台北旅行あれこれ その7 Software is eating the world
パスポートさえあれば
今回の台北へ旅行で、一番驚いたのは、出国手続きだった。海外旅行は初めてだったので、手続きに時間がかかるんだろうなと想像していましたが、ガラガラ。鏡台のような板状の端末が10台ほど設置してありました。係員は隅のカウンターに一人だけ。
並ぶ間も無く読み取り機の前に立ち、パスポートをセットして顔認証。10秒もかかりません。ちょっとだけ未来キターと思いました。
未だマイナンバーは普及していませんが、パスポートではできてるのかと調べたら、出国審査はスタートして半年ほどでした(入国審査は2017年10月から羽田で先行導入)。まだまだこれからですね。
eチケットだったので、ICチップの入ったパスポートを読み取って、空港で発券という手順でしたから、搭乗までパスポートだけあればよいことになります(JALだったから?)。
今回、4泊5日の予定でそれなりの荷物を持っての出発しました。これだけ身軽に出掛けられるなら、パスポートとスマホだけ持って、服は現地調達というのもありですね。台湾なら、ユニクロ、GU、無印があるので困ることはありません。
Googleマップのパワー
いま自分がどこにいるのか、目的地がどこにあるのか、地図上が正確に確認できる。これはものすごい安心感を与える。
Googleマップ上では、バス停が中国語表記だったり英語表記になっていたり統一されていないため混乱しましたが、リアルタイムで移動中の現在地が把握できるので、次のバス停で降りればよいとわかる。
東京でも行動するときは、Googleマップで検索して移動している。誰にも尋ねなくても目的地に到着できるということは、東京にいるときと保持している情報の質が変わらないということだ。
いまどこにいるか分かるということは、安心して道に迷えるということ。
初めての土地で、東京にいるときと同じように行動できる。むしろ日本の田舎のほうがランドマークが少なくて迷うかもしれない。
Software とうまく付き合うために
便利なることはよいこと。でも、すべての人の要求を満たそうとすると、いつまで経っても仕様が決まらず動き出せない。仕様が決まっても工数や金銭的コストが掛かって完成しない。
台北で見たものには、これでいいの?っていうものいくつかあった。
おつりの出ないバス料金を支払ったかきちんと確認しない運転手。高速道路入口で確認しないETC。荷物置き場のない券売機。時刻ではなく待ち時間で表示される運行時間。
あらためて厳密に管理すべきかと問われれば、まあいいんじゃね、と妥協できないこともない。
力入れるところと抜くところの加減も大事。
ルールは利用者のためのもの。ルールのために時間やコストをかけたくないなぁ。