見出し画像

寄稿♯8:さすらいフットサラーが歩いた道のり~ブラジル、日本国内を巡る旅~

こんにちは!今回は8回目の寄稿です。

今回は僕がツイッターやnoteで発信を始めた頃から、マメに「いいね」を押してくれ、拡散に協力してくれた方がいました。フォロワーも8000人を超えている方で、助けてもらった感謝と「どんな人なんだろう?」と想像が膨らんでいきました。

フットサルの友人らに聞いてみると「一緒に蹴ったことがある」「上手かった」などの情報は集まりましたが、疑問は解決しませんでした。

同じ疑問を持っている人も、結構多いのではないだろうか。それなら、本人に頼んでみようと思いました。写真の一部はフットサルタイムズ様にご協力いただきました。

筆者紹介

さすらいフットサラーこと、伊藤大和(いとう・やまと)さん

1981年1月1日生まれ​、山形県山形市出身​。フットサルのブラジルW杯を契機にブラジル国内を旅し、帰国後は日本全国のフットサルチームや施設などを回る。現在はフットサル関係者をラインでつなぐ作業を続けている。

それでは本編です。

はじめまして。全国のフットサル施設やチームを回っています「さすらいフットサラー」こと伊藤大和と申します。​​
​​
私が本格的にフットサルと出会ったのは、2002年の日韓サッカーワールドカップで日本中がサッカーフィーバーで賑わいをみせていた頃です。​​
​​
仕事の途中に通った東京御茶ノ水にあった無料でプレーができた(今は有料)小川町フットサルコートで野宿をしながら1日そこに居続け、きままなフットサルライフを送っていました。​​

​​​当時そのコートは3点先取の勝ち残り制度があり、平日は20~30チーム、土日になると50チームにもなり「フットサルサバイバル」のメッカ的な場所として栄えていました。​

ミュージシャンのナオトインティライミさんや現・フウガドールすみだ(当時:もりのくまさん)なども来ており、一緒にフットサルをしたり対戦したりしていました。​​
​​
その後はツアーコンダクター、リゾートバイトなどで全国を回りながら各地で仕事の合間にフットサルをしていました。​​
​​
日中が仕事の為、夜わずかな時間で移動して近場のフットサルネタを見つけてはそこに顔を出していました。​​
​​
沖縄に常駐して仕事をしてしいた際は、自転車で那覇界隈の体育館でのフットサルをはしごして回っていました。全国的にみても那覇市内のフットサルネタは自転車等ではしごして充実していたと感じます。​​
​​
また沖縄の離島石垣島、四国の瀬戸内海などを拠点に仕事をしていた際は夜に最終のフェリー便で本州に戻り、フットサルして翌朝始発の​フェリー便で離島に戻るというようなこともしていました。​​
​​
山奥の温泉街に宿泊している際も夜のバスで街中まで戻り、始発のバスで戻るというような感じでした。​​


​フットサルW杯を機にブラジルをさすらう​


​転機となったのは2008年のブラジルのフットサルワールドカップの時です。​

​直前に大阪でフットサルしていたフットサル日本代表ポエイラで湘南ベルマーレサポーターの山川太郎が、会社を辞めブラジルに行くという破天荒さに影響受けました。自分もブラジルに行く前日までは会社を続け、辞めたその足でそのまま3か月程ブラジルに滞在してフットサルをやりながら放浪しました。​​
​​
ブラジルへ渡った際に初めてフットサルのメディア、サポーターとも知り合い、半数近い方が今も現役でフットサルの世界で活動を続けています。​​
​​
当時フットサルラジオというメディアがあり、そこでお世話になっていた炎のフットサルライターの田畑弦さんと入れ替わるように、フットサルタイムズの北谷仁治さんと知り合いました。​現在では会うのは年数回程ですが、SNS上では毎日のようにお世話になっています。​​
​​
ブラジルでは最初の1か月はブラジルワールドカップの開催期間中でメディアやサポーターの方とともに、にぎやかに過ごしていました。​​
​​
ワールドカップが終わり、皆が日本に帰国後もブラジルに残りました。あてもなくブラジルを回っていた際にブラジル人のジョナス(BFCファイル、大原学園、veex功労者)と再会したり、ホベルトケン村井(ブラジル選手をFリーグチームに斡旋、府中スタッフとして活躍)とも知り合いチームやフットサルできる場所を紹介いただいたりして、ブラジルでフットサルをすることができました。​​
​​
ブラジルではブラジリア、サンパウロ、リオデジャネイロ、リベルダージを中心に回り、当時リベルダージはブラジルへの日本移民100周年ということでイベントも重なって片言の日本語が通じる年輩の日系人の方が多かったことも救いでした。​​
​​

(ブラジリアでフットサル)

