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先生手帳【特別支援版】が 生まれたきっかけ①

リリースして以来、多くの先生の反響に驚いております。
大変長らくお待たせして申し訳ない気持ちと共に、
本当に、特別支援版を出すことができて嬉しさと感謝で一杯です。


「どうして特別支援に関わる先生向けの手帳を作ったのか?」


昨年、教員の方々の激務を少しでも変えようと奮闘されているエイ先生のブログを拝見し、

「私にも何かできることはないだろうか?」

これまで多くの先生にお世話になり、自分ができることで恩返ししたいと思ったのが最初の先生手帳の開発のきっかけでした。
それについては、下記ブログに詳しく書いてあります。

その後、多くの先生からご意見・励ましをいただくことが増えました。
その中で、昨年の8月にR先生という方から「ぜひ特別支援版も作って欲しい!!!」と熱烈なメッセージをいただきました。
そこには特別支援教育における、業務の幅広さとともに、それらの記録が記述で行われている現状と、デジタル化による改善への希望がつづられていました。

「これはなんときゃせな!」という思いとともに、
正直、戸惑いや葛藤もありました。
「教員でもない自分が作っていいのか?」
「特別支援については、わからないことだらけ。そんな状況でちゃんと喜んでいただけるようなものが作れるのか?」

そこで一旦自分の原点に立ち返り
「なぜ先生手帳を作ろうと思ったのか?」
「先生にどうなって欲しいのか?」
と自問自答した結果、

「今自分ができることで、少しでもお役に立てるものが作れれば、それでいいじゃないか。足りない部分は教えてもらおう。初めてで、いきなり完璧なものは作れないけれど、年々少しずつでも先生方のお声を聞いて、取り入れながら手帳自身も成長していけばいいかな」

私にできることは、本当に小さい。
でも、何か必ずできることはあるのでは。

そう自分に言い聞かせ、製作が始まりました。


・・・気持ちはあっても、
実際は難問・難題の連続。


やはり製作に関わる以上、どんな場面で、どのように使われるのか?どんな方が使うのか?何を記入するのか?どのような連係やリンクが使いやすいのか?フォーマットは?レイアウトは?。?????

文部科学省の資料から、各都道府県の出している教育関連資料など、さまざまなものを調べてみましたが、
特別支援教育の経験がない私には、なかなかイメージできず、レイアウトが決まらず、悶えるばかりでした。

そんな私を支えてくれたのがR先生でした。

現場でかなりのキャリアを持ち、生徒への想いが強く、環境・関係の改善に非常に熱心な先生でした。

日々の激務の中、時間を割いて、休日を返上して、アドバイスをいただき、わからない部分は丁寧に返答下さいました。
私にとっては、「先生」という存在と二人三脚しているような、緊張しながらも本当に嬉しい経験でした。
日々、子どもという「一人の人間」と向き合って、成長を導く「先生」という存在の凄さに改めて感動しました。


昨今の様々な状況の中、作業や打ち合わせがなかなか進められず、思いもかけぬ開発の遅れがあった際にも
R先生の指導や、「特別支援版、待っています」という多くの先生の声に励まされ、ようやくリリースすることができました。

・・・

たくさんの生徒を持つ通常学級の先生の大変さは計り知れません。
それとはまた別に
特別支援において、少人数の児童に集中するその関わりの深さはどれくらいのものでしょう。

通常学級も、特別支援も、先生は先生。
その素晴らしさは変わりません。

改めて、この特別支援版が、これまでの小学校版や中高版と同じように、
一人でも多くの先生の業務軽減につながり、
ちょっとでも時間が取れて、気持ちや心にゆとりが生まれ、
それが子どもたちに「笑顔」という形でフィードバックされれば、
私にとってこれ以上の喜びはありません。

この働きに携われたことに、R先生、エイ先生、支えてくれた多くの先生に心から感謝申し上げます。

本当に、
本当に、
ありがとうございました。


つづく・・・先生手帳【特別支援版】が 生まれたきっかけ②



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