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リーダーとして頑張ろうと思えた話

▼著書
結果を出すリーダーはみな非情である
30代から鍛える意思決定力

▼本を読む前
マネジメントに関する本は何でも読むぞ。
上司が勧めてくれる本だし、いいこと書いてありそう。

▼本を見つけた時
非情…温かみのあるマネジメントの方が好きだけど受け入れられるかな…
もしくは非情にならざるを得ない理由とかあるのかな…

▼内容と感想
この本、冨山和彦さんという方が書いており、結構ズバッとものを言う人らしく、それは何となく本のタイトルからもわかった。
ただ、タイトル通り非情になれとか、情緒を捨てろとか、そういうことが書いてあるわけではない。ちょっと安心。
むしろ情緒も大事だし、それがないと伝えたいことも伝わらんよという話までしてる。

じゃあなぜタイトルで非情と言っているのか、それはおそらく一番伝えたいことが、ミドル層は合理性、論理性を持ってどんどん意思決定せよ、ということだからだろう。
ミドル層は会社を経営していく上で一番重要なポジションだそう。
その理由は、ミドル層は現場を知り、上の意見も聞け、一番情報が集約される場所にいるからだ。
だからこそ、両者の意見や情報を持って、会社の方向性を提言しなけらばならない

そういえば、別の先輩から勧められた『センスのいらない経営』という本に、「意思決定」と「判断」の違いは確実性があるかないかだと書いてあった。

「判断」と「意思決定」は異なる。

判断材料が揃っており、後はそれに基づいて機械的にどういったアクションをとるかを選択すればいいという状況は、「判断」にあたる。
この「判断」では、正しいかどうかを考えるのは不毛であり、時間をかけるべきではない。
時間がかかるのなら、それは判断基準が明確でないからだ。

一方で、判断材料が存在しないか、判断材料が揃うまで待てない状況で決断を下すことは「意思決定」にあたる。
この「意思決定」による決断は、本質的にリスクを伴う。
一方で、不確実性が高い時代に成功するためには、リスクを負ってでも「最初にやってみた人」になることが必要である。
その際、経営者の役割は、「自分たちはどれだけのリスクをとれるのか」を見極めた上で「意思決定」をすることだ。

僕的には上記の内容と、今回読んだ本の内容が結構つながったりもした。
たしかに昇進してから向き合うことは抽象的な物事ばかりで正解がない。
まさに判断ではなく意思決定をしなければならない。
だからこそ、情報のない中でも道筋が組めるように合理性や論理性を培えと言われてるような気もした

正直、昇進してからわけのわからないことばかりでイヤイヤしている時期もあったが、そういうもんなんだなと割り切ることができたし、より一層会社のために頑張ろうと、会社への帰属意識を高めることができた。

▼本を読んだ後
僕はこの本を読んで、リーダーとしての責任感がとても強くなった。
自分も会社の今後の命運を握っているんだなと思うようになった。
自分がミドル層として果たすべき役割が何なのか、それを認識することができたし、モチベーションの方向性が定まった気がする。
これから先は個人として、チームとしてだけでなく、会社視点で物事を考えられるようにしていこう。



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