ブラジルはフットボール文化が根付いており、公園や道路で誰かが蹴り始めると、そこに人が加わり突如応援・観戦する人が現れる。​​
​​
おじいちゃん、父、息子という感じで3世代でボールを蹴れば​そこにおばあちゃん、母、娘も応援に加わり、一緒に蹴り始めるという感じでした。​​
​​
公園に行けばゴールが置いてあり、ビーチにいけばゴール以外にもビーチバレーのコートもある。ビーチサッカーバレーもできてしまうような恵まれた環境でした。​​
​​
怖い思いといえば、ブラジルのスラム街「ファベーラ」に足を踏みいれた際にストリートサッカーに混じれたものの、その後地元民に囲まれ恐喝監禁未遂に巻き込まれたことでしょうか。​​

(ファベーラの街並み)
​​
当時ゴッドオブザシティーという映画の影響もあり、日本人はファベーラに近づきませんでしたが、自分は映画を見ていなかったため怖さを知らずに足を踏み入れてしまったという無知な経緯があります。​​
​​
当時一緒にワールドカップ期間、寝食を共にしていた仲間に一晩帰宅できずに心配され、翌朝戻ってからひどく怒られた記憶もあります。笑​​
​​
ブラジルでもあてもなく街中のフットサルに飛び込み、後にチームやリーグなどに混ぜてもらいました。当たり前のように選手もチームもレベルが高かったので一緒に蹴れて非常にいい経験になりました。​​


帰国後に国内をさすらう​


​そして帰国後、SNSなどで連絡を取り合っていた方たちを訪ねるような形で本格的に日本全国のフットサルチームや施設などを回り始めました。​​
​​
広く浅くではありますが、日本最北端の北海道稚内(ウータンFC) や、日本最南端の沖縄与那国、久米島ドームでの島民を挙げてのフットサルにもお邪魔しました。​​
​​
離島では人数も場所も限られているため、島中の人が集まりました。職種も漁師や島の役員など様々で、本土では一緒に蹴ることがないような人とも裸足で蹴りあえたのは印象に残っています。​​
​​
本土では土日に大会リーグ戦などの会場にお邪魔し、そこで知り合った人に練習情報を聞いて平日にそのチームの練習や施設にお邪魔しました。​​
​​
県リーグのチームを回った際は県内を1~2週間で巡り、大きな大会や地域リーグのチームを回った際は一気に県や地域をまたぎ、そのまま車に乗せていただいて半ヒッチハイク的な感じで移動をしていました。​​

(高知・四万十川近くで)
​​
収入源としては貯めていた貯金を切り崩し、現地で個人経営のフットサル場で短期の店番やクリニック、個人事業主についていき、そこで仕事をさせていただき臨時収入を得たりしていました。​​
​​
野宿というか基本夜中は起きて、昼間の暖かい時間に洗濯して乾かしながら仮眠するような生活を送っていました。​​
​​
漫画喫茶やコインランドリーなどの数千円、数百円も節約し、ちょっとしたスーパー銭湯的なものが唯一の贅沢でした。​

そこでは早朝から夕方まで過ごし風呂、仮眠、洗濯という感じでした。​今後もフットサルしながら生活ができたらという感じです。​​


全国関係者のライングループを作成



最近ではフットサル関係者の整理の一環として、全国の地域やカテゴリー毎にグループを作成し、自分が知り合った人同士が結び付いたり巻き込んで化学反応的なものが起これば面白いかなと思い、その整備に取り組んでいます。​​
​​
ラインで繋がっているフットサル関係者は1000名ほどで、全国フットサル関係者グループに500名程の方に参加いただいています。​​
​​
上限に達した関係で新たに追加作成した東日本、西日本が現在100~200名という感じす。​​
​​
関東・東京が中心で関東、都県、オープン、学生、女子、ミックス、運営などカテゴリーも含め細かくすみわけができています。​​
​​
全日本フットサル選手権という情報発信専用のグループも作成し、そこでは全国各地の予選からの情報を拾い投稿しています。​

​地域大会、本戦になると自然に情報は入ってくるのですが、それ以前の地方の予選からの情報も知れたら面白そうだな、という思い付きからです。​​
​​
こちらも現在登録者数が500名になりそうなので、その後どうしようかと模索しています。​​
​​
日本国内のフットサル情報に関しては、フットサルタイムズのさすらい日記の中で2008~2018年までの間情報を発信していました。​​
​​
今はさすらい日記の方は終了し、日々ツイッターフェイスブックインスタなどでさすらいフットサラーとしてフットサルの情報を公開し更新しているのでよろしくお願いいたします。

(了)

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

多くの方に届くようにツイッターの告知をリツイートやいいねで、拡散の協力してもらえれば、ありがたいです。

また引用リツイート(←これが本当に嬉しい)して感想をいただけたらリツイートします。noteにもスキ頂ければ、助かります。

無料記事を3本程度、読んだよ!という方は、下にある【サポート】をクリックして100円から支援をお願いします。

次週はイレギュラーですが、木曜日ぐらいに更新する予定にしています。

フットサルの観客を増やし、競技環境を少しでも良くしたい。僕がnoteを書く理由です。サポートは取材費(交通費など)にしますので、支援して頂けると嬉しいです。