってくること、言葉を大事にしていて、軽々しくないことがなぜか魅力的だった。好きとは絶対に言わなかったけど、大事にしてくれているのは伝わっていた。

 デートを重ねるたび、半分ノリ、半分本気で私は彼女と付き合いたいと言っていた。彼女は、「付き合ったら終わりが来るんだよ。付き合わなかったら、終わりとかなくずっと仲良くいれるんだよ。」と。気持ちはわかる。恋人になってしまえば、もし恋仲が終わっても友達のように戻るのは難しい。わかってはいた。

 それでも、私は彼女と付き合うことに執着していた。それはきっと、私のものという保証が欲しかったから。

 その執着や、考えは今はまた変わった。そのことは後々また話したいと思う。

 彼女と付き合いたい私は、ある夜本気で想いを伝えた。少しお酒の力も借りたような気もする。

「好きな人がいてもいい、その人が忘れられなくてもいい、私を少しでも好きな気持ちがあるなら、私の彼女になってくれませんか。」

 彼女は、

 「私は、rikanaを好きって言っていいかわからない。元カノのことを忘れれてない、思い出すのも事実。でも、rikanaを大切に思ってるし、多分好き。」

 私は、全てを受け入れる、包み込む覚悟で、好きって言っていいんだよ。と伝えた。

 はじめて、「好き」と伝えてくれて、心の底から嬉しくて幸せだった。

 でも、心のどこかで、私だけを見てくれていないとか、誰かの埋め合わせなんだとか、自分が惨めに思うことも事実だった。

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