『激モテとわ子の半生』(2021)は『嫌われ松子の一生』(2006)へのオマージュ?

『激モテとわ子の半生』とは、TV『大豆田とわ子と三人の元夫』(2021)。
https://www.ktv.jp/mameo/intro/index.html
『嫌われ松子の一生』(2006)とは、山田宗樹の同名小説(未読)が原作の映画。
https://www.allcinema.net/cinema/323681

私的評価は『嫌われ松子』=◯秀作、『大豆田とわ子』=△佳作~◯秀作。

『嫌われ松子』における市川実日子(←主人公・松子の妹で病弱)の「ポジシ
ョン」は、坂元裕二脚本の『大豆田とわ子』(2021)における市川実日子(←主
人公・とわ子の親友で途中で◯◯)のポジションと同じ、物語の重要な役割。

谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ)も両作に似たポジションで出演。

そして『大豆田とわ子』の「人生に失敗はあっても、失敗した人生なんてな
い」という主題?は、実に『嫌われ松子』にも深く通じているものだ。

両作の主演である「中谷美紀(1976-)」と「松たか子(1977-)」の演技は、
どちらも実質的には初めて観たのですが、見事でした。主演女優賞もの。

===『嫌われ松子の一生』(2006)を観て思い浮かんだ映画===
・「陰鬱でハジケたミュージカル映画」として『ダンサー・イン・ザ・ダー
 ク』(2000)と未DVD化の『ペニーズ・フロム・ヘブン』(1981)。
・俯瞰的な「無名の不器用な人間の一生」で『拝啓天皇陛下様』(1963)。
・題名が似てるのと「ヤクザ」つながりで『鬼龍院花子の生涯』(1982)。
・漫画『四丁目の夕日』(1986)。『嫌われ松子』は女版『四丁目の夕日』。


●『嫌われ松子の一生』の一般人レビューサイト。
https://filmarks.com/movies/13770
●大豆田とわ子と三人の元夫を観る _ Prime Video
https://www.amazon.co.jp/dp/B092CMM2VN

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