【読書感想文】 世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方

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『もうインドへ旅に出る必要はありません
自己啓発セミナーに通い続ける必要はありません。
やることは、この本を読むだけ
と表紙のカバーに書かれていましたが、
正にその通りの本でした。

また、外的要因に自分の感情や決断を左右されない、
『自分軸』をもつことをテーマにしていた自分にとって、
この本は、自分が探していたものを見つけたような感覚でした。

私にとって『やりたいこと』って、
分かっているようで分かっていない、
見つけたいけど、見つからない
本当にこれが、『自分のやりたいこと』なのだろうか
と悩んでしまって、
結局、答えがわからない
というものでした。

まず、この考えは、第一章の
『やりたいこと』探しを妨げる5つの間違い
を読んだときに、間違いだと分かりました。

そもそも、今までの自分は、
『やるべきこと』や『正しいこと』を優先しており、
『やりたいこと』と向き合えていなかったな、と思いました。
そうなのです、
大切なことは、『やるべきこと』をするのではなく、
『やりたいこと』をするということなのです。
それが、将来どう役に立つとか、一生続けられるものかとか、
お金になることとか、人のためになるか、とか
なんて考える必要は全くなかったんだと気付きました。

今までの自分は、
世間の常識や世の中で正しいと思われていること
という外的要因が、自分の行動の基準だったような気がします。
だから、どこかに無理がある・・・
そして、『これで良いのだろうか』と迷う
ということを繰り返していたと思います。

そんな自分がこの本から学び、以下の3つを実践していました。
1.自分が、楽しいな、と思う瞬間を意識していった
2.自分の得意なことは何だろうか、と考えた
(決して、ずば抜けて得意な必要はない、ということも大切です)
3.自分が好きなことは、なぜ好きなのだろう、とその理由を考えるようにした

すると、少しずつ自分のことを理解していくことができ
あぁ、自分はこういうことがやりたいのだな、
というものを発見しました。
今は、それを意識して、始めています。

ちなみに、この本を読んだ後、
仕事へのとらえ方も変わりました。
会社を経営している立場にあることからか、
『正しくあろう』という意識が強かったのですが、
時々、それに疲れてしまう自分もありました・・・

この本を読んだ後、
自分はなぜ経営者になる道を選んだのか、
ということも考えていました。
そんなときに、
『自分のやりたいこと』と『経営をすること』が
同じだということを、ある酒席で教えていただき、
少し、自分の気持ちが楽になりました。

私は、25歳の時に自分探しに
インドへ旅に出ました。
そこでも自分を見つけることができましたが、
この本から学んだことは
インドへの旅では見つけられなかったものです。

今、できつつある『自分軸』をしっかりしたものにして
自分の人生を豊かにしていきたい、
そう思える一冊でした。

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